独りじゃない/You're Not Alone
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+2/+2の修整を受ける。あなたが3体以上のクリーチャーをコントロールしているなら、代わりに、ターン終了時まで、それは+4/+4の修整を受ける。
白の巨大化/Giant Growth亜種。一家のために/For the Familyの効果上昇に必要なクリーチャー数が少なくなった色違い上位互換。
クリーチャーの並べ合いになるリミテッドでは、3体という条件は横並べを意識するデッキでなくても達成しやすく、マナ・コストの軽さもあって気軽に採用できる優秀なコンバット・トリック。この手のカードの常として、白マナが出る状態で攻撃を仕掛けるたび相手がこのカードを警戒する必要に迫られるため、カードプールにこのカードが存在すること自体がブラフの種として価値を生んでくれる。
相手クリーチャーを処理するだけなら光の一閃/Slash of Lightで事足りるので、このカードを採用するなら絆魂やトランプルを持つクリーチャーを強化しダメージレースを有利に運ぶのが理想的。ルーファウス神羅/Rufus Shinraやリノア・ハーティリー/Rinoa Heartillyの攻撃を支援するのも有効。
構築戦においても1マナで+4/+4の強化効率は優れており、1枚で複数のクリーチャー・トークンを生成できるカードを用いたビートダウンデッキで使用されることがある。
ストーリー
[編集]「独りじゃない/You're Not Alone」は『FFIX』のBGM。作中で使われるのは一度だけであり、カードはそのシーンをモチーフとしている。
物語の終盤、自身の生い立ちを知らされたジタン/Zidaneはアイデンティティを失って自暴自棄になり、仲間たちを突き放して自分だけで戦いに赴くが、そこに仲間たちが次々と駆けつけてジタンを助ける。途中で複数回の戦闘が起こるが、一連のシーンが始まってから終わるまでこのBGMが流れ続けており、一度だけの使用ながら印象に残るBGM。
セット全体から見てもこのカードはフレイバー面の完成度が高い。以下、その理由を解説。
- ルール・テキストが単純ながら当該シーンの内容に結びついており、カードの名前として見てもマッチしている。
- 『FFIX』は最大4人の編成で戦うシステムだが、このシーンではどの戦闘も3人以下で戦う。3体という数なのはそれを意識したのかもしれない。
- イラストが一枚絵で作中の名場面を見事に表現している。この場面は3連戦の最後で、初めジタン一人でモンスター(シェルタドラゴン。イラスト左後方で大口を開けている怪物)と戦う事になるが、瀕死状態になるとガーネット/Garnetが彼に回復魔法/Restoration Magicをかけると共に加勢する(よろけるジタンにガーネットが光る杖をかざしている構図に注目)。イラスト中の二人の背後には直前の戦いでジタンと共闘したスタイナー/Steinerとクイナ/Quinaがおり、右後方にはその二人が対峙していたモンスター、アバドン(カマキリ型の怪物)が描かれている。クイナがアバドンの鋏をフォークに刺して食べようとしているのが面白い(ゲーム中のクイナは敵を食べて魔法を覚える)。
- フレイバー・テキストが一連の戦闘が終わった後のガーネットの台詞になっている。なお「ダガー」は王女の身分を隠すためにジタンの短剣(ダガー)に因んで名乗った彼女の偽名(デフォルト時、別の偽名に変更可能)。
「ジタンがわたしたちを守ってくれたように……守ってあげたいの……ジタンを……」
― ダガー
- 更に、ガーネットのこの台詞の後にはクイナの台詞を挟んでプルート隊隊長、スタイナー/Adelbert Steinerのフレイバー・テキストが続く。
「貴様を黙って見送ろうものなら、騎士の名が泣く……それこそ末代までの恥!」
(出典:プルート隊隊長、スタイナー/Adelbert Steiner)