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上位互換

提供: MTG Wiki

上位互換 (Strictly Better)とは、カードの性能の比較で用いられることがある表現。

概要

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Giant Octopus / 大ダコ (3)(青)
クリーチャー — タコ(Octopus)
3/3
Weldfast Wingsmith / 速接会の翼鍛冶 (3)(青)
クリーチャー — 人間(Human) 工匠(Artificer)
アーティファクトが1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、ターン終了時まで、速接会の翼鍛冶は飛行を得る。
3/3
Phantom Monster / 幻影獣 (3)(青)
クリーチャー — イリュージョン(Illusion)
飛行
3/3

カードを比較する際、同じ能力でありながらマナ・コストが軽いとか、同じマナ・コストでありながらパワー、タフネスが高い・優れた能力を持つなど、一方がもう一方に明らかに勝るような場合をいう。例えば、速接会の翼鍛冶/Weldfast Wingsmithは大ダコ/Giant Octopusの上位互換であり、幻影獣/Phantom Monsterは速接会の翼鍛冶と大ダコそれぞれの上位互換である。

ただし、100%厳密な意味での上位互換は1枚たりとも存在しない。上位互換の正確な定義は「あらゆる局面で一方が優れている」ことであるが、そのようなことは絶対にありえないからである。霊感/Inspirationと祖先の回想/Ancestral Recallにすら、それは当てはまる(#100%の上位互換が存在しない理由も参照)。

  • メンタルマジックでは下位互換カードや同型再版カードをどれだけ覚えているかが鍵となる。
  • 上位種とはちょっと意味が違う。上位種はサイズや効果が大きくなり、同時にマナ・コストも重くなったカードのこと。
  • ソフトウェア・ハードウェアの用語の「上位互換(Upper Compatibility)」とは意味が異なる(→Wikipedia:ja:上位互換参照)。

開発部において

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開発部におけるStrictly Betterの意味については開発部語辞典2022の「完全上位互換/Strictly Better」の項で説明されており、「他のカードと同じでマナ・コストが少ないカード、あるいはマナ・コストが同じですべてのルール文を持ち、さらに(有利な)ルール文が追加されているカードのこと。」とされている。

また「実際上ほとんどの状況で強い」ことを要件としており、灰色オーガ/Gray Ogreとゴブリンの戦車/Goblin Chariotの比較の際にTivadar's Crusadeの存在は考慮しない、という例が挙げられている。

M:tG Wikiでの方針

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厳密な意味での上位互換は存在しないが、普通は単独での使い勝手のみで考えることが多いし、その方が実用的である。またそのようにしないと、上位互換、下位互換という形で比較すること自体が難しくなる。

よって、このWiki内で上位互換、下位互換を考える場合は単独での使い勝手のみで比較し、

など個別の事柄については別に言及する。「(比較対象それぞれの)カードに書かれていることのみで比較する」と考えると分かりやすい。

基本的な比較
単純に比較し、優れているか劣っているかを判断する。以下はその一例。
インスタントとソーサリー
同等以上のインスタントはソーサリーの上位互換として扱う。以下はその一例。
内蔵するパーマネント
パーマネントの、自身を生け贄に捧げることのみを起動コストとする起動型能力やETB能力がソーサリーと同等以上の効果をもつ場合、それらのパーマネントはソーサリーの上位互換として扱う。それらのパーマネントが瞬速を持つ場合、同様にしてインスタントの上位互換になり得る。以下はその一例。
追放と破壊
他の性能が同等以上なら、追放は破壊の上位互換として扱う。破壊不能や再生を無視できる、PIGを誘発させない、墓地からの再利用をさせない、という点で勝るのが理由。

100%の上位互換が存在しない理由

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100%の上位互換が存在しない理由は、比較の妨げになる要素が数多く存在するからである。それには以下のようなものがある。

カード・タイプが違う場合
上述のインスタントとソーサリーの関係は、払拭/Dispelや無政府主義者/Anarchistなどインスタントやソーサリーのみを参照するカードの存在により逆転することがありうる。パーマネントとの比較についても同様である。
サブタイプや色が異なる場合
例えばモンスのゴブリン略奪隊/Mons's Goblin Raiders(ゴブリン)と凍らし/Frostling(スピリット)、解呪/Disenchant(白)と粉砕/Shatter(赤)と青サビ/Verdigris(緑)など。
相手のカードを利用するカードを考慮した場合
例えば威圧/Dominateされる場合、幻影獣より大ダコの方が被害が少ない。精神隷属器/Mindslaverでコントロールされる場合、稲妻より焦熱の槍の方が被害が少ない。
状況に応じてメリットになったりデメリットになったりする場合
例えば飛行。寄せ餌/Lureなどの存在を考えると、持たない方が良い局面も存在する。現に寄せ餌とのコンボにおいて、コカトリス/Cockatriceと茂みのバジリスク/Thicket Basiliskでは後者の方がよく使われていた。被覆などは、完全なメリットとして扱っていいのかという議論も交わされていた。
カード名が違う場合
翻弄する魔道士/Meddling Mageや嘘つきの振り子/Liar's Pendulumなど、カード名を参照するカードが存在するのがその理由である。

実際の用途

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上記のような定義的な意味ではなく、より一般的な意味で使われる場合がある。

その場合は概ね厳密ではなく、メタゲームやデッキ構造などを加味した上で、総合的に勝っていると考えられるものを上位互換と呼ぶことが多い。

参考

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