スラーン/Thrun
提供:MTG Wiki
スラーン/Thrunはミラディン包囲戦初出のキャラクター。カードとしての初出はミラディン包囲戦の最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll。
目次 |
[編集] 解説
ミラディン/Mirrodinの絡み森/The Tangleに住まう、この次元/Plane唯一にして最後のトロール/Troll。男性。(イラスト)
その理由は大消失/the Vanishingによって他次元に送還されなかった唯一のトロールであるため。その隠者のような暮らしのため、絡み森のほとんどの住人は、トロールは既に絶滅したと考えている。
- 苦行主義/Asceticismのフレイバー・テキストでは「スラン」と訳されていた。スラン/Thranとの混同を避けるために現在の訳語に変更された[1]。
[編集] 経歴
[編集] ミラディンの傷跡ブロック
森に捨てられていたシルヴォク/Sylvokの少女メリーラ/Meliraを養女とし、ミラディンの遠い過去の知識、戦闘技術や癒しの力を教え込んだ。
彼は伝承の樹/Tree of Talesであるかのように、銅で覆われた自らの外皮に、多くの情報や伝承を入れ墨として彫り込んでいる。その中には、裏切り者として同族に追放された英雄、グリッサ/Glissaの無実も含まれる。だが彼は、自身を臆病者だと感じつつ、真実を全く広めようとしなかった。それは、ファイレクシア/Phyrexiaの潜在的脅威を発見したときも同様で、その知恵と経験から、この世界へもたらされるものをいち早く予見しながら、それでも何もしなかった。
しかしいずれは、暗い棲家で他者と接触を絶ち続けるか、絡み森から出て自らファイレクシア人達を破壊してゆくかを選択しなければならない。エルズペス/Elspethがテーロス/Therosへ次元渡りした時点では生存不明であり、行方も知られていなかった。
[編集] ファイレクシア:完全なる統一
伝承の樹ことテル=ジラード/Tel-Jiladとそれを取り巻く集落は新ファイレクシア/New Phyrexiaの襲撃で消滅したが、彼はその知識を確保したまま生き延びていた。今や彼はミラディン人レジスタンスの歴史家にして語り部となり、ミラディンの記憶を次の世代へと伝えていくことを決めた。
記念ファサード/The Monumental Facadeに穴を開け、ミレックス/Mirrexへ降りるための縄梯子を設置したのも彼である。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
[編集] フレイバー・テキストに登場
- ミラディンの傷跡
- 苦行主義/Asceticism
- モダンマスターズ2015
- 全ての太陽の夜明け/All Suns' Dawn
- ファイレクシア:完全なる統一
- 予言のプリズム/Prophetic Prism
[編集] イラストに登場
- ミラディンの傷跡
- 苦行主義/Asceticism
- ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ
- 語り部の杖/Staff of the Storyteller
[編集] 登場作品・登場記事
- WAR!/戦争だ!(Savor to Flavor 2011年1月17日 Doug Beyer著)
- A Planeswalker's Guide to New Phyrexia: The Vicious Swarm/プレインズウォーカーのための新たなるファイレクシア案内 その4(元記事消失によりInternet Archive)(Savor the Flavor 2011年4月27日 Magic Creative Team著)
- Assault on New Phyrexia | Episode 2: Unstable Foundations/新ファイレクシア急襲 メインストーリー第2話:ぐらつく礎(Magic Story 2023年1月13日 Seanan McGuire著)
- The Legends of Phyrexia: All Will Be One/『ファイレクシア:完全なる統一』の伝説たち(Feature 2023年2月2日 Grace Fong著)