サイミーディ/Cymede
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サイミーディ/Cymedeはテーロス・ブロック初出のキャラクター。カードとしてはテーロスのアナックスとサイミーディ/Anax and Cymedeが初出。
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[編集] 解説
テーロス/Therosの都市国家アクロス/Akrosの王妃。人間/Humanの女性(イラスト、左側)。
サイミーディは熟達の戦士でもあるが、それ以上に強力な予見者である。彼女はケラノス/Keranosの稲妻に撃たれたことで未来を垣間見る能力を手に入れ、さらにはニンフ/Nymphなどの神が創造したクリーチャーの力をも知覚できるようになってきている。彼らの力を抽象的にではあるが垣間見てきたサイミーディは、神々は忠実な者に恩恵をもたらすのだと感じるようになった。彼女の夫、アナックス/Anaxのアクロス王としての効力には、サイミーディ自身の存在も含まれているのだと見なす者もいる。
サイミーディは、自身に力をもたらしたケラノスを第一に崇拝している。このことにより、ケラノスの教団はコロフォン/The Kolophonにて信仰の足がかりを得ている。彼女はアクロスから遠く離れた、常に嵐が吹き荒れる山頂に特別な神殿を築いており、嵐の季節にそこを訪れて銀の壇の上で瞑想を行う。
[編集] 経歴
[編集] Godsend, Part II
アクロスがミノタウルス/Minotaurの軍勢に包囲され、絶体絶命の窮地に陥った。エルズペス・ティレル/Elspeth Tirelの発案により――実は黒幕ゼナゴス/Xenagosの案なのだが――サイミーディとダクソス/Daxosは魔法で川を氾濫させ、ミノタウルスを押し流すこととなった。だが水位の上昇速度はあまりに遅く、覚悟を決めたサイミーディはケラノスに願い出た――自分の身と引き換えにアクロスを救ってほしいと。
ケラノスは彼女の願いに応えた。アクロスの空に雷雲が巻き起こり、川の水は強力なエレメンタルと化してミノタウルスたちを押し流した。かくしてアクロスは救われた。そして今度はケラノスが約束の物を手に入れる番となった。ダクソスの目の前で、サイミーディの身体は燃え上がり、一陣の風だけを残して消え去った。
[編集] 機械兵団の進軍
新ファイレクシア/New Phyrexiaがテーロスを侵略すると、彼女も雪花石の徒党/Alabaster Hostの一員として完成化された。上記の通り彼女は既に死んでいるので、死の国/The Underworldにいたところを完成化されたと考えられる。あるいはテーロス還魂記の騒動で彼女も地上へ脱出していたとも考えられるが詳細は不明。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
[編集] フレイバー・テキストに登場
- テーロス
- 乗騎ペガサス/Cavalry Pegasus、不屈の猛攻/Dauntless Onslaught
- ニクスへの旅
- 知識と力/Knowledge and Power
- 機械兵団の進軍
- ファイレクシアのペガサス/Phyrexian Pegasus
[編集] イラストに登場
[編集] 登場作品・登場記事
- Planeswalker's Guide to Theros, Part 2/プレインズウォーカーのための「テーロス」案内 その2(Feature Article 2013年8月28日 The Magic Creative Team著)
- Prince Anax, Part 2/王子アナックス その2(Uncharted Realms 2013年9月25日 Tom LaPille著、名前のみ)
- Planeswalker's Guide to Journey into Nyx/プレインズウォーカーのための『ニクスへの旅』案内(Feature Article 2014年4月2日 The Magic Creative Team著)
- Journey into Nyx: Godsend, Part II(小説)
- The Theros Beyond Death Story on Cards/『テーロス還魂記』ストーリーカード(Feature 2019年12月16日 Wizards of the Coast著、名前のみ)
[編集] その他
- モチーフは古代ギリシャの都市国家スパルタの王妃、ゴルゴー[1]。気が強く賢女であったとされる。
- 日本語版のフレイバー・テキストでは「queen of Akros」を「アクロスの女王」と訳しているが、厳密には「アクロスの王妃」である。英語ではどちらもqueenで、特に区別する必要がある場合は女王をqueen regnant、王妃をqueen consortと言う。
[編集] 脚注
- ↑ Through the Stygian Waters/ステュクスの水を渡って(Card Preview 2020年1月3日 Ethan Fleischer著)