ニンフ/Nymph
提供:MTG Wiki
ニンフ/Nymphは、精霊の一種。主にテーロス/Therosに棲息する。
以下では、特記がない限りテーロスのニンフについて扱う。
目次 |
[編集] 解説
ニンフは神々によって創造された、特有の場所に住まう生物である。ニクス/Nyxの魔法が染み込んでおり、神々やニクス生まれ/Nyxborn同様、その体には星空が映し出される。ほとんどは善意的で、癒しや生気を与える魔法に関連しているが、死の国/The Underworldの入り口近くや大いなる悲哀の残る地には闇のニンフも住まう。
ニンフは臆病で謎めいた生物で、その生のほとんどを一つの場所の周辺で過ごす傾向にある。彼らは肉体を持つ存在だが、木々、湖、洞窟といった自然界の一面に「宿る」。彼らは集団で暮らすことが多く、また食事も住居も必要としない――ニクスの魔法によって生かされているのだ。彼らが人間と交流することは滅多にない。ニンフは老いることも病にかかることもないが、殺されてしまうことはある。
ニンフは神々の魔法の副産物として意図せず生まれることもあれば、意図を持って創り出され、神の同行者、使者、護衛、斥候を務めることもある。神が特別に創造したユーフォラン/Euphoranと呼ばれるニンフは、思考力と自由意志を持つ。
[編集] 分類
ニンフは属する色によって五つに分類され、それぞれアルセイド/Alseid、ナイアード/Naiad、ランパード/Lampad、オリアード/Oread、ドライアド/Dryadと呼ばれる。
[編集] アルセイド/Alseid
白に属するニンフ(イラスト)。草原に住まう。アルセイドは動物の群れを守り、他のどのニンフよりも人間の文明に寄り添っている。
[編集] ナイアード/Naiad
青に属するニンフ(イラスト)。水のある場所ならどこでも見ることができ、ニストスの森/The Nistos Forestの小川や洞穴ではありふれた存在である。ナイアードは隔てられた浜辺や海岸に住まうこともある、本当はもっと隠れた場所を好んではいるが。
[編集] ランパード/Lampad
黒に属するニンフ(イラスト)。数は少なく、エイスリオス/Athreosが死者を死の国に導くのを手助けしていると言われている。ランパードは紫の炎を燃やす松明を掲げていることがある。
[編集] オリアード/Oread
赤に属するニンフ(イラスト)。最も攻撃的で危険なニンフで、人里離れた山の裂け目の中や、火山の近くに住まう。パーフォロス/Purphorosはオリアードと共にいることを好む。このニンフはサテュロス/Satyrの過激な祝祭バッケイア/Bakkeiaにも顔を出す――極めて乱暴な者に限られるが。
[編集] ドライアド/Dryad
緑に属するニンフ(イラスト)。ナイレア/Nyleaによって数多く創り出されている。このナイレアの従者はニストスの森やスコラ谷/Skola Valleyの全域で見ることができる。
[編集] 重要人物
- ケスティア/Kestia - 自然界ではなく、人間の耕作地を領分とするニンフ。女性。畑や灌漑を監督する。
[編集] 関連ページ
- Planeswalker's Guide to Theros, Part 3/プレインズウォーカーのための「テーロス」案内 その3(Feature Article 2013年9月4日 The Magic Creative Team著)
- Nymphs of Theros/テーロスのニンフたち(Uncharted Realms 2013年10月2日 Jennifer Robles著)
[編集] その他
- ニンフ(ニュンペー)はギリシャ神話に登場する精霊(下級の女神とされることも)。森精アルセイス(英:Alseid)、水精ナーイアス(英:Naiad)、冥精ランパス(英:Lampad)、山精オレイアス(英:Oread)、木精ドリュアス(英:Dryad)など様々な種類に分かれる。
- テーロス・ブロックのニンフは原典に従ってすべて女性の姿をしていたが、テーロス還魂記では男性のニンフも登場した。