クローティス/Klothys

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クローティス/Klothysテーロス還魂記のキャラクター。カードとしてはテーロス還魂記の運命の神、クローティス/Klothys, God of Destinyが初出。

目次

[編集] 解説

テーロス/Therosの一柱で、マナに関連する小神。女性。顔の両側面に二つの仮面を付けており、頭部と肩から角が生えている。白い髪は糸となって長く伸び、目を覆い、角に絡みつき、手にした紡錘に巻きついている(イラスト)。

運命を司る神であり、運命を操作しようとする者を決して認めない――その反応は迅速かつ決定的だ。もし誰かが死の国/The Underworldからの脱出を試みたなら、クローティスは持てる力のすべてを出し尽くしてそれを止めるだろう。

また彼女は、死の国に封印されているタイタンたちを見張る看守でもある。死を越えてこの領域を支配しているのはエレボス/Erebosだが、永遠の封印の役を担い、タイタンを確実に閉じ込められたままにしているのはクローティスである。

死の国に縛られているクローティスの代わりに送り出され、物事が正しく進むことを確かにしているのが、「運命の工作員/Agents of Fate」と呼ばれる彼女の創造物だ。工作員たちはクローティスの糸を振るい、標的を追跡する。

[編集] 経歴

[編集] テーロス還魂記

何世紀も昔、テーロスで神々が力をつける前、タイタンたち――肉体を持った恐ろしい原初の衝動――が定命の者の領域を徘徊し、通り道に死と破壊を振り撒いていた。身を守るにはあまりに無力な定命の者は、この危機に祈りを捧げるようになった。この祈り、この信心の集中から、神自身が生まれた。定命の者の信仰によって信じられないほどの力を吹き込まれた神々は、死の国にタイタンを封印した。クローティスが看守としての役割を買って出て、死の国に永遠に閉じこもった。

それから時が経ち、クローティスは激怒した。ゼナゴス/Xenagosという名のサテュロス/Satyrが万神殿/Pantheonの彼女の座を奪おうとしたときも、彼女は当然怒った。だが神々の戦争により生じた死の国の裂け目から多数の死者が逃げ出したときに、彼女は怒り狂ったのだった。彼女は無数の運命の工作員を放ち、これらの魂が新たな生を得ることを阻止したが、特にプレインズウォーカー/Planeswalkerであるエルズペス・ティレル/Elspeth Tirelの魂を捕らえるためには、何か特別なものが必要だった。そこでクローティスは自身の最高傑作――ケイリクス/Calixという名の運命の工作員を織り上げた。だが彼女の意図に反し、ケイリクスは最終的にプレインズウォーカーとなってしまった。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] カード名に登場

テーロス還魂記
クローティスの企図/Klothys's Design

[編集] フレイバー・テキストに登場

テーロス還魂記
食らいつくし/Eat to Extinction運命的結末/Fateful End猛然たる顕現/Furious Rise

[編集] イラストに登場

テーロス還魂記
運命的結末/Fateful End、猛然たる顕現/Furious Rise、タイタンたちの軛/The Binding of the Titans運命の手、ケイリクス/Calix, Destiny's Handボーダーレス版)

[編集] 登場作品・登場記事

テーロス還魂記
兄弟戦争

[編集] その他

  • モチーフはギリシャ神話における運命を司る女神の三姉妹、モイライと思われる。特に名前の由来はモイライの一柱、クロートーだろう。また、二つの仮面を付けた三面のような姿や、冥府に属する神である点は、同神話の女神ヘカテーを思わせる。

[編集] 参考

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