戦利品奪取/Seize the Spoils
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Seize the Spoils / 戦利品奪取 (2)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとして、カード1枚を捨てる。
カード2枚を引き宝物(Treasure)トークン1つを生成する。(それは、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
海賊の略奪/Pirate's Pillageの下位種であり、基本的な性質はそちらと同じ。生成する宝物トークンの数が少ないのでマナ域のジャンプアップ幅は狭いがその分小回りが利く特徴がある。3色~5色の多色デッキでは序盤の色事故は珍しくないので宝物トークンのマナ能力で一時的に足りない色マナを補うという疑似的なマナフィルターのような使い方もできる。
ルーター系呪文全体に言えることだが、手札交換で序盤~中盤までは土地カードを引き当てて宝物と合わせてマナ加速、逆に土地が十分にある終盤では不要な土地カードをコストにして手札を強化するなど工夫次第で地味に化ける。
カルドハイム登場時のスタンダードではジェスカイ変容の主力呪文の一つとして活躍。雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunderで唱えた場合の利益が最も大きい呪文で、宝物も黄金架のドラゴン/Goldspan Dragonを1ターン早く出すなどのシナジーがある。一方で打ち消された場合の損失が大きいため、採用枚数はプレイヤーの好みによってまちまち。対アグロでは隙を生む形になり、打ち消された場合のリスクもあるので、サイドアウト候補にもなりやすい。
- ストリクスヘイヴン:魔法学院では、ルーター+宝物生成が行え、命令特有の柔軟性も持つプリズマリの命令/Prismari Commandが登場。単純なカードパワーの比較では分が悪いものの、最初からルーターと宝物目当てで使う分にはこちらのほうが使いやすい。特にジェスカイ変容では併用され使い分けられる。3:3のバランスで投入されることもあり、どちらが上というわけでもない。
参考
- 『カルドハイム』のトークン(Daily MTG 2021年1月20日)
- カード個別評価:カルドハイム - コモン
- カード個別評価:ファウンデーションズ - コモン (ビギナー・ボックス)