多相の戦士の真髄/Shapeshifter's Marrow
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Shapeshifter's Marrow / 多相の戦士の真髄 (2)(青)(青)
エンチャント
エンチャント
各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。それがクリーチャー・カードである場合、そのプレイヤーはそのカードを自分の墓地に置き、多相の戦士の真髄はそのカードのコピーになる。(そうした場合、それはこの能力を失う。)
休眠エンチャントとクローン/Cloneを合わせた様な性質を持つエンチャント。
コピーの条件を考えると、単純に戦場に出しておくだけでは狙ったクリーチャーになることは難しいし、いつコピーできるかも分からない。対戦相手のライブラリーの一番上を操作する消術や、同じ青なら記憶の欠落/Memory Lapseや神話送り/Spin into Mythなどが相性が良いといえる。
- 対戦相手のライブラリーにあるクリーチャー・カードを奪ってこちらのコントロール下におけるという意味では袖の下/Briberyが近い。多相の戦士の真髄の方がマナ・コストは軽いが、袖の下ならば好きなカードを選べる上に即座にそのクリーチャーを支配下に置ける。エンチャントであることを活かすなどの差別化はできるが、使い勝手は袖の下の方がずっと良いだろう。
- クリーチャーに関連するコピー系エンチャントは、あまたの舞い/Dance of Manyや追われる足跡/Followed Footstepsのように、コピー・トークンを戦場に出すものが多い。エンチャント自身がクリーチャーのコピーになるものはタルキール龍紀伝現在これだけ。自身がコピーになるエンチャントという意味では、Copy Artifactやエンチャント複製/Copy Enchantmentと類似する。
ストーリー
この多相の戦士の真髄/Shapeshifter's Marrowのイラストでは同じ姿をした1対のドラゴンが描かれており、このカードは対戦相手のクリーチャーと対となる複製に変化するメカニズムを持たされている。このことから、この場合の「marrow」とは「1対」を意味する言葉で、「髄」や「核」を意味する「marrow」とは語源から異なる語と思われる(→Websterの見出し語参照)。
また、未来予知のタイムシフトは将来起こりうる出来事を表したものという性格も含んでいるが、アラーラの断片ブロックの小説Alara Unbrokenでは、このカードの情景を想起させるようなシェイプシフター(Shapeshifter)と称されるドラゴン、ニコル・ボーラス/Nicol Bolasとその複製による戦いの場面が描かれた。
参考
- 壁紙
- コピーカード
- カード個別評価:未来予知 / タイムシフト - レア