ドライアド
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ドライアド/Dryadは、種族を表すクリーチャー・タイプの1つ。女性の姿をした樹木の精霊。
クリーチャー — ニンフ(Nymph) ドライアド(Dryad)
森渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが森(Forest)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
1/1〔緑〕 土地 クリーチャー — 森(Forest) ドライアド(Dryad)
(ドライアドの東屋は呪文ではなく、召喚酔いの影響を受け、「(T):(緑)を加える。」を持つ。)
1/1伝説のクリーチャー — ドライアド(Dryad)
他のクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはそのクリーチャーのタフネスに等しい点数のライフを得る。
(1)(緑)(白),(T):居住を行う。(あなたがコントロールするクリーチャー・トークン1体のコピーであるトークンを1体生成する。)
初出はアイスエイジのFolk of the PinesとRime Dryad。その後、クリーチャー・タイプが「ニンフ」だったシャノーディンのドライアド/Shanodin Dryadsも第6版から「ドライアド」となる(現在は「ニンフ・ドライアド」)。同じ森の住民でもエルフやツリーフォークなどより幾分マイナーであり登場頻度も低いが、背景ストーリーに合わせてある程度まとまった数が登場することが多い(メルカディア/Mercadiaのラッシュウッド/Rushwoodのドライアド達、ラヴニカ/Ravnicaのセレズニア議事会/The Selesnya Conclaveの構成員など)。
すべてが緑を含む。長らく緑単色か緑白にしか存在しなかったが、ストリクスヘイヴン:魔法学院および統率者2021では黒緑のドライアドが初登場した。
種族としての統一された特徴はないが、樹木の精というフレーバーを反映してか、森渡りや特殊な土地渡り、土地やマナに関連した能力が目立つ。マジックにおいて唯一の土地・クリーチャーであるドライアドの東屋/Dryad Arborも擁する。ドライアド・トークンを出すカードは兄弟戦争で初登場したが、これも土地・クリーチャー・トークンである。
伝説のドライアドはカルロフ邸殺人事件統率者デッキ現在8枚存在する(「伝説の(Legendary)・ドライアド(Dryad)」でWHISPER検索)。
- その細腕のイメージに反して、トーナメント級カードが多い。例えばぶどうのドライアド/Vine Dryadはアデプトグリーンで実績を残しているし、クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryadはミラクルグロウ、スーパーグロウのキーカードとなった。ラヴニカ・ブロック時のスタンダードでも世慣れたドライアド/Dryad Sophisticateが基本でない土地を渡りまくった。
- プレインズウォーカー/Planeswalkerのレン/Wrennは、背景ストーリー上はドライアドである。
その他
ドライアドはギリシア神話に登場するニンフのうち木に宿るものの呼び名。ヒンドゥー神話、ケルトの昔語りなどに登場する木の精も同じ名前で呼ばれることがある。美しい姿かたちで現れ、旅人を誘惑し自分自身である木の中に引きずり込むとも言われる。古典ギリシア語ではドリュアス、フランス語ではドリアードとも。Wikipediaのドリュアスのページも参照。
- ギリシャ神話をモチーフにしたテーロス・ブロックのドライアドはニンフのクリーチャー・タイプを併せ持つ。
- メルカディアン・マスクスでのドライアドは、植物的な色の肌に樹皮の服、蔦の髪など、まさに植物が人間化したというべき姿で描かれており、海外ファンタジー・テーブルトークRPG「Rune Quest」に登場する人型をした植物であるエルフ(アルドリアミ)にイメージが近い。なおアルドリアミは樹木の種類により異なる種族になっており、グルメなトロールたちは彼女らを野菜として頭からばりばりと食べる。
- またドライアドたちは集合意識や集団記憶に近い能力を持っているようである。セレズニア議事会/The Selesnya Conclaveのドライアドたちは意識を共有しているようであり、ラッシュウッドのドライアドたちも集団潜在意識/Collective Unconsciousを持つ。1つにして全、全にして1つである。