予測不能な竜巻/Unpredictable Cyclone
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エンチャント
他の、土地でないカードのサイクリング能力によってあなたがカードを1枚引くなら、代わりに、そのサイクリングしたカードと共通のカード・タイプを持つカードが追放されるまで、あなたのライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ追放する。あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。その後、これにより追放して唱えなかったカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
吹き荒れる潜在能力/Possibility Stormのサイクリング版とでもいうべき混沌系エンチャント。
サイクリングのドローに置換して同じカード・タイプのカードを踏み倒して唱えられる。この系統の常として、僅かな出費でゲームエンド級のカードを撃つことを狙って悪用するのが主眼となる。サーチカードで1枚積みの起動コストが極端に安いサイクリングカードを持ってきて本命への呼び水とするのが一つの使い方。通りの悪霊/Street Wraithは良い相棒になるだろう。吹き荒れる潜在能力と同じく、起動コストが0マナ相当のサイクリングならこのカードを設置さえできれば優先権的にすぐ能力をスタックに乗せられるのが強み。
ただしスタンダードレベルであればサイクリング持ちの重量級カードを4~8枚入れて、ある程度悠長に戦う事もできなくはない。同色のさまよう怪物、イダーロ/Yidaro, Wandering Monsterフル搭載に目当てのファッティ数枚という構成で最悪でもイダーロが当たる形の構築は現実味が強い。
またエンチャントがこのカードのみだと自身のサイクリングの意味合いが薄れるため、汎用的なサメ台風/Shark Typhoonとの併用はかなり色濃いだろう。
ルール
- ルールに関しては「マナ・コストを支払うことなく唱える」「解決中に呪文を唱える」も参照。
- アーティファクト・クリーチャーなど複数のカード・タイプを持つカードをサイクリングしたなら、共通したカード・タイプを1つ持つカードがめくれたらそこで追放は終了する。すべてのカード・タイプが一致するのではない。
- 共通のカード・タイプをも持つカードがめくれないままライブラリーが追放されきったら、それらを無作為の順番でライブラリーに戻して解決は終了する。
- 覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veilsなどによりドローすることができない場合、ドローのイベントそのものが起こらないので置換することができない。
- 思考の反射/Thought Reflectionなどの置換効果によりサイクリングでドローする枚数が増えるなら、あなたはそれぞれのドローを予測不能な竜巻で置換してもよい。同一のイベントに対して複数の置換効果が適用される場合は好きな順番で適用できるため、先にドローを増やす効果を適用すればよい。
ストーリー
敗北が近づき、ルーカ/Lukkaはその力を限界まで酷使した。その無理によって核が損傷したオゾリス/The Ozolithは、オレンジ色の光とともに爆発した(イラスト)。ルーカは激痛と炎の魔法に満たされ、原初の叫び声を上げ、そして消えた――プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが点ったのだ[1]。