クリティカル・ヒット/Critical Hit
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Critical Hit / クリティカル・ヒット (1)(赤)
インスタント
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは二段攻撃を得る。
あなたのサイコロの出目が20であったとき、クリティカル・ヒットをあなたの墓地から手札に戻す。(サイコロの出目が20であるとは、d20を振ってサイコロの20の目が実際に出ることである。)
名前のとおり、クリティカル(サイコロの出目20)が出るたびに再利用できるようになるコンバット・トリック呪文。効果は二段攻撃の付与。
フォーゴトン・レルム探訪のリミテッドにおける赤は集団戦術の存在などにより積極的に攻撃する傾向があるため、二段攻撃の付与は方針に噛み合っているといえる。回収効果についてはサイコロ1個につき5%と非常に低い確率なので基本的にないものと考えて良いが、サイコロをテーマとする青赤なら案外再利用できることも。
- 注釈文にもあるが、参照するのはダイスを振って実際に出た目(natural result)である。手札にカードがある状態でのデック・オヴ・メニー・シングズ/The Deck of Many Thingsの能力でd20を振った時も、マイナス修整前の出目が20なら誘発する。
- d20を合計14個振れば約51%の確率で帰ってくる計算。
- カード・アドバンテージを稼げる二段攻撃付与のインスタントという観点で見ると、病的な憤激/Psychotic Furyに類似する。そちらはキャントリップで確実に1枚稼いだ形なのに対して、こちらはサイコロ運に振られる代わりに2枚以上稼げる可能性がある。
- この呪文自体にはd20を振る機能はないことに注意。アドバンテージを稼ぐためにもそれを振れるカードと併用したいところ。
その他
- 原典となるダンジョンズ&ドラゴンズでも、様々な行為の結果を判定するためのd20の出目が20のときクリティカルという扱いになり、攻撃判定時のクリティカルであればその際の与えるダメージが増える。マジック版でも二段攻撃でダメージを増やしているのはそういう意図だろう。ただしこのマジック版の場合、呪文を唱えられれば必ず二段攻撃を付与できるため、イメージとしては「他の判定で20を出したとき、(マナを追加で支払えば)クリティカルを起こせる」という感じだろうか。