安堵の別れ/Cathartic Parting
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ソーサリー
対戦相手がコントロールしていてアーティファクトやエンチャントである1つを対象とし、あなたの墓地にあるカード最大4枚を対象とする。その前者のオーナーはそれを自分のライブラリーに加えて切り直す。あなたは「その後者のカードをあなたのライブラリーに加えて切り直す。」を選んでもよい。
緑が得意とする置物の除去。ただし手段はライブラリーへのバウンスと結構珍しい。
帰化/Naturalizeの系譜としては破壊不能に強いのが特徴的。登場時のスタンダードの範囲では数こそ多くないが有刺の給仕/Barbed Servitorなどに対処出来る他、リアニメイトや回収での再利用もされずに済む。一方で戻した上でシャッフルする形式なので運が悪ければ再び引かれてしまうので一長一短。逆に強制的にシャッフルさせる性質から、ライブラリー操作の直後に使うことで対戦相手の妨害にも繋がる。
同時に自分の墓地から最大4枚までをライブラリーに戻すことも可能。基本的に再利用を狙うのであれば前述した通り、リアニメイトや回収を狙った方が早く、緑は回収を得意とする色でもあるのでメリットは薄め。むしろ自分の墓地利用を妨げることになるので、敢えてライブラリーに置いておきたいカードが無ければ無理に使う必要は無いか。
リミテッドではとりあえず置物対策にはなる。前述の通り再び引かれるリスクはあるが、リアニメイトをテーマとする黒白相手でもクリーチャー・エンチャントなどを墓地に落とさず対処出来るのは嬉しい場面もありそうだ。ライブラリーの修復については昂揚の妨害に繋がる危険がある点に注意。戦慄予示や切削でライブラリーが削れやすいカード・セットなので、ライブラリーアウト寸前まで追い込まれたりした場合に稀に役立つという程度に考えておけばよし。
[編集] ストーリー
ダスクモーン:戦慄の館の注目のストーリーの1枚(イラスト)。
ヴァルガヴォスの教団/The Cult of Valgavothに奪われたタミヨウ/Tamiyoの巻物をナシ/Nashiがつかもうとした瞬間、タミヨウの霊がナシへと語りかけた。
教団は自分の物語をバラバラにして奪っていったのだと。奪われた物語のことはもう覚えていないがナシのことはいつまでも覚えていると。物語を奪われた自分は彼らの霊を捕らえる装置なくしては存在できないのだと。自分を救うことはできないが、救わなくていいのだと。デーモンの住む館に勇敢にやってきて、困っているという理由だけで助けに来てくれる人がいるあなたは、もう私がいなくても大丈夫なのだと。
タミヨウの霊は最後に、自分の物語が悪しき物事に利用されることのないように自分を解放してくれるように頼んだ。ナシが霊の罠へと手を伸ばしてタミヨウの巻物を持ち上げると、タミヨウの霊はナシに微笑みかけ、透き通った顔に涙を流し月光の中へと消えていった。
- 第6話 死んではいけない(Daily MTG 2024年8月30日)