エムラクールの手/Hand of Emrakul
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Hand of Emrakul / エムラクールの手 (9)
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、エルドラージ(Eldrazi)・落とし子(Spawn)を4体生け贄に捧げてもよい。
滅殺1(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを1つ生け贄に捧げる。)
エルドラージ・落とし子を4体生け贄に捧げることでマナ・コストを踏み倒せるエルドラージ。エルドラージ・落とし子・クリーチャー・トークンは1マナに相当するため、実質4マナで唱えられる計算になる。
7/7というサイズはエルドラージ覚醒に収録されている無色のエルドラージの中では最も小さいが、高速で召喚できれば脅威となる。落とし子トークンを生み出すカードは黒・赤・緑に多いため、それらと組んで高速召喚を狙いたい。
- 複数体のクリーチャーを生け贄に捧げる代替コストを持つクリーチャーには、他にデルレイッチ/Delraichや死の門の悪魔/Demon of Death's Gateが存在する。
- 群れの誕生/Brood Birthingが2枚、あるいは1枚と巣の侵略者/Nest Invaderや産卵の息/Spawning Breathが手札にあれば3ターン目に唱えることが可能。これらはすべてコモンであり、リミテッドでも十分狙えるコンボである。
- 代替コストは「エルドラージ・落とし子」としか指定されていないので、ルール上はクリーチャー・タイプにエルドラージ・落とし子を持つパーマネントならば何でもよい。それがトークンである必要はないし、それがクリーチャーである必要もない。多相も利用可。
- 長らく、コモンのカードとしては最も高いマナ・コストの記録を保持していた。
- 兄弟戦争にて、錆ゴライアス/Rust Goliathにより記録を塗り替えられた。
- カード名だけを見ると、コンシューマーゲームなどのボスキャラによくある「巨大な手が単独で動いている」状態を思い浮かべてしまうかもしれないが、イラストを見るに、ちゃんと足やクチバシのようなものも備えている。
- 公式ハンドブックや下記コラムで確認できるが、ちょうどカード名のルの部分(英語版ではEmの辺り)に、空中へ投げ出された犠牲者がいる。
- 日本語版カードでは、「落とし子」が「落し子」となっている誤植がある(カード画像)。
参考
- Just Out of Shot(Magic Arcana 2010年5月18日 Monty Ashley著)
- でっかいのが常識(コモン・センス)(Internet Archive)/Commonly Large(Latest Developments 2010年4月9日Mike Turian著)
- ピッチスペル
- エムラクール/Emrakul(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:エルドラージ覚醒 - コモン