賞金カウンター
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賞金カウンター/Bounty Counterは、カードに置くカウンターの一種。
クリーチャー — 人間(Human) 射手(Archer) ミニオン(Minion)
(T):黒でないクリーチャー1体を対象とし、その賞金(bounty)カウンターを1個置く。
(T):賞金カウンターが置かれたクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
接死
あなたのアップキープの開始時に、対戦相手が賞金(bounty)カウンターが置かれているパーマネントをコントロールしていなかった場合、対戦相手がコントロールしている、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とし、それの上に賞金カウンターを1個置く。
対戦相手がコントロールしていて賞金カウンターが置かれているパーマネントが1つ死亡するたび、あなたは3点のライフを得てカードを1枚引く。
解説
初登場はテンペストの賞金かせぎ/Bounty Hunterだが、その後約20年のあいだ賞金カウンターを使うカードはこれ1枚のみだった。統率者2017で2枚目の悪鬼追い、マシス/Mathas, Fiend Seekerが登場し、以降ときおり扱う新規カードが登場している。
賞金カウンター自体には特別なルールや効果はない。他の効果によって参照されるマーカーである。
賞金カウンターを使うカードはいずれもクリーチャー(またはプレインズウォーカー)に賞金カウンターを置く能力と、賞金カウンターが置かれたクリーチャー(またはプレインズウォーカーやパーマネント)を参照する能力を持つ。ただし悪鬼追い、マシスのみ、自身の効果で賞金カウンターを置いたクリーチャーしか参照しない。いずれのカードも、賞金カウンターが置かれたクリーチャーを破壊する能力か、それが死亡したときに誘発する能力を持つ。
- 蓄積カウンターや油カウンターのようにカード・セットのメカニズムとして使われたことは無いが、一貫してカウンターを置く先と利用方法が共通しているため結果としてそれぞれのカードがシナジーを持つ珍しいカウンター。
賞金カウンターを使用するカード
- 賞金かせぎ/Bounty Hunter(テンペスト)
- 悪鬼追い、マシス/Mathas, Fiend Seeker(統率者2017)
- 怪物の災厄、チェビル/Chevill, Bane of Monsters(イコリア:巨獣の棲処)
- 終了世話人/Termination Facilitator(ジャンプスタート2022)
- 賞金首の掲示板/Bounty Board(サンダー・ジャンクションの無法者統率者デッキ)
- シェイ・コーマック/Shay Cormac(アサシンクリード)
賞金カウンターとは用いられている名称は違うが、同様に一旦対象にマーキングしてから除去する挙動を取るカードには
- 原初の死、テジマク/Tetzimoc, Primal Death(餌食カウンター)
- でたらめな砲撃/Haphazard Bombardment(照準カウンター)
- 埋葬布を纏う者、エイスリオス/Athreos, Shroud-Veiled(硬貨カウンター)
- 黄金の一刺し、ジラ/Xira, the Golden Sting(卵カウンター)
- ジーンスティーラー・パトリアーク/Genestealer Patriarch(感染カウンター)
- 正義の幽霊、アグルス・コス/Agrus Kos, Spirit of Justice(容疑)
などもある。-1/-1カウンターを用いる閉じ顎の噛みつき/Lockjaw Snapper、屍滑り/Necroskitter、伝染病エンジン/Contagion Engine、死の使い手、リリアナ/Liliana, Death Wielder、禍鞭の懲罰者/Banewhip Punisher、翦草+除根/Grind+Dust、蠍の神/The Scorpion Godなども構造は近しい。