不和の精/Discordant Spirit

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2008年6月22日 (日) 14:06時点における120.75.101.16 (トーク) - whois による版
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やられた分はやり返す、そんな感じのクリーチャー。 基本性能は2/2とコストの割に小物だが、あなたが相手ターン中に受けたダメージと同じだけ+1/+1カウンターが乗って強化される。 これの攻撃が通れば相手には『こちらが受けたダメージ+2』を返せるので、相手が攻撃的であればあるほど反撃も大きくなる、という寸法。

ただし、どんなに強化されていてもターン終了時に2/2に戻ってしまう。 そしてこの戻るタイミングの微妙な速さ(「ターン終了時に」であって「ターン終了時まで」ではない)が大きな弱点となっている。 クリーチャーが受けたダメージは「ターン終了時まで」のタイミングまで残るため、これはどんなに強化されていても2/2クリーチャーと相打ちになってしまうのだ。 結果、これ単体ではお得とはいいづらい。

ブロックされなければダメージレースでかなり有利になれる能力ではあるので、回避能力をうまく与えたいところ。

  • どのようにして乗ったカウンターなのかに関係なく、ターン最後には全ての+1/+1カウンターが外されてしまう。

なので、+1/+1カウンターを使う他の強化手段とは相性は悪いといえる。

  • これが複数並んでいれば、ダメージを受けるたびに全てのこれにカウンターが乗る。

なので、倍返し・3倍返しといったことも狙える。

  • あなたにダメージが入るならば、それが誰から与えられたものかは関係なく、これにカウンターは乗る。

例えばあなたがペインランドで色マナを出しても、+1/+1ということ。

  • 第6版ルールへの移行のとばっちりを受けて弱体化したクリーチャーでもある。

上記した「カウンターが取り除かれるタイミング上、強化の価値が小さい」点は、これが作られた第5版以前では問題なかった。 第5版ルールでは「ターン最後に/at end of turn」の処理タイミングが「クリーチャーのダメージ消失」よりも後、クリンナップ・フェイズ(当時はフェイズだった)の最後になっていた。

参考

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