時を越えた探索/Dig Through Time
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インスタント
探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う。)
あなたのライブラリーの一番上から7枚のカードを見る。それらのうちの2枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
祖先の記憶/Ancestral Memories系のドロー呪文。祖先の記憶と違って墓地に置かないため墓地利用には使えなくなったが、これ自体が探査を持つため仕方ないだろう。
7枚も見れば有効カードを手札に加えられる可能性は高い。マナ・コストがかなり重いのは難点だが、中盤以降なら探査を活かせばそれほど負担にはならないし、インスタントなので隙も作りづらい。特にコントロール系のデッキでは役立つ。
スタンダードではジェスカイウィンズ、青黒コントロールやエスパーコントロールなどで採用される。
軽いカードの比率が高く墓地が肥えやすい下環境では非常に強力であり、幅広い青系デッキに入る。モダンでは特にデルバー系やスケープシフト、レガシーでは奇跡コントロールやオムニテル、宝船の巡航/Treasure Cruise禁止後のデルバー系などを大きく強化した。
- 宝船の巡航/Treasure Cruiseとの比較は興味深い。こちらは主にコンボデッキなどの「デッキ内の特定のカードを引き入れたい」と言うデッキで有効。
- インスタント・タイミングで自分の墓地のカードを追放できるため、対戦相手の外科的摘出/Surgical Extractionを立ち消えさせたり、タルモゴイフ/Tarmogoyfのサイズを少し小さくするコンバット・トリックに使ったり、というプレイングも可能。
- インスタントの探査呪文ならどれでも使えるテクニックではあるが、ドロー呪文であり使用タイミングに融通を利かせやすいこれが一番その用途に向いているだろう。
- タルキール覇王譚発売直後は探査が過小評価されており、8マナというマナ・コストが敬遠され評価は高くなかった。しかし、実際に使用してみるとすぐにエターナル環境やモダン環境でも通用するレベルにあることが証明され、タルキール覇王譚でも屈指のパワーカードとなった。
禁止・制限履歴
2015年1月23日より、モダンで禁止カードに指定された。このカード自体のカードパワーももちろんだが、宝船の巡航を使っていたデッキがそのままこれを採用するのでは宝船の巡航を禁止した意味がないという意図もある。レガシー・ヴィンテージでは、宝船の巡航は禁止・制限される一方で時を越えた探索はそのままだった。(参考/翻訳)
その後2015年10月2日より、レガシーで禁止カード、ヴィンテージで制限カードに指定された。レガシーでは戦略的多様性が損なわれていることを理由に、ヴィンテージでは他の制限されているドローカードと同等のカードパワーを持つと認められたことが理由。(参考/翻訳)