ジャッカルの仔/Jackal Pup
提供:MTG Wiki
Jackal Pup / ジャッカルの仔 (赤)
クリーチャー — ジャッカル(Jackal)
クリーチャー — ジャッカル(Jackal)
ジャッカルの仔にダメージが与えられるたび、それはあなたにそのダメージに等しい点数のダメージを与える。
2/1赤の速攻型小型クリーチャー。デメリットがあっても火力を有する赤であるという点が能力と合致するため、サバンナ・ライオン/Savannah Lionsよりも強い、とさえ言われた。
テンペスト・ブロックの導入で赤が強盛を誇っていた当時、赤スライには欠かせない存在だった。バーンデッキとの相性もよく、「殺られる前に焼き尽くせ」のコンセプトにぴったりのカードである。
2000年~2002年のエクステンデッドでのスライにも必須といえるクリーチャーの1つだった。
優秀ではあるがミラーマッチには弱い。通常、バーンデッキは相手を焼くか、自分が先に死なないためにクリーチャーを焼くかを常に天秤にかけながら火力を撃つが、ジャッカルの仔に限ってはそれを悩む必要が全く無い。1枚の火力呪文でクリーチャーを焼かれると同時に本体火力を撃たれた事になってしまいアドバンテージを失ってしまう。そのため、サイドボードに落とされる場合も少なくない。
- 初の赤の1マナ2/1クリーチャーである。この後にもぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniacなど、ペナルティ能力や召喚条件が異なる1マナ2/1のバリエーションがいくつか作られている。
- 神河謀叛で同様のペナルティ能力を持つ3マナ3/2の真火の門番/Shinka Gatekeeperが登場した。
- フライデー・ナイト・マジックの2001年8月のプロモーション・カードとして配布された。フレイバー・テキストはウィリアム・シェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』を引用したものとなっている。
- Premium Deck Series: Fire & LightningにKev Walkerによる新規イラストで再録された。
開発秘話
元々は「Jackal Familiar(ジャッカルの使い魔)」と名付けられていたが、出来上がったイラスト(魔術師の少女と仔犬のようなジャッカル)を考慮した結果、おかしみのあるフレイバー・テキストがあてがわれ、カード名は「ジャッカルの仔/Jackal Pup」に変更された。(→Card of the Day 2002/04/26(邦訳)参照)。
- のちにジャッカルの使い魔/Jackal Familiarの名を持つカードが登場している。そちらも赤の1マナクリーチャー。