金切るときの声/Battle Screech
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4マナで1/1飛行が2体というのは少々控えめだが、フラッシュバックがついており、しかもそのコストが支払いやすい。他にもう1体クリーチャーがいれば、出てきたトークンとあわせて楽々と支払えてしまう。実質4マナで4体と、トークンの本家の緑でもなかなか見ない高性能カードである。
そのポテンシャルは高く、オデッセイ・ブロック構築においてパニッシャー・ホワイトという白いウィニーデッキを生み出した。聖餐式/Divine Sacramentがスレッショルドしてようものならもう止めることはできない。
フラッシュバックがあることで、物静かな思索/Quiet Speculationで引っ張ってこられるのも強みである。トークンがトークンを呼び、戦場に溢れかえることだろう。
- これで出たトークンを、出したターンにこれのフラッシュバック・コストにあててもよい。なぜなら、召喚酔いルールはクリーチャーのタップ・シンボルをコストに含む起動型能力にしか影響しないからである。
- 間違っても、「金属を切断する時の声」ではないし、鳥トークンが出るからと言って「鴇(トキ)の声」でもない。「鬨の声」、大勢が一度に上げる声のことである。(ジェラードのときの声/Gerrard's Battle Cryの「ときの声」と同じ)
- この名前に違和感を感じるのは、「金切り声」という本来名詞でのみ使われる用法を無理矢理動詞に押し込んだように感じるためである。一応、古語ではちゃんと「金切る」というれっきとした動詞があるのだが、読みは「かなぎる」であり、公式の振り仮名とは異なっているため、何らかの誤認が存在したことは否めない。「とき」も漢字が難しいため平仮名書きにされており、誤った解釈を促してしまう。
- 神河ブロック以降のセットではカード名の漢字にルビがふられているため、現在ではこういった心配はやや緩和されたと言える。
- 闇の隆盛では呪文コスト(2)(白)、フラッシュバックコスト(1)(黒)の未練ある魂/Lingering Soulsが登場した。