ホイーリング
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ホイーリング(Wheeling)とは、各プレイヤーに手札をすべて捨てさせ、新たにカードを引かせるという効果を指す開発部用語[1]。
解説
マジック:ザ・ギャザリング最初のセットであるリミテッド・エディションより収録のWheel of Fortuneに由来する。ルーターの上位種のような概念。広義には、手札を「捨てる」以外の方法で手放すTimetwister系のようなカードも含む。
かつては青にも意外な授かり物/Windfall系など複数のホイーリングが存在したが、色の役割の変更により新規カードは赤のみとなっている[2]。対戦相手の手札にも作用する分、手札破壊のような機能を兼ねる部分もある。色の役割としては曲げの部類に抵触する事もあってか、本流のセット範囲ではトレイリアの風/Tolarian Winds系などの、自分一人が手札を総交換する縮小版が主流になっている。
赤がカードを引けるのはキャントリップ(サイクリングなどを含む)、ルーター、衝動的ドロー、懲罰者カード、そしてこのホイーリングのみとされる。このうち主にルーターとホイーリング(まれにキャントリップも)を指して、俗に「手札入れ替え」「手札交換」などとも言う(種類別における入れ替えやキーワード処理である交換とは別)。
脚注
- ↑ MECHANICAL COLOR PIE 2017/メカニズム的カラー・パイ 2017年版(Making Magic 2017年6月5日 Mark Rosewater著)
- ↑ MECHANICAL COLOR PIE 2021 CHANGES/メカニズム的カラー・パイ 2021年版変更点(Making Magic 2021年10月18日 Mark Rosewater著)