リバイズド・エディション
提供:MTG Wiki
リバイズド・エディション(英:Revised Edition、略号:RV、3E、3ED)は、3番目の基本セット。収録カードは全306種類で、1994年4月に発売が開始された。同年にイタリア語版の限定版および通常版、ドイツ語およびフランス語の限定版、翌年にドイツ語およびフランス語の通常版も発売されている。
目次 |
概要
史上3番目の基本セット。
アンリミテッド後に2つのエキスパンション(アラビアンナイトとアンティキティー)が発売されたことを受けて、基本セットとして初めて収録カードの改定が行われた。これによりパワー9などのあまりに強力なカードやあまりに複雑な効果を持つカードは除外されることとなったが、太陽の指輪/Sol RingやDemonic Tutor、Wheel of Fortuneなど、現在の基準からすればかなり強力なカードも多く再録された。
英語版のカードの色調が全体的に淡く、他のセットにある外枠と内枠の境の立体表現が省略されているのが印刷上の特徴であり、この版の基本土地などを好んで使うプレイヤーも多い。
最も長い間販売されていた基本セットであったため、生産枚数も多く、一部のレアカードなどは第4版以降のものよりも安く取り引きされている。
カードデザインに関した変更も行われており、マジック初のタップ・シンボル(○内に斜めのT字)が採用された。これにともない、アーティファクトからモノ・アーティファクト、ポリ・アーティファクト、コンティニュアス・アーティファクトの表記が廃止され、全体的にカードテキストがより短く解りやすくなった。
リバイスド・エディションは改訂版を意味して英語版では第三版に相当するが、イタリア語版では黒枠の限定版と白枠の第二版という名称になっており、改訂版の名称は用いられていない。 ドイツ・フランス語版に於いても、特には改訂版の名前が使われず、単純にその国初の基本セットという扱いになっている。
イタリア語版では英語版と同様のビニール製のブースターパックだが、フランス語版とドイツ語版では第4版と同様のアルミパックとなっている。
国内におけるイタリア語版の役割
リバイズド・エディションは安価であったため、国内では新品のデュアルランドを入手する手段として重宝された。他言語版よりもさらに長い間(1997年まで)販売されたイタリア語版は特に安く、テンペスト発売当時でも、英語版の第4版より若干割高という程度の価格で購入することができた。このため、国内のプレイヤーの間では「イタリアではいまだにリバイズド・エディションが印刷され続けている」という噂がささやかれたという。
デュアルランドは全10種類と多いため、ブースター36パックから構成されるディスプレイボックスを1箱開封すれば3~5枚程度得ることができたし、その他にも神の怒り/Wrath of Godやハルマゲドン/Armageddon、ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskが数枚手に入る可能性が高かったため、エクステンデッド以外のために購入しても得をすることができた。当時はブースターにも基本土地が含まれていたため、大量に開封した後は基本土地の山ができたという逸話もある。
イタリア語版のカード枠は第4版のものに準拠している。
エラー
- セレンディブのイフリート/Serendib EfreetのイラストがIfh-Biff Efreetのものになっており、カードの内枠も緑のものになっている。このエラーはサマーマジックでは修正されていたが、アーティスト名は変更されなかった。
- Plateauのイラストがトラブル(該当カード記事を参照)により他のアーティストのものに差し替えられているが、アーティスト名が変更されていない。このエラーはドイツ語版などの他言語版では修正されていたが、サマーマジックでは修正されていなかった。