ハンス・エリクソン/Hans Eriksson (ストーリー)
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ハンス・エリクソン/Hans Erikssonは、アイスエイジのフレーバー・テキストで初登場したキャラクター。カードとしては統率者レジェンズのハンス・エリクソン/Hans Erikssonが初。
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解説
ドミナリア/Dominariaの人間。男性。氷河期末期のバルデュヴィア/Balduviaの若者。サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotterの兄または弟である。日本語記事ではサッフィーが姉とされているが[1]、原語ではSisterとだけ書かれており姉か妹かは不明。
- サッフィーと姓が異なるのは、アイスエイジの背景設定モチーフとなっているアイスランドでは姓は「~の息子」「~の娘」を表す「~son」「~dotter」とする文化があるため。フレーバー・テキストしか情報がなかったサッフィーの男言葉が誤訳とされたのもこれが理由。
The Monsters of Magic
掌編「Ach! Hans, Run!」では身長はなんとか6フィート(約1.8m)、体重はわずか11ストーン(約70kg)しかなく、狩猟に参加するにはまだ早いとされ、冬場は集落の見張り番として働いていた。その折、集落にルアゴイフ/Lhurgoyfが襲撃、サッフィーの警告の叫びを耳にするものの、恐怖に身が竦み、目の前でサッフィーが惨殺されるのを見ているしかなかった。
統率者レジェンズ
イラストでは巨漢の人物として描かれ、紹介記事では繊細な感性を持つ人物とされている。
来歴
初出は1995年、アイスエイジのルアゴイフ/Lhurgoyfのフレーバー・テキスト。
しまった!逃げろ、ハンス!ルアゴイフだ!― サッフィー・エリクスドッターの最期の言葉(出典:ルアゴイフ/Lhurgoyf)
このフレイバー・テキストはマジックで最も有名で人気なフレイバー・テキストの1つとなった。
1998年発売のストロングホールドのフレイバー・テキスト制作チームのMark Rosewaterはルアゴイフのフレーバー・テキストのファンであり、ルアゴイフと同じ能力を持つ黄泉からの帰還者/Revenantに「ルアゴイフから逃げ延びたハンスはどういうわけかラース/Rathへたどり着き、同じ目に合ってしまう」というネタでフレイバー・テキストを書いた[2]。もちろんアイスエイジとストロングホールドの舞台は年代的にもかけ離れており、2人のハンスが同一人物であることはあり得ない。
えっ、またか― ハンス(出典:黄泉からの帰還者/Revenant(ストロングホールド版))
2003年に発売された小説、「The Monsters of Magic」でアイスエイジのフレーバー・テキストの事件の顛末が小説化され、その中ではハンスは前述の通り未熟な若者として描かれている。
2004年発売の銀枠セットであるアンヒンジドではフレーバー・テキストをネタにした効果の"Ach! Hans, Run!"が登場した。このイラストではハンスは小説とは異なり筋骨隆々の体格で描かれている。
2006年の時のらせんにて、ハンスを逃がすが自身はルアゴイフの犠牲になってしまったサッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotterがカード化。
そこから十余年後の2020年、統率者レジェンズにてついにハンス本人がカード化。カードの能力も突然現れたクリーチャーに襲われてしまい、サッフィーと合わせることで自身は逃げ延びることができるフレーバーまで再現されている。こちらでは体格は良いものの、繊細な感性を持ち戦いには向かなそうな性格として描写されている。
登場
登場カード
カード名に登場
フレイバー・テキストに登場
登場作品・登場記事
- Ach! Hans, Run!(The Monsters of Magicの短編小説)
- Wizards Asks: 12/13/2011(Daily MTG 2011年12月13日)
- 『統率者レジェンズ』の伝説たち その2(Daily MTG 2020年11月6日)
- かなりの人物(Making Magic 2020年11月9日)
脚注
- ↑ 『統率者レジェンズ』の伝説たち その2(Daily MTG 2020年11月6日)
- ↑ かなりの人物(Making Magic 2020年11月9日)