Didgeridoo
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部族を1つのテーマにしていたホームランドらしい、部族支援アーティファクト。3マナ支払うことで、手札にあるミノタウルスを戦場に出すことができる。
このカードが作られた当時使えたミノタウルスのほとんどは、点数で見たマナ・コストが3、4あたり。普通に召喚しようがこれの能力で出そうが、マナ量的にはあまり差はないことになるが、4マナに偏ったマナカーブを3マナ域に補正し、安定感を増すことができるとも言える。反面、普通のマナ・アーティファクトよりは軽いものの、複数並べても意味が薄い。「カウンターされづらい」、「インスタント・タイミングで戦場に出せる」、「マナ・コストの色拘束を無視できる」というのが重要。
- それまでは4マナが最大だったがミラージュ・ブロック、インベイジョン・ブロックで5マナのミノタウルスが追加され、このカードの有用性も増した。また、ローウィンで追加された多相パーマネントも同じく5マナが最大。
- 時を経たラヴニカへの回帰ブロックにて、7マナのミノタウルスが2体登場した(ミノタウルスの攻め手/Minotaur Aggressor、ボロスの布陣者/Boros Battleshaper)。なんと4マナも踏み倒せるため、ファンデッキを作るなら採用を検討したい。
- これを出してハルマゲドン/Armageddonを撃つ、というセラマゲドンタイプの亜種を「牛丼」と呼ぶとか呼ばないとかというコラムがRPGマガジンに掲載されたことがある。
- “Didgeridoo”(ディジュリドゥ)とは、オーストラリアのアボリジニの民族楽器。長い木の筒に息を吹き込みながら演奏する。非常に独特な音が出る。
- ギリシャ神話に由来するミノタウルスとは全く無関係であり、それどころかヨーロッパ人が入植する以前のオーストラリアには牛すらいなかった。しかしディジュリドゥの音色は牛を惹きつけることが知られているので、それを参考にした効果かも知れない。
- アクームの怒り、モラウグ/Moraug, Fury of Akoumの登場により、レガシーの赤単プリズンにミノタウルスを導入するデッキが現れた。
- レガシーに突如爆誕したミノタウルスデッキはRed Bulls(牛丼JOJO苑)と名付けられ、晴れる屋にて新たなアーキタイプ「ミノタウルス」の組成に成功し、ゴブリンやマーフォークといった老舗の部族デッキ相手に勝ち星を重ねている。
- 鬼滅の刃の流行からか、このデッキビルダーは「牛柱」と崇められている。
参考
- 18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time 第43位(Braingeyser)
- 再録禁止カード一覧(再録禁止カード)
- カード個別評価:ホームランド - アンコモン1
- カード個別評価:Masters Edition 3 - アンコモン