文飾衒才のブルバック/Bruvac the Grandiloquent
提供:MTG Wiki
Bruvac the Grandiloquent / 文飾衒才のブルバック (2)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) アドバイザー(Advisor)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) アドバイザー(Advisor)
対戦相手がカードを1枚以上切削するなら、そのプレイヤーは代わりにその数の2倍の枚数のカードを切削する。(カードを1枚切削するとは、そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上からカードを1枚自分の墓地に置くことである。)
1/4Jumpstartと用いたリミテッドではデッキが40枚であるため、このカードの適用下で切削を行えばあっという間にライブラリーが消し飛んでしまう。たとえば迷える思考の壁/Wall of Lost Thoughtsだけで8枚ものカードが削れていくことになる。
3マナ1/4というサイズも火力や戦闘に強く、地上クリーチャーを止めながらライブラリー破壊を行う時間を稼いでくれる。もっとも高めのタフネス以外の除去耐性は特にないため、このカードの後に使おうとライブラリー破壊を温存しすぎるのも考え物。このカードを出しつつ思考崩壊/Thought Collapseで守ることができれば切削/Millデッキの理想の展開と言えるか。
- キーワード処理の「切削する」が定められて間もなく初登場した、切削を参照する能力を持つクリーチャー。
- 切削というキーワードを使わずにライブラリーの一番上からカードを墓地に置くときにはこの置換効果は適用されない。例としては嘘か真か/Fact or Fiction系列や諜報など。
- Grandiloquentには「物事を大げさに言う人」という意味で、大げさの内訳は内容だったり分量だったり修辞だったりと様々。「大言壮語」という訳をあてられることもある。
- ブルバックはイラストで長大な巻物を広げて演説中であり、服装にはアゾリウス評議会/The Azorius Senateらしき特徴が見える。フレイバー・テキストも加味すると、長々とした演説で対戦相手の精神を削ってしまう能力なのだろう。
". . . and furthermore . . ."
- 日本語名の「文飾衒才」は四字熟語としては造語。「文飾」は文章を飾り立てることだが、「衒才」という熟語はない。「衒学(知識をひけらかすこと)」から「才能をひけらかす」という意味で造語したものと思われる。「大言壮語」は「自分ができもしない大きな事を言う」というニュアンスを含むためこのカードには相応しくないと判断されたのだろう。