闇の掌握/Grasp of Darkness
提供:MTG Wiki
軽い割りに修整値が大きいので、黒中心のデッキならすんなり採用できる。とはいえ、大型クリーチャーを除去できない欠点は大きい。メタゲームに合わせて他の除去カードと使い分けたい。
ミラディンの傷跡での登場時のスタンダード環境はウィニーと悪斬の天使/Baneslayer Angelなどの大型クリーチャーを使用するデッキが多く、黒の2マナの除去としてライバルである破滅の刃/Doom Bladeと差別化できる「中堅クリーチャーまでなら色を問わず除去できる」点を活用しにくかった。次のミラディン包囲戦で黒いクリーチャーを確実に除去できる喉首狙い/Go for the Throat、さらに新たなるファイレクシアで四肢切断/Dismemberやゲスの評決/Geth's Verdictまで登場したことで、除去の選択肢として闇の掌握を選ぶ意味は薄かった。
ゲートウォッチの誓いで再録。その際アンコモンに稀少度が格上げされた。以前の環境と違い黒単色の除去は残忍な切断/Murderous Cutや究極の価格/Ultimate Priceなどコストや除去範囲がバラけており、ダブルシンボル以外には癖が無いこのカードはそれらと併用する形で採用された。ローテーションでそれらのカードがスタンダード落ちした後は黒の2マナ圏のメイン除去として採用される。
- ダブルシンボルになって強化された最後の喘ぎ/Last Gaspと見る事もできる。1マナ追加すると刹那が付いた突然の死/Sudden Deathに、2マナ追加するとサイクリングが付いた死の脈動/Death Pulseになる。
参考
- カード個別評価:ゲートウォッチの誓い - アンコモン
- カード個別評価:ミラディンの傷跡 / ミラディン陣営 - コモン
- カード個別評価:基本セット2021 - コモン