テリムトー/Telim'Tor
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
側面攻撃
テリムトーが攻撃するたび、すべての側面攻撃を持つ攻撃しているクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
自身の能力により、攻撃時には4/4クリーチャーと相打ちが取れる。しかし側面攻撃持ちを並べる様なデッキはあまり無く、防御に回ると2/2であるという自身の弱さもあり、ほとんど使われることは無かった。
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ストーリー
テリムトー/Telim'Torは残忍さで知られるスークアタ/Suq'Ataの将軍。男性。失われた重要地図の回収に成功した功績で軍事指導者の名声を勝ち得た。
アラブの王のような口髭と顎鬚を生やし、頬はこけ厳めしい顔つき。曲刀を携え、青い衣に黄金色の兜、胸当て、肩当てを身に着け、膝までの革のブーツを履く(イラスト)。
飲み込みが悪く想像力にも欠けるが、脅しと暴力で問題を上手く片付ける才能を持つ。世間では、残忍な性格だが、兵の士気を鼓舞する将軍として尊敬されると同時に、恐れられてもいる。スークアタ国民からは次期パシャ候補に挙げられるほどの支持を集める。テリムの成功は軍事的才覚によるものではなく、混じり気の無い残虐性によるものである。
テリムの軍は残忍であり、捕虜をとらないことで知られる。また、軍規違反は死罪とされ、どんなに些細なものであろうとも見逃されはしない。
- スークアタの大臣クハッティーブ/Qhattibによると、”テリムトーの発言は強い守護者を欲する民衆の飢えを満たしているが、その頭脳にはある種の知恵が欠けている。もし国政を任せるならば、子供の方がましである。”と評されている。
アーティファクトに強い関心を寄せる。風変わりだが人の目を欺く、小型の武器・装身具の一揃え(テリムトーの投げ矢/Telim'Tor's Dartsなど)を軍の工匠に作らせ、自分のトレードマークとしている。
- 名前は、ミラージュのデザイナーの一人であるElliott Segalのニックネーム「Mr.Toilet」のアナグラム。
- 「Mr.Toilet」というニックネーム自体が、「Elliott」という名前を逆に読み、「t」の位置を変え、「l」を1つ減らした、言葉遊びの類。
経歴
スークアタ貴族の大家族に生まれる。聖戦と遠征で財を成してきた一族であり、テリムと3人の兄も軍に入隊する。
軍隊生活最初の2年間で、兄弟の末の2人、テリムとHusam(フサム)だけが生き残る。亡くなった兄たちより2人が若いため、より危険な軍事遠征に参加する機会が無かったからだ。軍隊では、(テリムと違って)偉大な戦略家である兄フサムの部下としてキャリアを積むが、この地位には大いに憤慨している。
あるとき、フサムの部隊にイーカンドゥー山脈/Ekundo Mountains奥地への遠征命令が下される。王室御用達の隊商がゴブリンに襲われ、値段の付けようも無いほど貴重な地図の数々が失われてしまった。その地図の回収が任務である。遠征の半ばでフサムが致命傷を負って倒れ、それを好機とテリムは指揮を執り、地図の奪回に成功したものの、遠征隊の9割が犠牲になった。
アミーカット/Amiqatに帰還すると、都合の悪いことは全て兄の所為にする一方で、遠征を成功に導き、部隊の数少ない生き残りの命を救ったのは自分である、とまことしやかに吹聴する。部隊の生存者は見返りを期待して口をつぐんでいたが、数日後の夜に口封じに殺されてしまう。
功績を評価されたテリムは昇進。軍直属の工匠と接触を持つようになり、作らせた特注の武器はこの数年後に彼のトレードマークとなる。
ケアヴェク/Kaervekとの戦争ではスークアタは国境を閉鎖。終戦後も、ザルファー/Zhalfir・フェメレフ/Femeref両国との国交は回復していない。この間のテリムトーの行動はほとんど語られていないが、彼の恐ろしい評判など気にも止めぬ獣やドラゴンを相手に苦戦を強いられたようだ。
登場
登場カード
- テリムトー/Telim'Tor
- カード名に登場
- フレイバー・テキストに登場
- 吐息の盗人の墓所/Breathstealer's Crypt
- ダイアモンドの万華鏡/Diamond Kaleidoscope
- 歴戦の歩兵/Infantry Veteran(ビジョンズ、第6版)
- 刃の振り子/Razor Pendulum
- スークアタの槍騎兵/Suq'Ata Lancer
- テリムトーの投げ矢/Telim'Tor's Darts
- 抵抗の壁/Wall of Resistance
登場作品
- Mirage Character Profiles(公式記事)
- Dying Breath(Encyclopedia Dominiaの掌編)
- Telim'Tor(Encyclopedia Dominiaの見出し語)