三畳紀の卵/Triassic Egg

提供:MTG Wiki

2013年6月27日 (木) 00:22時点におけるGariu (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Triassic Egg / 三畳紀の卵 (4)
アーティファクト

(3),(T):三畳紀の卵の上に孵化(hatchling)カウンターを1個置く。
三畳紀の卵を生け贄に捧げる:以下から1つを選ぶ。三畳紀の卵の上に孵化カウンターが2個以上置かれているのなら起動できる。
・あなたはあなたの手札にあるクリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。
・あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。


1回だけ手札または墓地からクリーチャーを直接戦場に出せるアーティファクト。しかし、効果を得るには最低2ターンの時間とのべ10マナを要する。

これが作られたレジェンドは、初めて多色カードが作られたセットで、その「出しにくさ」に対処するために作られたカードの1つだった。だが、正直かなり悠長なカードで、またそこまでして出す価値のある多色カードも少なかったため、あまり注目されていなかった。

時は流れて、現在では引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn大祖始/Progenitus荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossusなどの強烈なクリーチャーも増えたが、一方で騙し討ち/Sneak Attack自然の秩序/Natural Order修繕/Tinkerなどの強烈なコスト踏み倒しカードも増えたため、全体的に重くかつ遅いこのカードの出番はやっぱりないのが実情。それでもこのカードにはいちおう墓地からでも手札からでも戦場に出せるという独自性があり、それが最大の強みである。遅いリアニメイトには向いたカードか。

オラクルの変遷

クロニクル版の印刷されたカードではhatchlingカウンターを用いているのにもかかわらず、オラクルでは1999年9月頃からincubationカウンターが用いられていた(レジェンド版は名前無し)。どちらもこのカードにしか使われていないカウンターであり、印刷されたカードに合わせるため、2008年9月のオラクル更新でhatchlingカウンターに変更された。

また、クロニクル版では「あなたの手札または墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする」と書かれているが、手札のカードを対象にとることは不可能である。1998年7月頃のオラクル更新では、モードの書式は採っていないが「あなたの手札からクリーチャー・カードを1枚選ぶ」か「あなたの墓地からクリーチャー・カード1枚を対象として選ぶ」の二択に分けられた。1999年9月頃のオラクル更新では、どちらも対象をとらずに単に選ぶ形に変更された。

2001年8月頃のオラクル更新では、テキストの簡略化のために「孵化カウンターが2個以上置かれている場合」の起動条件が「孵化カウンターを2個取り除く」の起動コストに変更された。

その後、2010年7月の更新で、対象関係は1998年7月頃に近いモードの形に変更され、起動コストも起動条件に戻された。

  • 日本語版ではhatchlingカウンター、incubationカウンターともに「孵化カウンター」と訳されていたが、上記の2008年9月のオラクル更新に際して、hatchlingカウンターの日本語訳が「雛カウンター」に変更された。しかし、その後、イニストラードルーデヴィックの実験材料/Ludevic's Test Subjectが出た際に「孵化カウンター」に戻されている。

参考

QR Code.gif