抹消/Obliterate
提供:MTG Wiki
インベイジョンで登場した打ち消されないジョークルホープス/Jokulhaups。 元祖とともに、ターボジョークルで一世を風靡した。 ファイアーズのサイドボードに1〜2枚挿されていることも多い。
8マナとかなり重いのだが、いわゆる「撃てば勝つ」呪文に近いため、そんなのは気にならないと言う事だろう。 また、これをアテにすることでターボジョークルのような特殊なマナ加速を可能とするため、意外と重くない事もしばしばある。
やはりと言うべきか、赤なのでエンチャントは残してしまう。 しかしそれを利用し、エンチャントを展開したあとこれで場を制圧するデッキも存在する。 抹消マーチがその代表例。
- イラストはトレイリア/Tolariaにおけるバリン/Barrin最期の魔法で、彼はレイン/Rayneとハナ/Hannaの墓をファイレクシア/Phyrexia軍侵攻から守るため「トレイリアをまきの山と化した」。それほどの大呪文なら打ち消せないのも道理。
- しかし時間停止/Time Stopの登場により、全く防げない呪文ではなくなった。
これは他の打ち消されない呪文にも言えることである。
- 打ち消されない呪文の中で、最も打ち消し呪文を打たれた呪文であるだろう。吸収/Absorbでライフゲインされたり、蝕み/Undermineでライフロスさせられたり、妨害/Thwartで島を戻されたりした。
- 第8版を選ぼうにて、直系の先輩であるジョークルホープス/Jokulhaupsを下している。
どちらもほぼ確実にキーカードとなるため、重いより打ち消されないほうが重要ということか。
- 再録にあたってフレイバー・テキストが変更されている。
インベイジョン版のバリンに関する記述に替わってケルド/Keldの兵士の言葉が記されているので、ケルドにおいてもこの呪文は使われたのかも知れない。
- 英語圏のネイティブスピーカーに言わせると、この単語は「燃えカス一つ残さないほど完全に焼き尽くす」と言うほど強烈な語感を持っているらしい。正にイメージ通り。
目次 |
代表的なデッキ
参考
抹消/Obliterate(ストーリー)
別名the Blare of Doom(破滅の響き)。
兄弟戦争でのアルゴス/Argothのthe Devastation(大荒廃)と同じ原理で作用する大呪文である。大爆発を起こして周囲一帯を、術者自身も含めて、何もかも吹き飛ばしてしまう。
修得者にはPharon(ファロン)とバリン/Barrinがいる。
- 氷河期のダリアン一世/Darien the Firstの時代、Kazontas(カゾンタス)反逆の折、抹消呪文が使用されたと思われる節の記録が残されているが、その真偽は定かではない。
- ケルド/Keldでも、この呪文が使用されたと推測される記述が遺されている。
- 4205AR、ファイレクシア/Phyrexiaのドミナリア/Dominaria侵攻の際に、トレイリア/Tolariaでバリンが妻レイン/Rayneと娘ハナ/Hannaの墓地を侵略者の手から守るため使用して、ファイレクシア軍やトレイリア島諸共に消滅し、命を落とした。
参考
- バリン/Barrin
- Pharon(ファロン)
- Invasion(小説)
- For Want of Ink(The Secrets of Magicの短編)
- 背景世界/ストーリー用語