冥府の報い/Infernal Reckoning
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2018年7月23日 (月) 00:10時点における版
対象が極めて限定されている代わりに、マナ・コストは最軽量の1マナかつ墓地利用や死亡誘発、果ては破壊不能さえも無視する追放除去であり、さらにはライフ回復のおまけまでついてくると大盤振る舞い。黒という色が除去の王様であることをこれでもかと見せつけてくれる。
登場時のスタンダードでこの除去を当てたいクリーチャーと言えば、何と言っても屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scroungerとキランの真意号/Heart of Kiranだろう。いずれも2マナ域としては環境最高峰のアタッカーであるため、ライフ回復のおまけの嬉しさもひとしお。しかしこれら以外にはさしたる的がいないため、このカードをメインデッキから採用するのはいささか厳しいか。
モダン以下のフォーマットでは、やはりエルドラージデッキ相手に投入したい。同デッキは高速でライフを削りに来るアグロ型が少なくないので、ライフ回復による時間稼ぎもより一層意味を持つ。また、フィニッシャーとしてしばしば用いられる絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerに対処できるのもありがたい。一方で虚空の杯/Chalice of the Voidをメインデッキから採用しているタイプのデッキが相手の場合はサイドボードから投入するにしても少し苦しい。