ボーナスシート
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(新規作成) |
|||
1行: | 1行: | ||
− | '''ボーナスシート'''/''bonus sheet''とは、[[ブースターパック]]に1枚確定で封入される[[再録]]カード中心の[[枠#スロット|スロット]] | + | '''ボーナスシート'''/''bonus sheet''とは、 |
+ | #[[ブースターパック]]に1枚確定で封入される[[再録]]カード中心の[[枠#スロット|スロット]]。 | ||
+ | #[[Secret Lair Drop Series]]に付属する製品説明にないカード。 | ||
− | == | + | ==1.の概要== |
ボーナスシートは[[時のらせん]]の[[タイムシフト]]で初めて使用された。その後しばらく間が空き、[[時のらせんリマスター]]で[[新枠]]以降に登場したカードを[[旧枠]]仕様で再録する「[[タイムシフト#時のらせんリマスターのタイムシフト|旧枠加工カード]]」で実に15年ぶりにボーナスシートが使われた。 | ボーナスシートは[[時のらせん]]の[[タイムシフト]]で初めて使用された。その後しばらく間が空き、[[時のらせんリマスター]]で[[新枠]]以降に登場したカードを[[旧枠]]仕様で再録する「[[タイムシフト#時のらせんリマスターのタイムシフト|旧枠加工カード]]」で実に15年ぶりにボーナスシートが使われた。 | ||
9行: | 11行: | ||
**前者は[[稀少度]]が[[スペシャル]]だったが、後者は通常のカードと同様に稀少度が分けられており、封入率に差がある。原則[[アンコモン]]から[[神話レア]]のみの収録だが、[[MTGアリーナ]]の[[イニストラードを覆う影リマスター]]における[[イニストラードを覆う影リマスター#過去の影|過去の影]]では[[コモン]]も収録された。 | **前者は[[稀少度]]が[[スペシャル]]だったが、後者は通常のカードと同様に稀少度が分けられており、封入率に差がある。原則[[アンコモン]]から[[神話レア]]のみの収録だが、[[MTGアリーナ]]の[[イニストラードを覆う影リマスター]]における[[イニストラードを覆う影リマスター#過去の影|過去の影]]では[[コモン]]も収録された。 | ||
**時のらせんでは[[スタンダード]]で使用できるカードに追加されたが、以降の[[本流のセット]]に含まれるボーナスシートは原則スタンダードで使用可能にはならず、[[エターナル]]等の元々使える[[フォーマット]]か[[リミテッド]]でしか使用できない。 | **時のらせんでは[[スタンダード]]で使用できるカードに追加されたが、以降の[[本流のセット]]に含まれるボーナスシートは原則スタンダードで使用可能にはならず、[[エターナル]]等の元々使える[[フォーマット]]か[[リミテッド]]でしか使用できない。 | ||
+ | *[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]および[[カラデシュ・ブロック]]における[[Masterpiece Series]]も類似企画と言える。 | ||
*兄弟戦争の[[トランスフォーマー・カード]]や[[スペシャルゲスト]]等の封入が確率によるものや、[[灯争大戦]]における[[プレインズウォーカー]]や[[イニストラード/Innistrad]]を舞台とする[[セット]]の[[変身する両面カード]]といったセットを成立させる目的の新規[[カード]]中心のスロットはボーナスシートと呼ばない。 | *兄弟戦争の[[トランスフォーマー・カード]]や[[スペシャルゲスト]]等の封入が確率によるものや、[[灯争大戦]]における[[プレインズウォーカー]]や[[イニストラード/Innistrad]]を舞台とする[[セット]]の[[変身する両面カード]]といったセットを成立させる目的の新規[[カード]]中心のスロットはボーナスシートと呼ばない。 | ||
− | ==ボーナスシート一覧== | + | ===ボーナスシート一覧=== |
*[[タイムシフト#時のらせんのタイムシフト|タイムシフト]]([[時のらせん]]) | *[[タイムシフト#時のらせんのタイムシフト|タイムシフト]]([[時のらせん]]) | ||
*[[タイムシフト#時のらせんリマスターのタイムシフト|旧枠加工カード]]([[時のらせんリマスター]]) | *[[タイムシフト#時のらせんリマスターのタイムシフト|旧枠加工カード]]([[時のらせんリマスター]]) | ||
22行: | 25行: | ||
*[[イニストラードを覆う影リマスター#過去の影|過去の影]]([[イニストラードを覆う影リマスター]]) | *[[イニストラードを覆う影リマスター#過去の影|過去の影]]([[イニストラードを覆う影リマスター]]) | ||
また、MTGアリーナでは[[機械兵団の進軍:決戦の後に]]でも「多元宇宙の伝説」ボーナスシートを共有する。 | また、MTGアリーナでは[[機械兵団の進軍:決戦の後に]]でも「多元宇宙の伝説」ボーナスシートを共有する。 | ||
+ | |||
+ | ==2.の概要== | ||
+ | Secret Lair Drop Seriesはプレビューに記載されていないカードが同梱されることになる。内容は製品ごとにさまざまで、[[灯争大戦]]のステンドグラス風[[プレインズウォーカー]]、[[スリヴァー]]、[[しつこい請願者/Persistent Petitioners]]などテーマと無関係に同梱されるものもあれば、[[Secret Lair Drop Series/2022年#Secret Lair x Street Fighter|Secret Lair x Street Fighter]]のHadoken([[稲妻/Lightning Bolt]])のようにテーマに則したものも存在する。 | ||
==脚注== | ==脚注== | ||
<references /> | <references /> | ||
+ | ==参考== | ||
+ | *[[用語集]] |
2024年1月5日 (金) 14:42時点における版
ボーナスシート/bonus sheetとは、
- ブースターパックに1枚確定で封入される再録カード中心のスロット。
- Secret Lair Drop Seriesに付属する製品説明にないカード。
目次 |
1.の概要
ボーナスシートは時のらせんのタイムシフトで初めて使用された。その後しばらく間が空き、時のらせんリマスターで新枠以降に登場したカードを旧枠仕様で再録する「旧枠加工カード」で実に15年ぶりにボーナスシートが使われた。
時のらせんリマスターから程なくして発売されたストリクスヘイヴン:魔法学院でもミスティカルアーカイブにボーナスシートが使われ、様々な面で注目が集まり人気が高まった。この反響を受けてMark Rosewaterはデザイン演説の中でボーナスシートについて「もっと使う必要がある強力な道具」と語っている[1]。エルドレインの森の記事では「プレイヤーの間でいつも人気」と分析しており[2]、ボーナスシートを積極的に使いたいという姿勢を見せている。実際、兄弟戦争以降、一年後のイクサラン:失われし洞窟までの6つのエキスパンションの半数にあたる3つでボーナスシートが使われた。
- 時のらせん、ならびに時のらせんリマスターと以降のシリーズでは扱いが少し変わっている。
- 戦乱のゼンディカー・ブロックおよびカラデシュ・ブロックにおけるMasterpiece Seriesも類似企画と言える。
- 兄弟戦争のトランスフォーマー・カードやスペシャルゲスト等の封入が確率によるものや、灯争大戦におけるプレインズウォーカーやイニストラード/Innistradを舞台とするセットの変身する両面カードといったセットを成立させる目的の新規カード中心のスロットはボーナスシートと呼ばない。
ボーナスシート一覧
- タイムシフト(時のらせん)
- 旧枠加工カード(時のらせんリマスター)
- ミスティカルアーカイブ(ストリクスヘイヴン:魔法学院)
- 旧枠版アーティファクト(兄弟戦争)
- 多元宇宙の伝説(機械兵団の進軍)
- おとぎ話(エルドレインの森)
また、MTGアリーナでは機械兵団の進軍:決戦の後にでも「多元宇宙の伝説」ボーナスシートを共有する。
2.の概要
Secret Lair Drop Seriesはプレビューに記載されていないカードが同梱されることになる。内容は製品ごとにさまざまで、灯争大戦のステンドグラス風プレインズウォーカー、スリヴァー、しつこい請願者/Persistent Petitionersなどテーマと無関係に同梱されるものもあれば、Secret Lair x Street FighterのHadoken(稲妻/Lightning Bolt)のようにテーマに則したものも存在する。
脚注
- ↑ デザイン演説2021(Making Magic 2021年8月17日Mark Rosewater著)
- ↑ 『森』の話 その2(Making Magic 2023年8月22日 Mark Rosewater著)