事故
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(8人の利用者による、間の9版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | '''事故''' | + | '''事故'''とは、運の要素が絡む事案において、悪い結果が出てしまうことの総称。 |
+ | [[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]においては以下のような例が挙げられる。 | ||
+ | #[[カード]]の[[引く|引き]]が悪く、思うような[[ゲーム]][[展開]]ができないこと。「回りが悪い」とも言う。 | ||
+ | #上記の変形で、こちらの引きはさほど悪くないのだが、それ以上に[[対戦相手]]の引きが良すぎて一方的な展開になること(いわゆる[[鬼回り|ブン回り]])。 | ||
+ | #[[無作為に]]なにか行うカードを用いて、悪い結果ばかり出ること。 | ||
+ | #[[トーナメント]]において、極端に相性が悪い[[デッキ]]やまったく想定外のデッキと当たること(いわゆる[[地雷]])。 | ||
+ | #[[リミテッド]]において、貧弱な[[カードプール]]を引き当ててしまうこと(対戦相手に比べて相対的に弱い場合も含む)。 | ||
− | [[土地]]ばかり引く、逆に土地を引かないなどの場合は[[土地事故]] | + | 特にもっとも広く使われる用法は1であり、状況に応じて用語が区別されている。 |
+ | *[[土地]]ばかり引く、逆に土地を引かないなどの場合は[[土地事故]]という。 | ||
+ | **英語圏ではさらに細分され、土地を引かない方が"mana screw"([[マナスクリュー]])、土地を引きすぎる方が"mana flood"([[マナフラッド]])という。 | ||
+ | *[[色マナ]]が揃わないことを[[色事故]]という。 | ||
− | + | 上記に挙げたどの用法にせよ、いくら気をつけていても起きるときは起きてしまうし、起こってしまったらいくらあがいてもどうにもならないことが多い。まさに不幸な事故としか言いようがない。 | |
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | とはいえ、([[ピッチスペル]]のない環境での[[先攻]][[1ターンキル]]を除き)絶対にどうにもならないというわけではなく、完全には避けられないにしろ起きる確率を下げたり起きたときの被害を少なくしたりする工夫はできるし、起きた場合にも[[プレイング]]次第で乗り切れるケースも珍しくはない。敗因を事故のせいばかりにせず、どうすれば防げたか、どうすれば乗り切れたかを考えるのも重要である。 | |
− | *[[ | + | |
+ | *ときおり「事故回避のテクニック」と称して特殊な手順での[[切り直す|シャッフル]]を行うなどの例が見られるが、それは[[ライブラリー]]の[[無作為に|無作為性]]を損なう行為であり、要するに[[積み込み]]という[[違反行為]](イカサマ)である。絶対に避けること。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[[色事故]] | + | *[[土地事故]]/[[色事故]](類語) |
− | *[[ | + | *[[鬼引き]]/[[鬼回り]](対義語) |
*[[用語集]] | *[[用語集]] | ||
− |
2022年8月9日 (火) 18:02時点における最新版
事故とは、運の要素が絡む事案において、悪い結果が出てしまうことの総称。
マジックにおいては以下のような例が挙げられる。
- カードの引きが悪く、思うようなゲーム展開ができないこと。「回りが悪い」とも言う。
- 上記の変形で、こちらの引きはさほど悪くないのだが、それ以上に対戦相手の引きが良すぎて一方的な展開になること(いわゆるブン回り)。
- 無作為になにか行うカードを用いて、悪い結果ばかり出ること。
- トーナメントにおいて、極端に相性が悪いデッキやまったく想定外のデッキと当たること(いわゆる地雷)。
- リミテッドにおいて、貧弱なカードプールを引き当ててしまうこと(対戦相手に比べて相対的に弱い場合も含む)。
特にもっとも広く使われる用法は1であり、状況に応じて用語が区別されている。
上記に挙げたどの用法にせよ、いくら気をつけていても起きるときは起きてしまうし、起こってしまったらいくらあがいてもどうにもならないことが多い。まさに不幸な事故としか言いようがない。
とはいえ、(ピッチスペルのない環境での先攻1ターンキルを除き)絶対にどうにもならないというわけではなく、完全には避けられないにしろ起きる確率を下げたり起きたときの被害を少なくしたりする工夫はできるし、起きた場合にもプレイング次第で乗り切れるケースも珍しくはない。敗因を事故のせいばかりにせず、どうすれば防げたか、どうすれば乗り切れたかを考えるのも重要である。
- ときおり「事故回避のテクニック」と称して特殊な手順でのシャッフルを行うなどの例が見られるが、それはライブラリーの無作為性を損なう行為であり、要するに積み込みという違反行為(イカサマ)である。絶対に避けること。