激突
提供:MTG Wiki
(誤ったルールの修正。) |
|||
(8人の利用者による、間の10版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | '''激突/ | + | '''激突'''(げきとつ)/''Clash''は、[[ローウィン・ブロック]]に登場した[[キーワード処理]]。 |
{{#card:Lash Out}} | {{#card:Lash Out}} | ||
+ | {{#card:Sylvan Echoes}} | ||
− | + | ==定義== | |
+ | 「'''激突'''/''Clash''」を行う場合、[[プレイヤー]]が自分の[[ライブラリーの一番上]]の[[カード]]を[[公開する]]。その後、そのプレイヤーはそのカードを[[ライブラリーの一番下]]に置いてもよい。 | ||
− | + | 「'''いずれかの[[対戦相手]]と激突を行う'''/''clash with an opponent''」とある場合、それは「対戦相手1人を選び、[[あなた]]とその対戦相手はそれぞれ激突を行う」を意味する。このとき、その激突で他のプレイヤーより大きい[[マナ総量]]を持つカードを公開したプレイヤーは、その激突に勝利したことになる。 | |
+ | ==解説== | ||
+ | [[ローウィン]]及び[[モーニングタイド]]では全[[色]]に割り振られており、激突で勝利することで[[効果]]が増強される[[カード]]が収録されている。[[ライブラリーの一番上]]にカードを持ってこれる[[キスキンの先触れ/Kithkin Harbinger|先触れ]][[サイクル]]やライブラリーの一番上を確認できる[[剣士団/Fencer Clique]]や[[族系]]は激突のサポートも兼ねていると思われる。 | ||
+ | |||
+ | [[Mark Rosewater]]の考案したメカニズムの再録可能性値である[[ストーム値]]では「ありえないとは言わないが、ちょっとした奇跡が必要。」レベルの9に設定されており、再登場は無いかと思われたが、[[カルロフ邸殺人事件統率者デッキ]]にて[[深海の調査員、モルヴォ/Marvo, Deep Operative]]で再登場した。同セットでは[[諜報]]がサポートに使われる。 | ||
+ | |||
+ | ===ルール=== | ||
「いずれかの対戦相手と激突を行う」場合の手順は以下の通り。 | 「いずれかの対戦相手と激突を行う」場合の手順は以下の通り。 | ||
#まず、対戦相手1人を選び、2人同時にライブラリーの一番上のカードを公開する。 | #まず、対戦相手1人を選び、2人同時にライブラリーの一番上のカードを公開する。 | ||
12行: | 20行: | ||
#その後、各プレイヤーは公開したカードをライブラリーの上下の選んだ方に同時に置く。 | #その後、各プレイヤーは公開したカードをライブラリーの上下の選んだ方に同時に置く。 | ||
− | * | + | *双方のプレイヤーが同じマナ総量のカードを公開した場合、どちらも勝利しなかったことになる。 |
− | * | + | *ライブラリーにカードが無い場合でも、激突は行える。ただし、カードを公開していないので激突に勝利することはない。 |
− | ** | + | **この場合、他のプレイヤーが公開したカードのマナ総量が0であっても、そのプレイヤーは激突に勝利できる。 |
− | * | + | *「激突を行う」の定義は最初に書いたもののみであることに注意。マナ総量の比較などは「いずれかの対戦相手と激突を行う」場合の処理である。 |
− | + | ||
− | + | ||
**ただし今のところ「激突を行う」のみであるカードは存在しない。 | **ただし今のところ「激突を行う」のみであるカードは存在しない。 | ||
*いずれかの対戦相手と激突を行った場合、それは激突が2回行われたことになる。あなたが1回、対戦相手が1回という勘定。 | *いずれかの対戦相手と激突を行った場合、それは激突が2回行われたことになる。あなたが1回、対戦相手が1回という勘定。 | ||
24行: | 30行: | ||
==参考== | ==参考== | ||
*{{WHISPER検索/英語オラクル|Clash|激突(Clash)}} | *{{WHISPER検索/英語オラクル|Clash|激突(Clash)}} | ||
− | *[[ | + | *[[キーワード処理]] |
− | *[[ルーリング# | + | *[[ルーリング#キーワード処理|ルーリング]] |
− | {{#cr: | + | {{#cr:{{キーワード処理のCR番号|激突}}}} |
+ | __NOTOC__ |
2024年2月12日 (月) 14:38時点における最新版
激突(げきとつ)/Clashは、ローウィン・ブロックに登場したキーワード処理。
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。つっかかりは、それに3点のダメージを与える。
対戦相手1人と激突を行う。あなたが勝ったなら、つっかかりはそのクリーチャーのコントローラーに3点のダメージを与える。(激突を行う各プレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを公開し、そのカードを一番上か一番下に置く。自分のカードのマナ総量の方が大きいプレイヤーが勝つ。)
[編集] 定義
「激突/Clash」を行う場合、プレイヤーが自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。その後、そのプレイヤーはそのカードをライブラリーの一番下に置いてもよい。
「いずれかの対戦相手と激突を行う/clash with an opponent」とある場合、それは「対戦相手1人を選び、あなたとその対戦相手はそれぞれ激突を行う」を意味する。このとき、その激突で他のプレイヤーより大きいマナ総量を持つカードを公開したプレイヤーは、その激突に勝利したことになる。
[編集] 解説
ローウィン及びモーニングタイドでは全色に割り振られており、激突で勝利することで効果が増強されるカードが収録されている。ライブラリーの一番上にカードを持ってこれる先触れサイクルやライブラリーの一番上を確認できる剣士団/Fencer Cliqueや族系は激突のサポートも兼ねていると思われる。
Mark Rosewaterの考案したメカニズムの再録可能性値であるストーム値では「ありえないとは言わないが、ちょっとした奇跡が必要。」レベルの9に設定されており、再登場は無いかと思われたが、カルロフ邸殺人事件統率者デッキにて深海の調査員、モルヴォ/Marvo, Deep Operativeで再登場した。同セットでは諜報がサポートに使われる。
[編集] ルール
「いずれかの対戦相手と激突を行う」場合の手順は以下の通り。
- まず、対戦相手1人を選び、2人同時にライブラリーの一番上のカードを公開する。
- 次に、アクティブ・プレイヤーからターン進行順に「公開したカードをライブラリーの一番下に置くかどうかの選択」を行っていく。非アクティブ・プレイヤーは、アクティブ・プレイヤーが上下どちらを選んだかを知った上で選択を行える(→APNAP順を参照)。
- その後、各プレイヤーは公開したカードをライブラリーの上下の選んだ方に同時に置く。
- 双方のプレイヤーが同じマナ総量のカードを公開した場合、どちらも勝利しなかったことになる。
- ライブラリーにカードが無い場合でも、激突は行える。ただし、カードを公開していないので激突に勝利することはない。
- この場合、他のプレイヤーが公開したカードのマナ総量が0であっても、そのプレイヤーは激突に勝利できる。
- 「激突を行う」の定義は最初に書いたもののみであることに注意。マナ総量の比較などは「いずれかの対戦相手と激突を行う」場合の処理である。
- ただし今のところ「激突を行う」のみであるカードは存在しない。
- いずれかの対戦相手と激突を行った場合、それは激突が2回行われたことになる。あなたが1回、対戦相手が1回という勘定。
- そのため、あなたが激突を行うたびに誘発する能力は、対戦相手の呪文や能力であなたが激突を行った場合にも誘発する。
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 701 キーワード処理
- 701.23 激突を行う/Clash
- 701.23a 激突を行うとは、プレイヤーが自分のライブラリーの一番上のカードを公開し、その後、そのプレイヤーはそのカードをライブラリーの一番下に置くかそのまま残すかする、ということである。
- 701.23b 「対戦相手と激突を行う/clash with an opponent」は、「対戦相手1人を選び、あなたとその対戦相手はそれぞれ激突を行う。」を意味する。
- 701.23c 激突を行う各プレイヤーは、それぞれのライブラリーの一番上のカードを一度に公開する。その後、それらのプレイヤーはAPNAP順で(rule 101.4 参照)それらのカードをどこに置くか決め、その後、一度にそれらのカードを置く。
- 701.23d プレイヤーは、その激突において他のどの公開されたカードよりも大きいマナ総量を持つカードを公開した場合、その激突に勝ったことになる。
- 701.23 激突を行う/Clash
- 701 キーワード処理