Knight of the Hokey Pokey

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(6人の利用者による、間の10版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Knight of the Hokey Pokey}}
 
{{#card:Knight of the Hokey Pokey}}
 +
''WHISPERの[[注釈文]]は最新のオラクルに未対応です。最新の注釈文については下記[[#Unsanctioned]]をご覧ください。''
  
[[騎士]]としては基本的な2[[マナ]]2/2+[[先制攻撃]]に加え[[軽減]][[能力]]付き。
+
[[騎士]]としては基本的な2[[マナ]]2/2+[[先制攻撃]]に加え[[軽減]][[能力]]付き。ホーキー・ポーキーができてマナが潤沢なら[[ダメージ]]では死ななくなる。1体でも厄介な優秀[[ウィニー]][[クリーチャー]]である。
ホーキー・ポーキーができてマナが潤沢なら[[ダメージ]]では死ななくなる。
+
1体でも厄介な優秀[[ウィニー]][[クリーチャー]]である。
+
  
日本人にはこの「ホーキー・ポーキー」の踊りに馴染みがなく、いまでも質問がちらほらあるようである。アメリカの「お遊戯」らしいのだが、どれくらいポピュラーなのだろうか。
+
「ホーキー・ポーキー」はアメリカでは定番のお遊戯で、日本でも「ポキポキ踊り」などと訳されて保育園などで行われている。しかし、[[アングルード]]発売時点ではほとんど日本人に知られておらず、[[アン・ゲーム]]の話が出るたびに質問が出ていた。現在でもちらほら質問があるようである。
  
[http://syogaku.eccjr.co.jp/syogaku3/syogaku3_data.html ホーキー・ポーキーのムービー(ソング2)]
+
*やり方が[[注釈文]]の形で例示されている。注釈文はルールに影響しないので、ホーキー・ポーキーであればこのとおりでなくてもよい。いくつかバリエーションが有る。
 +
**[[アングルード]]版に印刷されている文では分かりづらかったためか、[[Unstable]]発売以降注釈文の[[オラクル]]が改正されている。詳しくは[[#オラクルの変遷]]を参照。
 +
**[[ルール文章]]には「歌う」ではなく「やる(Do)」と書かれているので、歌が嫌いな人や、他のアン・カードでしゃべったり歌うのが禁止されている場合、歌う必要ない。
  
ここに歌と歌詞、振り付けのアニメがあるので参考にしてもらいたい。
+
*このHokey-pokeyという単語は「Hocus Pocus」というごまかしやいんちきを意味する言葉が由来。さらにその元はキリスト教の用語に由来するとも、何らかの儀式の名残とも言われているが、はっきりとは分かっていない。
[[カード]]に指定されているのは両手を上にあげて一回転する部分である。{{Gatherer|Knight of the Hokey Pokey}}の騎士もそのポーズをとっていることは一目瞭然だ。
+
*[[カード名]]は、5語というそこそこ長い単語数を誇る。[[Wordmail]]をつけると、3マナ7/7先制攻撃+(恥さえ捨てれば)ダメージ軽減と、驚くべき[[コスト・パフォーマンス]]。[[単色]]であることを考えると、[[Our Market Research Shows That Players Like Really Long Card Names So We Made this Card to Have the Absolute Longest Card Name Ever Elemental]]や[[_____|_____]]よりも相性はいいと思われる。
<!-- 平良さん、進藤さんに感謝。JFK -->
+
*{{Gatherer|id=9742}}はかの有名な[[十字軍/Crusade]]({{Gatherer|id=159818}})のパロディである。
 +
**ところで馬に乗っているが、踊れるのだろうか?
 +
*[[フレイバー・テキスト]]は、ホーキー・ポーキーの歌の最後をそのまま書いている。
 +
{{フレイバーテキスト|That's what it's all about.}}
  
*[[コスト]][[]]や単語数を考慮すると、[[Wordmail]]との相性は[[Our Market Research Shows That Players Like Really Long Card Names So We Made this Card to Have the Absolute Longest Card Name Ever Elemental]][[_____|_____]]よりもいいと思われる。
+
==オラクルの変遷==
*イラストはかの有名な[[十字軍/Crusade]]のパロディである。
+
いずれも主に注釈文の改正であり、機能に影響する[[ルール・テキスト]]の変更はない。
**ところで馬に乗っているが、この体勢で1回転できるのだろうか?
+
 
 +
一般的な「ホーキー・ポーキー」は、地面に円を描いてその中に体の一部(例:右手・左手・右足・左足・尻・頭)を出し入れし、振り、両手で何らかのアクション(バリエーションがある)をしながらその場で回る…を繰り返す。
 +
 
 +
[https://www.youtube.com/watch?v=5ogs1lUwjak ホーキー・ポーキーのムービー]
 +
 
 +
===[[アングルード]]===
 +
しかし、アングルード版の注釈文は、文章からそれを想像するのが難しいものだった。また、なぜか「尻を振る/wiggle your butt」という一般的でないアクションが挟まれていた。
 +
{{カードテキスト
 +
|カード名=Knight of the Hokey Pokey
 +
|コスト=(白)(白)
 +
|タイプ=騎士(Knight)の召喚
 +
|カードテキスト=先制攻撃<br>(1)(白),ホーキー・ポーキー'''(立ち上がり、尻を振り、両手を頭の上にあげ、360度回りながら両手をワイルドに振る)'''を行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。
 +
|PT=2/2
 +
|背景=old
 +
}}
 +
*この注釈文は「You do the hokey-pokey and you turn yourself around」の部分を説明したものと思われる。また、「尻を振る」は、前半終わりの部分が「~You put your butt(bottom) in and you shake it all about」だった場合に相当する。
 +
*「立ち上がる/Stand up」は、[[マジック]]が通常椅子に座って行うゲームであることから付け加えられたものと思われる。このお遊戯はもとより立って行うものである。
 +
*「両手をワイルドに振る」の部分と思しき箇所は、人差し指を上に向けて上下に振ったり、五本指をひらひらさせたりといろいろなバリエーションがある。{{Gatherer|id=9742}}を見るに[[R&D]]が想定していたのは前者と思われる。しかし「ワイルドに振る」と言われてこれが連想できるかというと厳しい。
 +
 
 +
===[[Unstable]]===
 +
[[Unstable]]発売に伴いアン・カードのオラクルが設定されたことで、注釈文の部分がより具体的に改正された。また、[[キーワード処理]]の注釈文に使われる「○○を行うには~/to do~」というテンプレートを用いて、末尾に移動したことで読みやすくなっている。
 +
{{カードテキスト
 +
|カード名=Knight of the Hokey Pokey
 +
|コスト=(白)(白)
 +
|タイプ=クリーチャー ― 騎士(Knight)
 +
|カードテキスト=先制攻撃<br>(1)(白),ホーキー・ポーキーを行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。'''(ホーキー・ポーキーを行うには、あなたの右足を入れ、あなたの右足を出す。あなたの右足を入れ、全体を振る。この手順を左足、右腕、左腕、全身で繰り返す)'''
 +
|PT=2/2
 +
|背景=old
 +
}}
 +
*原文では「To do the Hokey Pokey, put your right foot in. Put your right foot out. Put your right foot in. Shake it all about.」で、主語Youが抜けて命令文になっていること以外は歌詞そのままである。
 +
*このバージョンでは、前バージョンとは逆に「360度回転する」という後半部分が省略されている。
 +
 
 +
===[[Unsanctioned]]===
 +
その後、[[Unsanctioned]]発売に伴い再度改正され、繰り返さなくともどれか1つやればいいことが明文化された。また、「回転する」部分も歌詞を引用する形で復活している。
 +
{{カードテキスト
 +
|カード名=Knight of the Hokey Pokey
 +
|コスト=(白)(白)
 +
|タイプ=クリーチャー ― 騎士(Knight)
 +
|カードテキスト=先制攻撃<br>(1)(白),ホーキー・ポーキーを行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。'''(ホーキー・ポーキーを行うには、腕、脚、全身のどれか1つを選び、それを入れ、出す。それを入れ、全体を振る。ホーキーポーキーをしよう! その場でぐるりと回って!)'''
 +
|PT=2/2
 +
|背景=legal
 +
}}
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:アングルード]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:アングルード]] - [[コモン]]
 +
__NOTOC__
 +
[[Category:WHISPER最新オラクル未対応]]

2022年12月23日 (金) 19:23時点における最新版


Knight of the Hokey Pokey (白)(白)
クリーチャー — 騎士(Knight)

先制攻撃
(1)(白),ホーキー・ポーキー(立ち上がり、尻を振り、両手を頭の上にあげ、360度回りながら両手をワイルドに振る)を行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。

2/2

WHISPERの注釈文は最新のオラクルに未対応です。最新の注釈文については下記#Unsanctionedをご覧ください。

騎士としては基本的な2マナ2/2+先制攻撃に加え軽減能力付き。ホーキー・ポーキーができてマナが潤沢ならダメージでは死ななくなる。1体でも厄介な優秀ウィニークリーチャーである。

「ホーキー・ポーキー」はアメリカでは定番のお遊戯で、日本でも「ポキポキ踊り」などと訳されて保育園などで行われている。しかし、アングルード発売時点ではほとんど日本人に知られておらず、アン・ゲームの話が出るたびに質問が出ていた。現在でもちらほら質問があるようである。

  • やり方が注釈文の形で例示されている。注釈文はルールに影響しないので、ホーキー・ポーキーであればこのとおりでなくてもよい。いくつかバリエーションが有る。
    • アングルード版に印刷されている文では分かりづらかったためか、Unstable発売以降注釈文のオラクルが改正されている。詳しくは#オラクルの変遷を参照。
    • ルール文章には「歌う」ではなく「やる(Do)」と書かれているので、歌が嫌いな人や、他のアン・カードでしゃべったり歌うのが禁止されている場合、歌う必要ない。
That's what it's all about.

[編集] オラクルの変遷

いずれも主に注釈文の改正であり、機能に影響するルール・テキストの変更はない。

一般的な「ホーキー・ポーキー」は、地面に円を描いてその中に体の一部(例:右手・左手・右足・左足・尻・頭)を出し入れし、振り、両手で何らかのアクション(バリエーションがある)をしながらその場で回る…を繰り返す。

ホーキー・ポーキーのムービー

[編集] アングルード

しかし、アングルード版の注釈文は、文章からそれを想像するのが難しいものだった。また、なぜか「尻を振る/wiggle your butt」という一般的でないアクションが挟まれていた。


旧オラクル

Knight of the Hokey Pokey (白)(白)
騎士(Knight)の召喚

先制攻撃
(1)(白),ホーキー・ポーキー(立ち上がり、尻を振り、両手を頭の上にあげ、360度回りながら両手をワイルドに振る)を行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。

2/2


  • この注釈文は「You do the hokey-pokey and you turn yourself around」の部分を説明したものと思われる。また、「尻を振る」は、前半終わりの部分が「~You put your butt(bottom) in and you shake it all about」だった場合に相当する。
  • 「立ち上がる/Stand up」は、マジックが通常椅子に座って行うゲームであることから付け加えられたものと思われる。このお遊戯はもとより立って行うものである。
  • 「両手をワイルドに振る」の部分と思しき箇所は、人差し指を上に向けて上下に振ったり、五本指をひらひらさせたりといろいろなバリエーションがある。イラストを見るにR&Dが想定していたのは前者と思われる。しかし「ワイルドに振る」と言われてこれが連想できるかというと厳しい。

[編集] Unstable

Unstable発売に伴いアン・カードのオラクルが設定されたことで、注釈文の部分がより具体的に改正された。また、キーワード処理の注釈文に使われる「○○を行うには~/to do~」というテンプレートを用いて、末尾に移動したことで読みやすくなっている。


旧オラクル

Knight of the Hokey Pokey (白)(白)
クリーチャー ― 騎士(Knight)

先制攻撃
(1)(白),ホーキー・ポーキーを行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。(ホーキー・ポーキーを行うには、あなたの右足を入れ、あなたの右足を出す。あなたの右足を入れ、全体を振る。この手順を左足、右腕、左腕、全身で繰り返す)

2/2


  • 原文では「To do the Hokey Pokey, put your right foot in. Put your right foot out. Put your right foot in. Shake it all about.」で、主語Youが抜けて命令文になっていること以外は歌詞そのままである。
  • このバージョンでは、前バージョンとは逆に「360度回転する」という後半部分が省略されている。

[編集] Unsanctioned

その後、Unsanctioned発売に伴い再度改正され、繰り返さなくともどれか1つやればいいことが明文化された。また、「回転する」部分も歌詞を引用する形で復活している。


Knight of the Hokey Pokey (白)(白)
クリーチャー ― 騎士(Knight)

先制攻撃
(1)(白),ホーキー・ポーキーを行う:このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にKnight of the Hokey Pokeyに与えるすべてのダメージを軽減する。(ホーキー・ポーキーを行うには、腕、脚、全身のどれか1つを選び、それを入れ、出す。それを入れ、全体を振る。ホーキーポーキーをしよう! その場でぐるりと回って!)

2/2


[編集] 参考

QR Code.gif