ミリー/Mirri
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+ | [[猫族の戦士/Cat Warriors]]の女性({{Gatherer|id=148216}})。[[ウェザーライト/Weatherlight (ストーリー)|ウェザーライト/Weatherlight]]乗組員の中では古株。戦いと魔法両面に優れた戦士であり、[[ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen (ストーリー)|ジェラード/Gerrard]]の親友。 | ||
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左右の色が異なる瞳([[Wikipedia:ja:オッドアイ|オッドアイ]])が不吉な兆しとして、幼い頃に同族に捨てられたが、[[ムルタニ/Multani]]のもとでジェラードとともに育つ。種族の違いがありながらもジェラードに対し恋愛感情を抱いているが、とある事件により彼が自分の想いに応える事はないと知ってしまったため、それを表に出したことはない。 | 左右の色が異なる瞳([[Wikipedia:ja:オッドアイ|オッドアイ]])が不吉な兆しとして、幼い頃に同族に捨てられたが、[[ムルタニ/Multani]]のもとでジェラードとともに育つ。種族の違いがありながらもジェラードに対し恋愛感情を抱いているが、とある事件により彼が自分の想いに応える事はないと知ってしまったため、それを表に出したことはない。 | ||
ジェラード、[[ロフェロス/Rofellos]]と共にウェザーライト号に迎えられるが、[[ガロウブレイド/Gallowbraid]]・[[モリンフェン/Morinfen]]との戦いによってロフェロスが命を落とした後、ミリーはロフェロスの死を伝えるために彼の故郷・[[ラノワール/Llanowar]]に向かい、ジェラードと袂を分かった。その後は、自分の瞳の色を不吉なものと考えないエルフたちとともにラノワールの森で暮らしていた。[[シッセイ/Sisay]]が[[ヴォルラス/Volrath]]によって誘拐された際、ジェラードの求めに応じ、彼とともに[[ラース/Rath]]に赴く。 | ジェラード、[[ロフェロス/Rofellos]]と共にウェザーライト号に迎えられるが、[[ガロウブレイド/Gallowbraid]]・[[モリンフェン/Morinfen]]との戦いによってロフェロスが命を落とした後、ミリーはロフェロスの死を伝えるために彼の故郷・[[ラノワール/Llanowar]]に向かい、ジェラードと袂を分かった。その後は、自分の瞳の色を不吉なものと考えないエルフたちとともにラノワールの森で暮らしていた。[[シッセイ/Sisay]]が[[ヴォルラス/Volrath]]によって誘拐された際、ジェラードの求めに応じ、彼とともに[[ラース/Rath]]に赴く。 | ||
− | ラースの地、海に浮かぶ樹海[[スカイシュラウド/Skyshroud]]にウェザーライトが不時着した後、森に落ちたジェラードを探す[[ハナ/Hanna]]とともにスカイシュラウドに棲む[[多相の戦士|シェイプシフター]]と戦う。隙を突かれ昏倒したミリーをハナは全力で守り、その優しさと勇敢さに彼女はいままで邪険にしていたことを詫びる。→[[勇敢な行為 / Gallantry]] | + | ラースの地、海に浮かぶ樹海[[スカイシュラウド/Skyshroud]]にウェザーライトが不時着した後、森に落ちたジェラードを探す[[ハナ/Hanna]]とともにスカイシュラウドに棲む[[多相の戦士|シェイプシフター]]と戦う。隙を突かれ昏倒したミリーをハナは全力で守り、その優しさと勇敢さに彼女はいままで邪険にしていたことを詫びる。→[[勇敢な行為/Gallantry]] |
要塞侵入時、[[セレニア/Selenia]]の不意打ちにあい、重傷を負って[[ターンガース/Tahngarth]]によって[[クロウヴァクス/Crovax]]とともに艦に戻されるが、呪いによって凶暴化したクロウヴァクスはウェザーライトの制御機構を破壊しようとする。それに気付き、止めようとしたミリーは彼と戦闘になり、艦から要塞内の庭園へと転がり落ちていく。そして吸血鬼と化したクロウヴァクスに噛み付かれて彼の言いなりとなりかけるも、自分を呼ぶジェラードの声によって我に返る。しかしクロウヴァクスとの力の差は歴然であり、セレニアとの戦いで負った傷もあり彼女は命を落としてしまう。「[[好奇心/Curiosity|好奇心]]は猫をも殺す」とは昔からのことわざであったが……。 | 要塞侵入時、[[セレニア/Selenia]]の不意打ちにあい、重傷を負って[[ターンガース/Tahngarth]]によって[[クロウヴァクス/Crovax]]とともに艦に戻されるが、呪いによって凶暴化したクロウヴァクスはウェザーライトの制御機構を破壊しようとする。それに気付き、止めようとしたミリーは彼と戦闘になり、艦から要塞内の庭園へと転がり落ちていく。そして吸血鬼と化したクロウヴァクスに噛み付かれて彼の言いなりとなりかけるも、自分を呼ぶジェラードの声によって我に返る。しかしクロウヴァクスとの力の差は歴然であり、セレニアとの戦いで負った傷もあり彼女は命を落としてしまう。「[[好奇心/Curiosity|好奇心]]は猫をも殺す」とは昔からのことわざであったが……。 | ||
*バックボーンが非常に細かく設定されており当時はファンも多かったのだが、メインストーリーではあまりいい所がないまま早々に退場してしまった不遇のキャラクターであった。 | *バックボーンが非常に細かく設定されており当時はファンも多かったのだが、メインストーリーではあまりいい所がないまま早々に退場してしまった不遇のキャラクターであった。 | ||
+ | **しかしウェザーライト・サーガの初期構想では負傷するもののラースを生き延び、[[メルカディアン・マスクス]]で彼女を治療する代償としてウェザーライトを手放すという展開を予定していた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/dominaria-united-states-design-part-1-2022-08-29 Dominaria United States of Design, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036272/ 『団結のドミナリア』デザイン演説 その1]([[Making Magic]] [[2022年]]8月29日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
*いくつかのカードで[[フレイバー・テキスト]]に登場しているが、中々に物騒な発言が多い(→[[拒絶/Abjure]]、[[魔の魅惑/Aluren]]など)。 | *いくつかのカードで[[フレイバー・テキスト]]に登場しているが、中々に物騒な発言が多い(→[[拒絶/Abjure]]、[[魔の魅惑/Aluren]]など)。 | ||
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− | 異なる歴史を刻む平行世界に再登場。[[セレニア/Selenia#次元の混乱|セレニア/Selenia]]を殺したため、[[クロウヴァクス/Crovax#次元の混乱|クロウヴァクス/Crovax]]に代わってその身に呪いを受け[[吸血鬼]]、[[呪われたミリー/Mirri the Cursed]]へと変わる。 | + | 異なる歴史を刻む平行世界に再登場。[[セレニア/Selenia#次元の混乱|セレニア/Selenia]]を殺したため、[[クロウヴァクス/Crovax#次元の混乱|クロウヴァクス/Crovax]]に代わってその身に呪いを受け[[吸血鬼/Vampire]]、[[呪われたミリー/Mirri the Cursed]]へと変わる。 |
またその後も本来のクロウヴァクスと同じ様に[[ヴォルラス/Volrath#次元の混乱|ヴォルラス/Volrath]]を下し[[ラース/Rath]]の[[エヴィンカー/Evincar]]の座に就く。[[要塞/Stronghold]]の王座の間においてクロウヴァクスと対峙した際、突如出現した裂け目に飲み込まれ[[AR]]46世紀に姿を現した。 | またその後も本来のクロウヴァクスと同じ様に[[ヴォルラス/Volrath#次元の混乱|ヴォルラス/Volrath]]を下し[[ラース/Rath]]の[[エヴィンカー/Evincar]]の座に就く。[[要塞/Stronghold]]の王座の間においてクロウヴァクスと対峙した際、突如出現した裂け目に飲み込まれ[[AR]]46世紀に姿を現した。 | ||
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:[[エルフの憤激/Elvish Fury]](イラストのみ)、[[自己洞察/Insight]](イラストのみ)、[[自然の泉/Natural Spring]]、[[不定の多相の戦士/Unstable Shapeshifter]](イラストのみ)、[[ミリーの悪知恵/Mirri's Guile]]、[[勇敢な行為/Gallantry]] | :[[エルフの憤激/Elvish Fury]](イラストのみ)、[[自己洞察/Insight]](イラストのみ)、[[自然の泉/Natural Spring]]、[[不定の多相の戦士/Unstable Shapeshifter]](イラストのみ)、[[ミリーの悪知恵/Mirri's Guile]]、[[勇敢な行為/Gallantry]] | ||
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:[[好奇心/Curiosity]]、[[屠殺/Slaughter]] | :[[好奇心/Curiosity]]、[[屠殺/Slaughter]] | ||
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;[[次元の混乱]] | ;[[次元の混乱]] | ||
:[[鋭い感覚/Keen Sense]] | :[[鋭い感覚/Keen Sense]] | ||
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+ | :[[ウェザーライトの艦長、シッセイ/Sisay, Weatherlight Captain]](イラストのみ) | ||
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;[[第10版]] | ;[[第10版]] | ||
:[[アナーバのボディガード/Anaba Bodyguard]]、[[大蜘蛛/Giant Spider]]、ボガーダンの炎魔/Bogardan Firefiend、ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel | :[[アナーバのボディガード/Anaba Bodyguard]]、[[大蜘蛛/Giant Spider]]、ボガーダンの炎魔/Bogardan Firefiend、ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel | ||
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==参考== | ==参考== | ||
− | *[ | + | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/time-twists-and-destinies-interchange-2007-01-25 Time Twists and Destinies Interchange] (Feature [[2007年]]1月25日 [[Matt Cavotta]]著) |
*[http://web.archive.org/web/20091022160319/http://mtg.takaratomy.co.jp/product/10ed/story5/index.html ドミニア英雄譚 〜猫族の戦士ミリー編〜]([[タカラトミー]]、サイト消失によりInternet Archive) | *[http://web.archive.org/web/20091022160319/http://mtg.takaratomy.co.jp/product/10ed/story5/index.html ドミニア英雄譚 〜猫族の戦士ミリー編〜]([[タカラトミー]]、サイト消失によりInternet Archive) | ||
*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] |
2022年11月1日 (火) 00:06時点における最新版
ミリー/Mirriは、ウェザーライト・サーガの登場人物。定型のカードとしてはエクソダスの猫族の戦士ミリー/Mirri, Cat Warriorが初出。
目次 |
[編集] エピソード
猫族の戦士/Cat Warriorsの女性(イラスト)。ウェザーライト/Weatherlight乗組員の中では古株。戦いと魔法両面に優れた戦士であり、ジェラード/Gerrardの親友。
左右の色が異なる瞳(オッドアイ)が不吉な兆しとして、幼い頃に同族に捨てられたが、ムルタニ/Multaniのもとでジェラードとともに育つ。種族の違いがありながらもジェラードに対し恋愛感情を抱いているが、とある事件により彼が自分の想いに応える事はないと知ってしまったため、それを表に出したことはない。
ジェラード、ロフェロス/Rofellosと共にウェザーライト号に迎えられるが、ガロウブレイド/Gallowbraid・モリンフェン/Morinfenとの戦いによってロフェロスが命を落とした後、ミリーはロフェロスの死を伝えるために彼の故郷・ラノワール/Llanowarに向かい、ジェラードと袂を分かった。その後は、自分の瞳の色を不吉なものと考えないエルフたちとともにラノワールの森で暮らしていた。シッセイ/Sisayがヴォルラス/Volrathによって誘拐された際、ジェラードの求めに応じ、彼とともにラース/Rathに赴く。
ラースの地、海に浮かぶ樹海スカイシュラウド/Skyshroudにウェザーライトが不時着した後、森に落ちたジェラードを探すハナ/Hannaとともにスカイシュラウドに棲むシェイプシフターと戦う。隙を突かれ昏倒したミリーをハナは全力で守り、その優しさと勇敢さに彼女はいままで邪険にしていたことを詫びる。→勇敢な行為/Gallantry
要塞侵入時、セレニア/Seleniaの不意打ちにあい、重傷を負ってターンガース/Tahngarthによってクロウヴァクス/Crovaxとともに艦に戻されるが、呪いによって凶暴化したクロウヴァクスはウェザーライトの制御機構を破壊しようとする。それに気付き、止めようとしたミリーは彼と戦闘になり、艦から要塞内の庭園へと転がり落ちていく。そして吸血鬼と化したクロウヴァクスに噛み付かれて彼の言いなりとなりかけるも、自分を呼ぶジェラードの声によって我に返る。しかしクロウヴァクスとの力の差は歴然であり、セレニアとの戦いで負った傷もあり彼女は命を落としてしまう。「好奇心は猫をも殺す」とは昔からのことわざであったが……。
- バックボーンが非常に細かく設定されており当時はファンも多かったのだが、メインストーリーではあまりいい所がないまま早々に退場してしまった不遇のキャラクターであった。
- しかしウェザーライト・サーガの初期構想では負傷するもののラースを生き延び、メルカディアン・マスクスで彼女を治療する代償としてウェザーライトを手放すという展開を予定していた[1]。
- いくつかのカードでフレイバー・テキストに登場しているが、中々に物騒な発言が多い(→拒絶/Abjure、魔の魅惑/Alurenなど)。
[編集] 次元の混乱
異なる歴史を刻む平行世界に再登場。セレニア/Seleniaを殺したため、クロウヴァクス/Crovaxに代わってその身に呪いを受け吸血鬼/Vampire、呪われたミリー/Mirri the Cursedへと変わる。
またその後も本来のクロウヴァクスと同じ様にヴォルラス/Volrathを下しラース/Rathのエヴィンカー/Evincarの座に就く。要塞/Strongholdの王座の間においてクロウヴァクスと対峙した際、突如出現した裂け目に飲み込まれAR46世紀に姿を現した。
[編集] 登場カード
- 猫族の戦士ミリー/Mirri, Cat Warrior
- 呪われたミリー/Mirri the Cursed
- ウェザーライトの決闘者、ミリー/Mirri, Weatherlight Duelist
- Mirri(ヴァンガード)
- Mirri the Cursed Avatar(Magic Online Vanguard)
[編集] イラストに登場
特筆のない限りフレイバー・テキストにも登場している。
- ウェザーライト
- 自然のくちづけ/Nature's Kiss
- テンペスト
- エルフの憤激/Elvish Fury(イラストのみ)、自己洞察/Insight(イラストのみ)、自然の泉/Natural Spring、不定の多相の戦士/Unstable Shapeshifter(イラストのみ)、ミリーの悪知恵/Mirri's Guile、勇敢な行為/Gallantry
- ストロングホールド
- 侵入警報/Intruder Alarm、跳躍/Leap、誘発/Provoke、狼藉/Ransack(イラストのみ)、罪の自覚/Conviction
- エクソダス
- 好奇心/Curiosity、屠殺/Slaughter
- 第6版
- 自己洞察/Insight(イラストのみ)
- スターター
- 狼藉/Ransack(イラストのみ)
- 次元の混乱
- 鋭い感覚/Keen Sense
- Secret Lair Drop Series: Finally! Left-Handed Magic Cards
- ウェザーライトの艦長、シッセイ/Sisay, Weatherlight Captain(イラストのみ)
[編集] フレイバー・テキストのみに登場
- ウェザーライト
- ウークタビー・イフリート/Uktabi Efreet、拒絶/Abjure、シマクマ/Striped Bears、歯とかぎ爪/Tooth and Claw、花の冠/Blossoming Wreath、ボガーダンの炎魔/Bogardan Firefiend、北極狼/Arctic Wolves、マーフォークの交易商人/Merfolk Traders、みなぎる活力/Vitalize、ラノワールのドルイド/Llanowar Druid、ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel、レッドウッド・ツリーフォーク/Redwood Treefolk
- テンペスト
- エルフの軍用犬/Elven Warhounds、金切り声のハーピー/Screeching Harpy、峡谷の山猫/Canyon Wildcat、スカイシュラウドのレインジャー/Skyshroud Ranger、空のスピリット/Sky Spirit、ダークリング・ストーカー/Darkling Stalker、ハートウッド・ツリーフォーク/Heartwood Treefolk、魔の魅惑/Aluren、鎧のスリヴァー/Armor Sliver
- ストロングホールド
- 侵略計画/Invasion Plans
- エクソダス
- 回復期/Convalescence
- 第6版
- みなぎる活力/Vitalize
- メルカディアン・マスクス
- 生き返り/Revive
- 次元の混乱
- コーの葬送歌/Kor Dirge
- 第10版
- アナーバのボディガード/Anaba Bodyguard、大蜘蛛/Giant Spider、ボガーダンの炎魔/Bogardan Firefiend、ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel
[編集] 脚注
- ↑ Dominaria United States of Design, Part 1/『団結のドミナリア』デザイン演説 その1(Making Magic 2022年8月29日 Mark Rosewater著)
[編集] 参考
- Time Twists and Destinies Interchange (Feature 2007年1月25日 Matt Cavotta著)
- ドミニア英雄譚 〜猫族の戦士ミリー編〜(タカラトミー、サイト消失によりInternet Archive)
- 背景世界/ストーリー用語