セラ/Serra
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2022年8月9日 (火) 16:07時点における最新版
セラ/Serraは、セラの天使/Serra Angelのカード名を起源として、ホームランドで設定されたキャラクター。ヴァンガードとしてはSerraが、カードとしてはモダンホライゾンの慈悲深きセラ/Serra the Benevolentが初出。
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[編集] 解説
慈悲深い人間の女性で、悪を嫌うプレインズウォーカー/Planeswalker(イラスト)。白マナから次元/Plane、セラの領土/Serra's Realmを創造し、同じく白マナからセラの天使/Serra Angelを生み出した。汚染されたセラの領域を離れた後にウルグローサ/Ulgrothaに移り住み、そこで愛する人フェロッズ/Ferozに巡り会った。
[編集] 容姿
セラは登場する時代によって異なる姿を取っている。衣服は大抵は白である。
- セラの領域時代(ウルザズ・サーガ)
- 目はやや釣り上がった切れ長で、おとがいは細い。後ろでまとめた金髪は長細く膝丈まで伸び、先端は緩やかにカールする。喉元に留め具のあるフードのような被り物をして、天使の羽を模したような飾りが特徴的な白と金のドレスを着ている。襟ぐりの深い胴着は胸から腹部まで金色で、胸元や脇を羽根飾りが囲み、背面にはひときわ大きな羽根飾りが何本も立ち、細長い布地が幾筋か風になびく羽衣のように垂れている。左腕にはめた白いロンググローブは肩や肘、手の甲に羽根飾りがたっぷり、右腕はノースリーブで手首に宝石と金の腕輪をはめる。白く丈の長いスカートはゆったりと長く地面に広がる。スタイルガイドの全身図、ヴァンガード、セラの黄金像とセラ本人、レイディアントを叱責するセラ、セラの似姿、奥の建物に立つ人物がセラ
- ウルグローサ時代(ホームランド)
- 肌は色白で瞳は青、頬は血色よく、唇は紅色、ウェーブのかかった豊かな金髪を腰まで伸ばす。顔つきは穏やかで優しいものの、悪に対すると厳しい表情も見せる。コミックでは何種類かの違った衣装を着ているが、部分的に模様や飾りのある長袖で丈の長い白いドレスが姿が多い。セラの領域時代に比べて簡素で、どの衣装にも羽飾りはない。
- フェロッズの死後、セラの姿は一変し、服装は地味な茶色の旅人風になり、フード付きの緑色のマントを深く被り、表情は暗く痛々しいほど悲しげである。
- 小説Scourge
- 大鷲の羽根をもち、白いローブをまとった天使の姿で登場する。背が高く威厳があり顔は美しい。目つきは思慮深いが、悲しさに満ちている。
[編集] エピソード
[編集] ウルザズ・サーガ
セラは自身の名を冠する次元セラの領土/Serra's Realmを創造し、彼女を信奉する天使や人間とともに過ごしていた。しかし、衰弱したウルザ/Urzaが立ち寄ったがためにファイレクシア/Phyrexia人の進入を許してしまう。セラは数世紀にわたるファイレクシアのとの戦争で汚染された次元を嘆き、自身の世界から姿を隠した。
[編集] ホームランド
荒廃した次元ウルグローサ/Ulgrothaに居を構えたセラは、平地の民を導いて都市国家アイゼン/Aysenを築かせる。セラは再び女神として信奉され、邪悪なセンギア男爵/Baron Sengirに敵対するようになる。そして時は流れ、ウルグローサに流れ着いた戦いを嫌うプレインズウォーカーのフェロッズ/Ferozとセラは出会い、夫婦となった。満ち足りた暮らしを送っていた2人だが、実験中の事故でフェロッズが死亡してしまう。深い悲しみに囚われたセラは思い出の地を離れた。
ドミナリア/Dominariaのサーシ/Sursiを流浪するセラは、乱杭歯であばた面の黒のプレインズウォーカーに襲われる。セラの結婚指輪を強力なアーティファクトであると見当をつけての攻撃である。愛する夫との再会を望むセラは抵抗せずに敵の攻撃に身をさらし、Brother Angus(ブラザー・アンガス)に看取られて息を引き取った。この地にはCathedral of Serra(セラの大聖堂)が建てられる。
[編集] Scourge
数世紀が経過した4306AR、多元宇宙/Multiverseをさすらうカローナ/Karonaは昔の姿のままのセラの領土とセラを発見する。この100年間はウェザーライト/Weatherlight号の機関部から解放された自身の世界を修復していたとセラは語る。安息の地を求めるカローナは滞在を願うがセラは拒絶する。セラが復活した経緯は不明である。
[編集] 次元の混乱
別の歴史を辿る平行世界に登場。そこのセラの領土/Serra's Realmにはセラのスフィンクスが棲んでいる。
公式記事Backwards Through the Looking Glassで明かされた、もう1つのマジックの“if”の歴史で言及されているところによると、「セラはリミテッド・エディション時代からの青の象徴であり、理知的なスフィンクスのプレインズウォーカーで、種族で最も輝かしい存在。スフィンクスは故郷の世界(realm)にあるマナが蓄えられた池から洞察力を得る種族である」とされる。セラは未来を予測する能力を持ち、邪悪な子孫ジェラード/Gerrardと戦うウルザ/Urzaに援助をしている。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
[編集] フレイバー・テキストに登場
- ウルザズ・サーガ
- カタストロフィ/Catastrophe、解呪/Disenchant、治癒の軟膏/Healing Salve、お粗末/Humble、剛胆な勇士/Intrepid Hero、聖域の守衛/Sanctum Custodian、水晶のチャイム/Crystal Chimes
[編集] イラストに登場
- ウルザズ・サーガ
- 集い/Congregate、お粗末/Humble、次元の誕生/Planar Birth、主の存在/Presence of the Master、崇拝/Worship
- SDCCプロモーション・カード
- 試練に臨むギデオン/Gideon of the Trials