初子さらい/Claim the Firstborn
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− | 登場時点の[[スタンダード]]では[[生け贄に捧げる|生け贄]]ギミックを多数搭載した[[サクリファイス#ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ラクドス・サクリファイス]]に採用されている。[[忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Gods]]や[[ロークスワインの元首、アヤーラ/Ayara, First of Locthwain]]の[[能力]]を複数回[[起動]]するのにも役立ち、タップ能力ゆえにワンテンポ遅れてしまう弱点も補うことが可能。[[ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis]] | + | 登場時点の[[スタンダード]]では[[生け贄に捧げる|生け贄]]ギミックを多数搭載した[[サクリファイス#ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ラクドス・サクリファイス]]に採用されている。[[忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Gods]]や[[ロークスワインの元首、アヤーラ/Ayara, First of Locthwain]]の[[能力]]を複数回[[起動]]するのにも役立ち、タップ能力ゆえにワンテンポ遅れてしまう弱点も補うことが可能。[[ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis]]のようなマナ総量自体は低い[[X]]可変のクリーチャーは狙い目であり、中でも[[魔性/Bedevil]]が効かない[[石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent]]への解答として優れている。[[カードプール]]拡大に伴って[[白単信心]]や[[星座 (デッキ)|星座デッキ]]、[[夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den]]を[[相棒]]に据えた各種デッキといった低マナ域中心のデッキが増えていることもあり、環境的に追い風である。 |
[[リミテッド]]では3[[マナ]]圏のカードが主力になるので対象に困ることは少ないだろう。[[エルドレインの王権]]には奪った[[クリーチャー]]を生け贄に捧げる手段が豊富に収録されており、特に[[赤]]なら[[投げ飛ばし/Fling]]、[[黒]]なら[[邪悪な貴族/Malevolent Noble]]が[[コモン]]で確保しやすい。 | [[リミテッド]]では3[[マナ]]圏のカードが主力になるので対象に困ることは少ないだろう。[[エルドレインの王権]]には奪った[[クリーチャー]]を生け贄に捧げる手段が豊富に収録されており、特に[[赤]]なら[[投げ飛ばし/Fling]]、[[黒]]なら[[邪悪な貴族/Malevolent Noble]]が[[コモン]]で確保しやすい。 | ||
− | * | + | *マナ総量ではなく[[パワー]]を条件とする亜種として[[世話/Wrangle]]が存在する。 |
*モチーフは、[[Wikipedia:ja:グリム童話|グリム童話]]『[[Wikipedia:ja:ルンペルシュティルツヒェン|ルンペルシュティルツヒェン]]』だろう。親が「うちの娘は藁から金を紡ぐことができる」と王に嘘をついたことで、娘は[[糸車/Spinning Wheel|糸車]]とともに閉じ込められてしまう。そこに現れた小人が藁から金を紡いでやるが、それと引き換えに最初に生まれる子供を渡すよう迫る。 | *モチーフは、[[Wikipedia:ja:グリム童話|グリム童話]]『[[Wikipedia:ja:ルンペルシュティルツヒェン|ルンペルシュティルツヒェン]]』だろう。親が「うちの娘は藁から金を紡ぐことができる」と王に嘘をついたことで、娘は[[糸車/Spinning Wheel|糸車]]とともに閉じ込められてしまう。そこに現れた小人が藁から金を紡いでやるが、それと引き換えに最初に生まれる子供を渡すよう迫る。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:エルドレインの王権]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:エルドレインの王権]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ミスティカルアーカイブ]] - [[アンコモン]] |
2024年1月25日 (木) 17:21時点における最新版
ソーサリー
マナ総量が3以下のクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。ターン終了時まで、それは速攻を得る。
脅しつけ/Threaten系統の一時的なコントロール奪取ソーサリー。
「マナ総量が3以下」という対象の条件はあるものの、この手のカードとしてはマナ・コストが最小。重いクリーチャーを奪えない欠点はあるが、展開を阻害しにくく序盤にブロッカーをどかしつつ攻勢を仕掛ける用途には随分と使いやすくなっている。また速攻付与&アンタップソーサリーとしても実用的なコストに抑えられており、アタッカーを奇襲的に攻撃させるのは勿論、タップ能力を持つシステムクリーチャーとの組み合わせにも有用。
登場時点のスタンダードでは生け贄ギミックを多数搭載したラクドス・サクリファイスに採用されている。忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Godsやロークスワインの元首、アヤーラ/Ayara, First of Locthwainの能力を複数回起動するのにも役立ち、タップ能力ゆえにワンテンポ遅れてしまう弱点も補うことが可能。ハイドロイド混成体/Hydroid Krasisのようなマナ総量自体は低いX可変のクリーチャーは狙い目であり、中でも魔性/Bedevilが効かない石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpentへの解答として優れている。カードプール拡大に伴って白単信心や星座デッキ、夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denを相棒に据えた各種デッキといった低マナ域中心のデッキが増えていることもあり、環境的に追い風である。
リミテッドでは3マナ圏のカードが主力になるので対象に困ることは少ないだろう。エルドレインの王権には奪ったクリーチャーを生け贄に捧げる手段が豊富に収録されており、特に赤なら投げ飛ばし/Fling、黒なら邪悪な貴族/Malevolent Nobleがコモンで確保しやすい。
- マナ総量ではなくパワーを条件とする亜種として世話/Wrangleが存在する。
- モチーフは、グリム童話『ルンペルシュティルツヒェン』だろう。親が「うちの娘は藁から金を紡ぐことができる」と王に嘘をついたことで、娘は糸車とともに閉じ込められてしまう。そこに現れた小人が藁から金を紡いでやるが、それと引き換えに最初に生まれる子供を渡すよう迫る。