順応

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(解説)
 
(2人の利用者による、間の3版が非表示)
1行: 1行:
'''順応'''(じゅんのう)/''Adapt''は、[[ラヴニカの献身]]で登場した[[キーワード処理]][[+1/+1カウンター]]が置かれていない[[クリーチャー]]に+1/+1カウンターを置く。
+
{{Otheruses|[[カウンター (目印)|カウンター]]|[[デッキ]]|エネルギー (デッキ)}}
 +
{| cellpadding="4" cellspacing="0" style="float: right; clear: right; margin: 0 0 1em 1em; border-collapse: collapse; border: 3px double #000;"
 +
!align="center" style="margin: 0 0 1em 1em; border: 1px solid #000; background: #FAC;" |登場セット
 +
|-
 +
| align="center" style="margin: 0 0 1em 1em; border: 1px solid #000;" |[[ラヴニカの献身]]<br>[[モダンホライゾン2]]<br>[[トランスフォーマー・カード]]<br>[[Ravnica: Cluedo Edition]]<br>[[モダンホライゾン3]]
 +
|}
 +
'''順応'''(じゅんのう)/''Adapt''は、[[キーワード処理]]の1つ。[[+1/+1カウンター]]が置かれていない[[クリーチャー]]に+1/+1カウンターを置く。
  
 
{{#card:Aeromunculus}}
 
{{#card:Aeromunculus}}
8行: 14行:
  
 
==解説==
 
==解説==
生体の改造を得意とする[[シミック連合/The Simic Combine]]の固有[[メカニズム]]。シミック連合の[[]]である[[緑]]と[[青]]に存在し、すべてクリーチャーの[[起動型能力]]である。
+
生体の改造を得意とする[[シミック連合/The Simic Combine]]の固有[[メカニズム]]として[[ラヴニカの献身]]で初登場した。
  
基本的な性能は[[怪物化]]と同じで、「一度だけ使える自己[[強化]]能力」であるが、+1/+1カウンターを取り除く手段と組み合わせれば繰り返し使うこともできる。また、[[生術師の使い魔/Biomancer's Familiar]]の能力はクリーチャーの上に+1/+1カウンターが置かれていないかのように順応を行うことができる。
+
基本的な性能は[[怪物化]]と同じで、クリーチャーの持つ「一度だけ使える自己[[強化]]能力」であるが、+1/+1カウンターを取り除く手段と組み合わせれば繰り返し使うこともできる。また、[[生術師の使い魔/Biomancer's Familiar]]の能力はクリーチャーの上に+1/+1カウンターが置かれていないかのように順応を行うことができる。
  
ラヴニカの献身では、順応と共に+1/+1カウンターが置かれることで[[誘発]]する能力を持つカードや、+1/+1カウンターが置かれているクリーチャーに恩恵を与えるカードが収録されている。
+
ラヴニカの献身ではシミック連合の色である[[青]]と[[緑]]に割り当てられ、順応と共に+1/+1カウンターが置かれることで[[誘発]]する能力を持つカードや、+1/+1カウンターが置かれているクリーチャーに恩恵を与えるカードが収録されている。
 +
 
 +
[[モダンホライゾン2]]でも再登場し、こちらでは[[白]]の[[マイアの騎士/Knighted Myr]]1枚のみ収録された。
 +
 
 +
[[モダンホライゾン3]]では[[黒]]と緑に割り当てられ、+1/+1カウンターが置かれることで誘発する能力や、[[改善]]されているクリーチャーに恩恵を与える能力を併せ持つカードが多い。
  
 
==ルール==
 
==ルール==
30行: 40行:
 
*[[キーワード処理]]
 
*[[キーワード処理]]
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
{{#CR:701.42}}
+
{{#cr:{{キーワード処理のCR番号|順応}}}}
 
__NOTOC__
 
__NOTOC__

2024年6月4日 (火) 13:44時点における最新版

登場セット
ラヴニカの献身
モダンホライゾン2
トランスフォーマー・カード
Ravnica: Cluedo Edition
モダンホライゾン3

順応(じゅんのう)/Adaptは、キーワード処理の1つ。+1/+1カウンターが置かれていないクリーチャーに+1/+1カウンターを置く。


Aeromunculus / エアロムンクルス (1)(緑)(青)
クリーチャー — ホムンクルス(Homunculus) ミュータント(Mutant)

飛行
(2)(緑)(青):順応1を行う。(このクリーチャーの上に+1/+1カウンターが置かれていないなら、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。)

2/3


Biomancer's Familiar / 生術師の使い魔 (緑)(青)
クリーチャー — ミュータント(Mutant)

あなたがコントロールしているクリーチャーの起動型能力を起動するためのコストは(2)少なくなる。この効果は、そのコストに含まれるマナの点数を1点未満に減らせない。
(T):クリーチャー1体を対象とする。このターン、それが次に順応を行うなら、それはその上に+1/+1カウンターが置かれていないかのように順応を行う。

2/2

[編集] 定義

順応Nを行う/Adapt Nとは、「このパーマネントの上に+1/+1カウンターが置かれていないなら、これの上に+1/+1カウンターをN個置く。」を意味する。

[編集] 解説

生体の改造を得意とするシミック連合/The Simic Combineの固有メカニズムとしてラヴニカの献身で初登場した。

基本的な性能は怪物化と同じで、クリーチャーの持つ「一度だけ使える自己強化能力」であるが、+1/+1カウンターを取り除く手段と組み合わせれば繰り返し使うこともできる。また、生術師の使い魔/Biomancer's Familiarの能力はクリーチャーの上に+1/+1カウンターが置かれていないかのように順応を行うことができる。

ラヴニカの献身ではシミック連合の色であるに割り当てられ、順応と共に+1/+1カウンターが置かれることで誘発する能力を持つカードや、+1/+1カウンターが置かれているクリーチャーに恩恵を与えるカードが収録されている。

モダンホライゾン2でも再登場し、こちらではマイアの騎士/Knighted Myr1枚のみ収録された。

モダンホライゾン3ではと緑に割り当てられ、+1/+1カウンターが置かれることで誘発する能力や、改善されているクリーチャーに恩恵を与える能力を併せ持つカードが多い。

[編集] ルール

  • クリーチャーの上に+1/+1カウンターが置かれているかは、実際に順応を行う際にチェックされる。
  • クリーチャーの上に+1/+1カウンターが置かれていても、それの「順応を行う。」という起動型能力を起動すること自体はできる。解決時に順応を行う際にすでに+1/+1カウンターが置かれているなら、単に何もしないだけである。
  • 何らかの理由により、クリーチャーがそれの上に置かれていた+1/+1カウンターをすべて失ったなら、再び順応を行ってそれの上に+1/+1カウンターを置くことができる。

[編集] 開発秘話

ラヴニカの献身におけるシミック連合のメカニズムとしては増殖の再録が最初に検討されていたが、増殖は環境のバランス調整に多くの労力を要し、最終的には問題のあるメカニズムであるとしてボツになった。その後セット・デザイン・チームは、テーロス・ブロックで好評だった怪物化に目をつけ、微調整を施して順応とした[1]

[編集] 脚注

  1. Building Allegiances, Part 1/献身の作り方 その1Making Magic 2019年1月2日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0


QR Code.gif