水底のクラーケン/Nadir Kraken

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[[カード]]を[[引く]]たび、その巨体や[[触手]]が水底から浮かび上がってくる[[クラーケン]]。
 
[[カード]]を[[引く]]たび、その巨体や[[触手]]が水底から浮かび上がってくる[[クラーケン]]。
  
及第点のサイズに加え、能力は[[ターン]]中の回数制限が無いので、放っておくとどんどん成長して手が付けられなくなる。
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及第点の[[サイズ]]に加え、[[能力]]は[[ターン]]中の回数制限がないので、放っておくとどんどん成長して手が付けられなくなる。
  
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能力自体は[[地割れ潜み/Chasm Skulker]]と似ている。[[色拘束]]がきつくなり、都度マナが要求されるようになった代わりに、元のサイズが上がりトークン生成がサイズアップと同時に行われるようになった。これにより盤面の制圧力が向上した代わりに、[[テンポ]]が悪くなり他のカードの[[展開]]に影響を及ぼす上、[[除去]](特に[[全体除去]])に対する牽制力を失ってしまっている点には注意したい。
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[[リミテッド]]では文句なく強力な一枚。時間をかければ[[フィニッシャー]]に育てることが可能であり、そのための時間稼ぎは触手トークンがやってくれる。
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しかし[[ドロー・ステップ]]のみをあてにするようでは、[[回避能力]]の無さも手伝いやや悠長。特に[[構築]]ではこのポイントが気になる。[[引く|ドロー]]カードを一定数投入されており、トークンを[[ブロッカー]]として運用できる[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が、[[対戦相手]]が除去を抜いてくる2[[ゲーム]]目以降に入れるために[[サイドボード]]に採用することがある。
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==開発秘話==
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この[[カード]]は「[[ゲーム]]が進むごとに恐ろしさを増す、[[軽い]][[マナ・コスト]]の海の怪物」として作られた。当初は触手の数に等しい[[P/T]][[修整]]を受けるというデザインだったが、これには振れ幅が大きすぎるという問題があった。水底のクラーケンを2体並べると互いの触手を参照して爆発的なサイズになり、逆に[[全体火力]]を撃たれると修整が消えてクラーケン本体も[[死亡]]してしまうのだ。触手の[[生成]]と同時に[[+1/+1カウンター]]を置くというデザインに変更することで、他の水底のクラーケンとの[[シナジー]]はなくなり、同時に全体火力に強くなった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/play-design/m-files-theros-beyond-death-white-blue-black-2020-01-24 M-Files: Theros Beyond Death – White, Blue, Black]/[https://mtg-jp.com/reading/pd/0033780/ Mファイル『テーロス還魂記』編・白青黒](Play Design [[2020年]]1月24日 [[Jadine Klomparens]]著)</ref>。
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==脚注==
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==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[レア]]

2020年3月21日 (土) 05:23時点における最新版


Nadir Kraken / 水底のクラーケン (1)(青)(青)
クリーチャー — クラーケン(Kraken)

あなたがカードを1枚引くたび、あなたは(1)を支払ってもよい。そうしたなら、水底のクラーケンの上に+1/+1カウンターを1個置き、青の1/1の触手(Tentacle)クリーチャー・トークンを1体生成する。

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カード引くたび、その巨体や触手が水底から浮かび上がってくるクラーケン

及第点のサイズに加え、能力ターン中の回数制限がないので、放っておくとどんどん成長して手が付けられなくなる。

能力自体は地割れ潜み/Chasm Skulkerと似ている。色拘束がきつくなり、都度マナが要求されるようになった代わりに、元のサイズが上がりトークン生成がサイズアップと同時に行われるようになった。これにより盤面の制圧力が向上した代わりに、テンポが悪くなり他のカードの展開に影響を及ぼす上、除去(特に全体除去)に対する牽制力を失ってしまっている点には注意したい。

リミテッドでは文句なく強力な一枚。時間をかければフィニッシャーに育てることが可能であり、そのための時間稼ぎは触手トークンがやってくれる。

しかしドロー・ステップのみをあてにするようでは、回避能力の無さも手伝いやや悠長。特に構築ではこのポイントが気になる。ドローカードを一定数投入されており、トークンをブロッカーとして運用できるコントロールデッキが、対戦相手が除去を抜いてくる2ゲーム目以降に入れるためにサイドボードに採用することがある。

[編集] 開発秘話

このカードは「ゲームが進むごとに恐ろしさを増す、軽いマナ・コストの海の怪物」として作られた。当初は触手の数に等しいP/T修整を受けるというデザインだったが、これには振れ幅が大きすぎるという問題があった。水底のクラーケンを2体並べると互いの触手を参照して爆発的なサイズになり、逆に全体火力を撃たれると修整が消えてクラーケン本体も死亡してしまうのだ。触手の生成と同時に+1/+1カウンターを置くというデザインに変更することで、他の水底のクラーケンとのシナジーはなくなり、同時に全体火力に強くなった[1]

[編集] 脚注

  1. M-Files: Theros Beyond Death – White, Blue, Black/Mファイル『テーロス還魂記』編・白青黒(Play Design 2020年1月24日 Jadine Klomparens著)

[編集] 参考

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