わかれ道/The Parting of the Ways

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
1行: 1行:
 
{{#card:The Parting of the Ways}}
 
{{#card:The Parting of the Ways}}
新シリーズ・シーズン1の最終話、「わかれ道(原題: The Parting of the Ways)」を再現した英雄譚。
+
 
コストは重めであるが、最大5枚のカードを[[待機]]状態にし、ランダム要素はあるものの、そのあとの[[タイムトラベル]]2回分によりアドバンテージを稼ぐことが出来る。
+
新シリーズ・シーズン1の最終話、「わかれ道(原題: The Parting of the Ways)」を再現した[[英雄譚]]
 +
 
 
;I
 
;I
:ライブラリートップから5枚のカードを待機させることが出来る。[[時間カウンター]]の数は[[マナ総量]]に依存する。
+
:[[ライブラリーの一番上]]から5枚のカードを[[待機]]させる。[[時間カウンター]]の数は[[マナ総量]]に依存する。
:時間はかかるものの、最大5枚ものアドバンテージを得られる強烈な能力。
+
:時間はかかるものの、最大5枚もの[[アドバンテージ]]を得られる強烈な能力。続くII章で[[タイムトラベル]]可能なので、待機特有のタイムラグもある程度解消される。
:マナ総量0のカード([[マナ・コストの無いカード]]含む)は時間カウンターがない状態で追放されるため、基本的に[[唱える]]ことはできないので注意(後述)。
+
:*マナ総量0のカード([[マナ・コストの無いカード]]含む)は時間カウンターがない状態で追放されるため、基本的に[[唱える]]ことはできないので注意(後述)。
:人知を超えた力を得、「BAD WOLF」の文字を自分が旅していた場所へ飛ばしている[[ローズ・タイラー/Rose Tyler]]が再現されている。
+
:*[[フレイバー]]としては、人知を超えた力を得、「BAD WOLF」の文字を自分が旅していた場所へ飛ばしている[[ローズ・タイラー/Rose Tyler]]が再現されている。
  
 
;II-
 
;II-
:タイムトラベルを2回行える。通常のアップキープとこのタイムトラベル2回分で、I章で追放された3マナ以下の呪文はここで唱えることが出来るようになる。
+
:[[タイムトラベル]]を2回行う。
:戦場にあるパーマネントにも影響を及ぼすため、その範囲は想像以上に広い。
+
:通常の[[アップキープ]]とこのタイムトラベル2回分で、I章で追放された3[[マナ]]以下の[[呪文]]はここで[[唱える]]ことが出来るようになる。I章のカード以外にも[[時間カウンター]]を扱ったカードを用いているならそれらについても操作できるため、さらなるアドバンテージに繋げることも難しくない。
:ローズがタイムトラベルでロンドンに戻され、その後自力で帰ってきた場面を再現している。
+
:*ローズがタイムトラベルでロンドンに戻され、その後自力で帰ってきた場面を再現している。
  
 
;III-
 
;III-
:プレイヤーごとのアーティファクトの破壊。3章の効果にしては物足りないが、統率者戦では対象に困らないだろう。
+
:[[対戦相手]]につき[[アーティファクト]]を1つ[[破壊]]。
:ダーレクの艦隊を分子レベルまで分解した場面を再現している。再現しすぎるとゲームバランス的にはやりすぎだったのだろうか。
+
:III章の効果にしてはあまり派手ではないが、[[統率者戦]]では[[対象]]に困らないだろう。英雄譚特有のタイムラグから狙ったアーティファクトを除去する用途には向かないが、逆にアーティファクトである[[キーカード]]を戦場に出すことをためらわせる効果に期待できる。
:このシーンは[[すべてが塵と化す/Everything Comes to Dust]]としてカード化されている。
+
:*[[ダーレク]]の艦隊を分子レベルまで分解した場面を再現している。再現しすぎるとゲームバランス的にはやりすぎだったのだろうか。また、このシーンは[[すべてが塵と化す/Everything Comes to Dust]]としてカード化されている。
  
総じてI章とII章によるアドバンテージ獲得がメインと思われる。[[9代目ドクター/The Ninth Doctor]]や[[10代目ドクター/The Tenth Doctor]]は待機と相性がいいため、シナジーも原作再現されているといえる。ローズも1章で最大で5個の時間カウンターが期待でき、原作再現にこだわりか感じられる1枚。
+
相応に[[重い]]ものの、アドバンテージ獲得力は高い。[[9代目ドクター/The Ninth Doctor]]や[[10代目ドクター/The Tenth Doctor]]は待機と相性がいいため、[[シナジー]]・フレイバー面共に原作再現されているといえる。[[ローズ・タイラー/Rose Tyler]]もI章・II章のどちらとも相性が良く、原作再現にこだわりが感じられる1枚。
  
 
*I章で追放されたマナ総量0のカードは時間カウンターが置かれないため、「最後の時間カウンターを[[取り除く]]」ことができず唱えることができない。また、[[待機]]状態として扱われないので[[タイムトラベル]]でも干渉できない({{CR|{{キーワード能力のCR番号|待機}}}})。
 
*I章で追放されたマナ総量0のカードは時間カウンターが置かれないため、「最後の時間カウンターを[[取り除く]]」ことができず唱えることができない。また、[[待機]]状態として扱われないので[[タイムトラベル]]でも干渉できない({{CR|{{キーワード能力のCR番号|待機}}}})。
 
+
*日本語訳が[[イニストラードを覆う影]]の[[分かれ道/Fork in the Road]]と読みが同じである。漢字かひらがなかの違いであるため、[[名前]]を指定する際には区別できるようにしておきたい。
*日本語訳が[[イニストラードを覆う影]]の[[分かれ道/Fork in the Road]]と読みが同じである。漢字一字をひらいてあるかどうかの差であるため、カード指定の際には区別できるようにしておきたい。
+
  
 
==ストーリー==
 
==ストーリー==
ステーション5の一件から100年後、宇宙ステーションはテレビ番組を地球へ放送する[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=635640 テレビ局と化していた]<br/>
+
ステーション5の一件から100年後、宇宙ステーションはテレビ番組を地球へ放送する{{Gatherer|id=636018|テレビ局と化していた}}
9代目ドクターとコンパニオン、ローズ・タイラーは宇宙旅行の最中に何者かに引き寄せられ、番組に強制参加させられるが、裏で暗躍するダーレク族を発見、状況を打破するため仲間を募って画策する。<br/>しかし地球を覆いつくすほどのダーレクの艦隊と皇帝ダーレクの復活により状況は絶望的であり、ドクターは強制的にローズを現代のロンドンへ帰してしまう。<br/>
+
 
 +
9代目ドクターとコンパニオン、ローズ・タイラーは宇宙旅行の最中に何者かに引き寄せられ、番組に強制参加させられるが、裏で暗躍するダーレク族を発見、状況を打破するため仲間を募って画策する。しかし地球を覆いつくすほどの[[ダーレク]]の艦隊と皇帝ダーレクの復活により状況は絶望的であり、ドクターは強制的にローズを現代のロンドンへ帰してしまう。
  
悲嘆にくれるローズであったが、今までの旅の道中で常に付きまとい現れてきた「BAD WOLF(バッドウルフ)」の文字を手がかかりに、現代に残されたターディスからその力を吸収し、人知を超えた存在となって再び西暦20万100年のステーション5に戻ると、その力で分子レベルまでダーレクの艦隊を分解した。
+
悲嘆にくれるローズであったが、今までの旅の道中で常に付きまとい現れてきた「BAD WOLF(バッドウルフ)」の文字を手がかかりに、現代に残されたターディスからその力を吸収し、人知を超えた存在となって再び西暦20万100年のステーション5に戻ると、その力で分子レベルまでダーレクの艦隊を分解した({{Gatherer|id=635332}})。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:ドクター・フー統率者デッキ]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ドクター・フー統率者デッキ]] - [[レア]]
 
__NOTOC__
 
__NOTOC__

2025年1月17日 (金) 18:48時点における最新版


新シリーズ・シーズン1の最終話、「わかれ道(原題: The Parting of the Ways)」を再現した英雄譚

I
ライブラリーの一番上から5枚のカードを待機させる。時間カウンターの数はマナ総量に依存する。
時間はかかるものの、最大5枚ものアドバンテージを得られる強烈な能力。続くII章でタイムトラベル可能なので、待機特有のタイムラグもある程度解消される。
II-
タイムトラベルを2回行う。
通常のアップキープとこのタイムトラベル2回分で、I章で追放された3マナ以下の呪文はここで唱えることが出来るようになる。I章のカード以外にも時間カウンターを扱ったカードを用いているならそれらについても操作できるため、さらなるアドバンテージに繋げることも難しくない。
  • ローズがタイムトラベルでロンドンに戻され、その後自力で帰ってきた場面を再現している。
III-
対戦相手につきアーティファクトを1つ破壊
III章の効果にしてはあまり派手ではないが、統率者戦では対象に困らないだろう。英雄譚特有のタイムラグから狙ったアーティファクトを除去する用途には向かないが、逆にアーティファクトであるキーカードを戦場に出すことをためらわせる効果に期待できる。

相応に重いものの、アドバンテージ獲得力は高い。9代目ドクター/The Ninth Doctor10代目ドクター/The Tenth Doctorは待機と相性がいいため、シナジー・フレイバー面共に原作再現されているといえる。ローズ・タイラー/Rose TylerもI章・II章のどちらとも相性が良く、原作再現にこだわりが感じられる1枚。

[編集] ストーリー

ステーション5の一件から100年後、宇宙ステーションはテレビ番組を地球へ放送するテレビ局と化していた

9代目ドクターとコンパニオン、ローズ・タイラーは宇宙旅行の最中に何者かに引き寄せられ、番組に強制参加させられるが、裏で暗躍するダーレク族を発見、状況を打破するため仲間を募って画策する。しかし地球を覆いつくすほどのダーレクの艦隊と皇帝ダーレクの復活により状況は絶望的であり、ドクターは強制的にローズを現代のロンドンへ帰してしまう。

悲嘆にくれるローズであったが、今までの旅の道中で常に付きまとい現れてきた「BAD WOLF(バッドウルフ)」の文字を手がかかりに、現代に残されたターディスからその力を吸収し、人知を超えた存在となって再び西暦20万100年のステーション5に戻ると、その力で分子レベルまでダーレクの艦隊を分解した(イラスト)。

[編集] 参考

QR Code.gif