色拘束

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(エルドラージ覚醒/Rise of the Eldrazi登場により無色マナシンボル数の記述を削除)
 
(13人の利用者による、間の22版が非表示)
1行: 1行:
=色拘束 (Colored-Mana Requirement)=
+
'''色拘束'''(''Colored-Mana Requirement'')とは、[[呪文]]や[[能力]]の[[コスト]]に含まれる[[色マナ]]の数の多寡のこと。数が多い場合は「色拘束が強い/きつい/濃い」、少ない場合は「色拘束が弱い/緩い/薄い」などと表現される。
  
[[呪文]][[能力]][[コスト]]に含まれる[[色マナ]]の数の多寡のこと。
+
==解説==
数が多い場合は「色拘束が強い/きつい/濃い」、少ない場合は「色拘束が弱い/緩い/薄い」などと表現される。
+
一般に、色拘束の強い[[カード]][[多色デッキ]]では使いにくく、弱いカードは[[タッチ]]でも使いやすい。同じ[[マナ総量]]のもので比較した場合、色拘束が強いカードのほうが[[カードパワー]]は高い傾向にある。
  
一般に、色拘束のきつい[[カード]]は[[多色デッキ]]では使いにくく、緩いカードは[[タッチ]]にも使いやすい。
+
{{#card:Enormous Baloth}}
同じ[[点数で見たマナ・コスト]]のもので比較した場合、色拘束がきついカードのほうが[[カードパワー]]は高い傾向がある。
+
{{#card:Duskdale Wurm}}
*[[訓練されたアーモドン/Trained Armodon]]と[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]のように例外もあるが、まれである。
+
{{#card:Pelakka Wurm}}
**上記では
+
色拘束 訓練されたアーモドン > 獣群の呼び声
+
<!-- アーモドン1GG 呼び声2G → シンボル数 アーモドン>呼び声 -->
+
カードパワー 訓練されたアーモドン < 獣群の呼び声
+
<!-- トークン、呪文の種類の違いは無視 比較は純粋なカードパワーです
+
さすがに初登場時期も使われ方も違う上にクリーチャーとソーサリーであることを無視してまで引き合いに出すのはどうかと…。
+
それだけクリーチャーなどの質が向上している格好のサンプルかと。ちなみにカードパワーについての言及なので、大きな意味はなく、単純な比較です -->
+
  
*マナ拘束と言う場合もあるが、マナ拘束には別の意味もあるので、色拘束と呼ばれる方が多い。→[[マナ拘束]]
+
*「マナ拘束」や「色マナ拘束」と言う場合もある。ただし、マナ拘束には別の意味もあるので、色拘束と呼ばれる方が多い。→[[マナ拘束]]
また、色マナ拘束と言う場合もある。
+
*[[単色デッキ]]である場合、基本的には色拘束の強さは特に気にしなくてもよい。ただし、[[無色マナ]]しか出ない[[マナ基盤]]や、色マナを生み出すのに[[リソース]]の消費を伴うマナ基盤を採用する場合などは、少しは考える必要があるだろう。
*[[単色デッキ]]である場合、基本的には色拘束の強さは特に気にしなくてもよい。
+
*[[マナ・コスト]]の色拘束以外が全く同性能である二つのカードを比較すると、色拘束が弱いカードは色拘束が強いカードの[[上位互換]]になる。
ただし、[[無色]]マナしか出ない[[マナ基盤]]が多かったり、[[タッチ]][[ペインランド]]を採用する場合などは、少しは考える必要があるだろう。
+
**[[彩色]]や[[信心]]との相互作用を考えると、色拘束が強いカードの方が有利になる場合がある。特に信心は[[テーロス・ブロック]]の中心ギミックであったため、その近辺では「カードを弱体化させるために色拘束を弱める」と言う普段と真逆の調整が行われたカードも多い。
<!-- -色拘束が強かろうが弱かろうが、[[単色デッキ]]においてはあまり関係もない。
+
*[[ゲートウォッチの誓い]]において「無色マナ・シンボル」が導入され、「無色マナでないと支払えないコスト」が登場した。これも一種の色拘束である。
-色拘束が強かろうが弱かろうが、単色デッキにおいては何の関係も無い。
+
 
茶単やウルザトロンでは影響があるので変更しました
+
==一覧==
↑見ました?再度修正する -->
+
{| class="wikitable"
 +
|-
 +
!色マナの数!!名称!!初出!!備考
 +
|-
 +
|1||[[シングルシンボル]]||[[リミテッド・エディション]]||
 +
|-
 +
|2||[[ダブルシンボル]]||[[リミテッド・エディション]]||
 +
|-
 +
|3||[[トリプルシンボル]]||[[リミテッド・エディション]]||少ない
 +
|-
 +
|4||[[クァドラプルシンボル]]||[[リミテッド・エディション]]||かなり少ない
 +
|-
 +
|5||[[クウィンタプルシンボル]]||[[メルカディアン・マスクス]]||[[単色カード]]は2種のみ存在(→[[ラッシュウッドの精霊/Rushwood Elemental]]、[[ギガントサウルス/Gigantosaurus]])<br>[[混成カード]]を含めると12種存在
 +
|-
 +
|6||[[セクスタプルシンボル]]||[[マナ・コスト]]では[[イーブンタイド]]<br>マナ・コスト以外を含めると[[オデッセイ]]|||マナ・コストでは1種のみ存在(→[[尊原初/Primalcrux]])<br>マナ・コスト以外を含めると3種存在
 +
|-
 +
|8||オクタプルシンボル||[[エルドラージ覚醒]]||1種のみ存在(→[[カルニのハイドラ/Khalni Hydra]])
 +
|}
 +
*[[アン・ゲーム]]では[[B.F.M.(Big Furry Monster)|黒マナ・シンボル15個のカード]]あり。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]
*[[ダブルシンボル]]
 
*[[トリプルシンボル]]
 
*[[クァドラプルシンボル]]
 
*[[クウィンタプルシンボル]]
 

2024年1月11日 (木) 16:43時点における最新版

色拘束(Colored-Mana Requirement)とは、呪文能力コストに含まれる色マナの数の多寡のこと。数が多い場合は「色拘束が強い/きつい/濃い」、少ない場合は「色拘束が弱い/緩い/薄い」などと表現される。

[編集] 解説

一般に、色拘束の強いカード多色デッキでは使いにくく、弱いカードはタッチでも使いやすい。同じマナ総量のもので比較した場合、色拘束が強いカードのほうがカードパワーは高い傾向にある。


Enormous Baloth / 超大なベイロス (6)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast)

7/7


Duskdale Wurm / 夕暮れ谷のワーム (5)(緑)(緑)
クリーチャー — ワーム(Wurm)

トランプル(攻撃しているこのクリーチャーは余剰の戦闘ダメージをプレイヤーかプレインズウォーカーに与えることができる。)

7/7


Pelakka Wurm / ペラッカのワーム (4)(緑)(緑)(緑)
クリーチャー — ワーム(Wurm)

トランプル
ペラッカのワームが戦場に出たとき、あなたは7点のライフを得る。
ペラッカのワームが死亡したとき、カードを1枚引く。

7/7

  • 「マナ拘束」や「色マナ拘束」と言う場合もある。ただし、マナ拘束には別の意味もあるので、色拘束と呼ばれる方が多い。→マナ拘束
  • 単色デッキである場合、基本的には色拘束の強さは特に気にしなくてもよい。ただし、無色マナしか出ないマナ基盤や、色マナを生み出すのにリソースの消費を伴うマナ基盤を採用する場合などは、少しは考える必要があるだろう。
  • マナ・コストの色拘束以外が全く同性能である二つのカードを比較すると、色拘束が弱いカードは色拘束が強いカードの上位互換になる。
    • 彩色信心との相互作用を考えると、色拘束が強いカードの方が有利になる場合がある。特に信心はテーロス・ブロックの中心ギミックであったため、その近辺では「カードを弱体化させるために色拘束を弱める」と言う普段と真逆の調整が行われたカードも多い。
  • ゲートウォッチの誓いにおいて「無色マナ・シンボル」が導入され、「無色マナでないと支払えないコスト」が登場した。これも一種の色拘束である。

[編集] 一覧

色マナの数 名称 初出 備考
1 シングルシンボル リミテッド・エディション
2 ダブルシンボル リミテッド・エディション
3 トリプルシンボル リミテッド・エディション 少ない
4 クァドラプルシンボル リミテッド・エディション かなり少ない
5 クウィンタプルシンボル メルカディアン・マスクス 単色カードは2種のみ存在(→ラッシュウッドの精霊/Rushwood Elementalギガントサウルス/Gigantosaurus
混成カードを含めると12種存在
6 セクスタプルシンボル マナ・コストではイーブンタイド
マナ・コスト以外を含めるとオデッセイ
マナ・コストでは1種のみ存在(→尊原初/Primalcrux
マナ・コスト以外を含めると3種存在
8 オクタプルシンボル エルドラージ覚醒 1種のみ存在(→カルニのハイドラ/Khalni Hydra

[編集] 参考

QR Code.gif