Deadhead
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− | [[戦闘]]時にはただの3/3なので、[[呪文]]や[[能力]]で積極的に[[リアニメイト]]する[[サイズ]] | + | [[戦闘]]時にはただの3/3なので、[[呪文]]や[[能力]]で積極的に[[リアニメイト]]する[[サイズ]]ではないが、実のところ意外な頻度で勝手に戻って来てくれる。そう考えれば4[[マナ]]としては悪いものではない。 |
+ | *「手札に触れるのを止める」可能性の高い作業の例として、手札以外の領域からカードを探す、デッキを切り直すなどの行為がある。これらの作業を片手で実行するのは難しい。また仮に片手で実行可能であっても、よほど注意していないと「うっかり」両手で行ってしまいやすい。 | ||
*[[未踏の開拓地/New Frontiers]]などでプレッシャーを与えるのもよいかもしれない。「一方的に土地出し」か「3/3のおまけつき」か「一連の作業を片手で行う」の3パターンが考えられる。いずれにせよきつい。 | *[[未踏の開拓地/New Frontiers]]などでプレッシャーを与えるのもよいかもしれない。「一方的に土地出し」か「3/3のおまけつき」か「一連の作業を片手で行う」の3パターンが考えられる。いずれにせよきつい。 | ||
− | * | + | *欧米の[[カードゲーム]]の伝統では、手札をテーブルに置く行為は、負けの意思表示と見なされ、そうでないときに手札から手を離すのはあまり行儀のよいことではないとされている。 |
− | * | + | **[[アンヒンジド]]には、この他にも[[プレイヤー]]の不行儀とされる行為にペナルティを与える類の[[カード]]がいくつかあるようである(例えば[[Stop That]]など)。もちろんその逆もある。 |
*[[カード名]]はアメリカのロックバンド「[[Wikipedia:グレイトフル・デッド|グレイトフル・デッド]](The Grateful Dead)」のファンの呼称「デッドヘッズ(Deadheads)」に由来する。[[フレイバー・テキスト]]もさりげなく「the Dead」とDが大文字になっており、グレイトフル・デッドを指しているかのようにも読める。(→[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/feature/225 Get It?]参照) | *[[カード名]]はアメリカのロックバンド「[[Wikipedia:グレイトフル・デッド|グレイトフル・デッド]](The Grateful Dead)」のファンの呼称「デッドヘッズ(Deadheads)」に由来する。[[フレイバー・テキスト]]もさりげなく「the Dead」とDが大文字になっており、グレイトフル・デッドを指しているかのようにも読める。(→[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/feature/225 Get It?]参照) | ||
{{フレイバーテキスト|"I'm back from the Dead," the zombie moaned. "And they were far out, man."}} | {{フレイバーテキスト|"I'm back from the Dead," the zombie moaned. "And they were far out, man."}} | ||
==ルール== | ==ルール== | ||
− | [http://www.asahi-net.or.jp/~CN9M-SGR/mtg/unglued/ungl-j.txt Unglued Rulings Summary]([[相良守人]]訳)より引用。 | + | 以下斜体部は[http://www.asahi-net.or.jp/~CN9M-SGR/mtg/unglued/ungl-j.txt Unglued Rulings Summary]([[相良守人]]訳)より引用。 |
− | *「触れるのを止める」とは、手札のいずれか1枚と直接の物理的接触を断つことを意味する。手札のうち1枚でも接触していれば触れているとみなされる。 | + | *''「触れるのを止める」とは、手札のいずれか1枚と直接の物理的接触を断つことを意味する。手札のうち1枚でも接触していれば触れているとみなされる。'' |
− | *対戦相手の手札のカードが1枚もない場合、「手札に触れるのを止める」ことがないため、[[誘発条件]]を満たすことはできない。 | + | *''対戦相手の手札のカードが1枚もない場合、「手札に触れるのを止める」ことがないため、[[誘発条件]]を満たすことはできない。'' |
− | *身体の一部であれば、手札に触れる部位はどこでもよい。ただし、グローブを含む服は身体の部位に含まれない。 | + | *''身体の一部であれば、手札に触れる部位はどこでもよい。ただし、グローブを含む服は身体の部位に含まれない。'' |
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+ | *最初から手札に触れていなければ、「触れるのを止める」こともない。上記のように衣服などは身体に含まれず「触れた」ことにならないため、手袋やハンカチや服の袖などを用いて「手札に触れずに」プレイしていれば[[誘発条件]]を満たすことはない。 | ||
+ | *手札の最後の1枚を[[プレイ]]し、それから指を離したとき、「手札に触れるのを止めた」ことになるのかが分かりにくい。 | ||
+ | **ルール上では、プレイしたことでカードは他の[[領域]]([[スタック]]など)に移動して「手札」ではなくなる。よって、指を離す直前の時点では「手札は0枚」で「手札以外のカードに触れている状態」であると言え、指を離しても誘発条件は満たさないと考えるのが妥当である。 | ||
+ | ***もちろん[[アン・ゲーム]]なので、あえて誘発条件を満たしたと扱うことにしてもよいだろう。 | ||
== 参考 == | == 参考 == | ||
*[[カード個別評価:アングルード]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:アングルード]] - [[コモン]] |
2022年12月23日 (金) 19:33時点における最新版
ひょっとしたらタダでリアニメイトできるかもしれないゾンビ。その条件は「対戦相手が自分の手札に触れるのを止める」という不思議なもの。
戦闘時にはただの3/3なので、呪文や能力で積極的にリアニメイトするサイズではないが、実のところ意外な頻度で勝手に戻って来てくれる。そう考えれば4マナとしては悪いものではない。
- 「手札に触れるのを止める」可能性の高い作業の例として、手札以外の領域からカードを探す、デッキを切り直すなどの行為がある。これらの作業を片手で実行するのは難しい。また仮に片手で実行可能であっても、よほど注意していないと「うっかり」両手で行ってしまいやすい。
- 未踏の開拓地/New Frontiersなどでプレッシャーを与えるのもよいかもしれない。「一方的に土地出し」か「3/3のおまけつき」か「一連の作業を片手で行う」の3パターンが考えられる。いずれにせよきつい。
- 欧米のカードゲームの伝統では、手札をテーブルに置く行為は、負けの意思表示と見なされ、そうでないときに手札から手を離すのはあまり行儀のよいことではないとされている。
- カード名はアメリカのロックバンド「グレイトフル・デッド(The Grateful Dead)」のファンの呼称「デッドヘッズ(Deadheads)」に由来する。フレイバー・テキストもさりげなく「the Dead」とDが大文字になっており、グレイトフル・デッドを指しているかのようにも読める。(→Get It?参照)
"I'm back from the Dead," the zombie moaned. "And they were far out, man."
[編集] ルール
以下斜体部はUnglued Rulings Summary(相良守人訳)より引用。
- 「触れるのを止める」とは、手札のいずれか1枚と直接の物理的接触を断つことを意味する。手札のうち1枚でも接触していれば触れているとみなされる。
- 対戦相手の手札のカードが1枚もない場合、「手札に触れるのを止める」ことがないため、誘発条件を満たすことはできない。
- 身体の一部であれば、手札に触れる部位はどこでもよい。ただし、グローブを含む服は身体の部位に含まれない。
- 最初から手札に触れていなければ、「触れるのを止める」こともない。上記のように衣服などは身体に含まれず「触れた」ことにならないため、手袋やハンカチや服の袖などを用いて「手札に触れずに」プレイしていれば誘発条件を満たすことはない。
- 手札の最後の1枚をプレイし、それから指を離したとき、「手札に触れるのを止めた」ことになるのかが分かりにくい。