夢生まれの詩神/Dreamborn Muse
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2008年7月6日 (日) 10:16時点における版
Dreamborn Muse / 夢生まれの詩神 (2)(青)(青)
クリーチャー — スピリット(Spirit)
クリーチャー — スピリット(Spirit)
各プレイヤーのアップキープ開始時に、そのプレイヤーはカードをX枚切削する。Xは、そのプレイヤーの手札の枚数である。
2/2場にいるだけでお互いのライブラリーがガリガリ削れていくクリーチャー。サイクル中唯一、両方のプレイヤーに影響する。
ライブラリー破壊と言えば真っ先にコントロールデッキでの使用を思い浮かべるが、相手より多くの手札を保つのが基本なコントロールデッキでは自分が先にライブラリーアウトしかねない。仮にその辺を何とか解決できたとしても、相手のライブラリーが削れる速度は相手の手札に依存するため、ビートダウンデッキが相手だと満足に削る事ができない。ライブラリーを削るためにビートダウン相手にカードを引かせるような真似をするわけにもいかない。
ではビートダウンデッキの補助としてはどうかというと、ビートダウンデッキは相手のライフを削ってこそのものであって、ライブラリーを削ってもほとんど意味がない。そもそも、青のダブルシンボルにして4マナ2/2ではビートダウンで実用することはかなり厳しい。
リミテッドでもまた微妙である。構築よりもライブラリーの枚数が少ないのでライブラリーアウトはある意味発生しやすいが、「相手より手札を少なく保たないと自分が先にライブラリーアウトする」のはリミテッドでも同じである。こいつによる勝利を想定するならば、デッキの構造そのものをインスタントなどの手札のカードに依存しないようにする必要があるが、レアであるこのカードを当てにしてドラフトを進めていくのは正直厳しい。カードの選択の余地が減るシールドではもっと厳しい。
- ちょっと怖いイラストも相まって、人気の出なかった不遇のカードである。まるで同サイクルの墓生まれの詩神/Graveborn Museとは名前が逆ではないのかと思うほど正反対なイラストである。
関連カード
サイクル
レギオンの詩神サイクル。いずれもスピリットであるが、神河ブロックとはスタンダードで入れ違いになっている。サイクルすべてが第10版に再録された。
- 風生まれの詩神/Windborn Muse
- 夢生まれの詩神/Dreamborn Muse
- 墓生まれの詩神/Graveborn Muse
- 溶岩生まれの詩神/Lavaborn Muse
- 種子生まれの詩神/Seedborn Muse
参考
- カード個別評価:レギオン - レア
- カード個別評価:第10版 - レア