解体作業/Dismantle
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
細 |
細 |
||
(6人の利用者による、間の6版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Dismantle}} | {{#card:Dismantle}} | ||
− | + | [[カウンター (目印)|カウンター]]が置かれている[[アーティファクト]]を[[対象]]にすると追加[[効果]]が発生するアーティファクト[[破壊]][[呪文]]。 | |
− | [[リミテッド]] | + | [[リミテッド]]では[[ソーサリー]]ではあるものの[[シングルシンボル]]の使いやすいアーティファクト[[除去]]である。追加効果はおまけみたいなものだが、状況によっては味方の[[アーティファクト・クリーチャー]]を[[強化]]して劇的な効果を生むこともある。 |
− | *[[ | + | *対象となったアーティファクトに置かれているカウンターの種類は問わない。また、置くカウンターは[[+1/+1カウンター]]と[[蓄積カウンター]]から任意で選ぶことができ、同[[ブロック (総称)|ブロック]]の[[エネルギー室/Energy Chamber]]や[[魔力の導管/Power Conduit]]と異なり、[[クリーチャー]]でないアーティファクトにも+1/+1カウンターを置ける。 |
+ | *[[破壊不能]]を持つアーティファクトを対象とした場合そのアーティファクトは破壊されないが、カウンターを置くことは可能である。この場合カウンターを置くアーティファクトを対象と同じアーティファクトにすればその上のカウンターは倍になる。 | ||
+ | **この[[ギミック]]を利用すれば、[[ダークスティールの反応炉/Darksteel Reactor]]のカウンターを貯める労力を半減することができる。 | ||
+ | *当時の翻訳担当者[[進藤欣也]]は[[カード名]]の翻訳に苦労したと明かす。英名「Dismantle」には「[[解体/Deconstruct|解体]]する、[[破壊]]する、[[分解/Disintegrate|分解]]する、切除する」などの意味があるが、それらは他の英単語の決まり訳として軒並み使用されているか、使うに使えないルール用語([[破壊]])か、あるいはイメージにそぐわないもの(「切除」)だった。締め切りに追われた進藤は悩んだ末に「解体作業」を思いついた。(帰ってきた翻訳屋のパソコンから 第6回([[ゲームぎゃざ]]Vol.58掲載)) | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ダークスティール]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:ダークスティール]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[アンコモン]] |
2020年8月8日 (土) 00:05時点における最新版
Dismantle / 解体作業 (2)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。そのアーティファクトの上にカウンターが置かれている場合、あなたがコントロールするアーティファクト1つの上に、同数の+1/+1カウンターか蓄積(charge)カウンターを置く。
カウンターが置かれているアーティファクトを対象にすると追加効果が発生するアーティファクト破壊呪文。
リミテッドではソーサリーではあるもののシングルシンボルの使いやすいアーティファクト除去である。追加効果はおまけみたいなものだが、状況によっては味方のアーティファクト・クリーチャーを強化して劇的な効果を生むこともある。
- 対象となったアーティファクトに置かれているカウンターの種類は問わない。また、置くカウンターは+1/+1カウンターと蓄積カウンターから任意で選ぶことができ、同ブロックのエネルギー室/Energy Chamberや魔力の導管/Power Conduitと異なり、クリーチャーでないアーティファクトにも+1/+1カウンターを置ける。
- 破壊不能を持つアーティファクトを対象とした場合そのアーティファクトは破壊されないが、カウンターを置くことは可能である。この場合カウンターを置くアーティファクトを対象と同じアーティファクトにすればその上のカウンターは倍になる。
- このギミックを利用すれば、ダークスティールの反応炉/Darksteel Reactorのカウンターを貯める労力を半減することができる。
- 当時の翻訳担当者進藤欣也はカード名の翻訳に苦労したと明かす。英名「Dismantle」には「解体する、破壊する、分解する、切除する」などの意味があるが、それらは他の英単語の決まり訳として軒並み使用されているか、使うに使えないルール用語(破壊)か、あるいはイメージにそぐわないもの(「切除」)だった。締め切りに追われた進藤は悩んだ末に「解体作業」を思いついた。(帰ってきた翻訳屋のパソコンから 第6回(ゲームぎゃざVol.58掲載))