槍の壁/Wall of Spears
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先制攻撃持ちの壁。飛行を止められず、破壊されやすいアーティファクト・クリーチャー、壁としては低いタフネスなど、スペックに魅力を感じるものではない。
だがそれでも、3マナと軽くまた壁にしてはそれなりにパワーがあることから、小物が多い環境やリミテッドでの強さはかなりのもので、それなりに活躍している。例えば黒騎士/Black Knightや白騎士/White Knightに一方的に勝てるというのはなかなかの利点。
- ヤヴィマヤの蛮族/Yavimaya Barbarianに対処するために、ブルーオーブで採用されたこともある。
[編集] ストーリー
この槍の壁/Wall of Spearsには、槍そのもので作られた壁(イラスト1、イラスト2)あるいは長槍兵/Pikemenの密集隊形で形成される槍衾(イラスト3)が描かれている。
アンティキティー(および再録の第4版、第5版)のフレイバー・テキストはアンティキティー戦争時代のサリンス/Sarinthの都市防備と周辺に棲む大喰らいのワーム/Craw Wurmについて語っている。和訳製品版では「暴れ狂うワーム」とだけ訳されているが、原文は「暴れ狂う大喰らいの/Crawワーム」である。
一握りの槍兵、それも農民あがりの者たちばかりによって、暴れ狂うワーム三匹が撃退された。このサリンスの戦いの後では、もっとも頑迷な将軍たちでさえ、自身の戦術を考え直さざるをえなかった。
小説The Brothers' Warや短編Loran's Smile(The Colors of Magic)ではカードの設定が反映されており、サリンスの領土内の森林地帯には大喰らいのワームが生息している他、サリンスの都市はYumok(ユモック)やファラジ帝国/Fallaji Empireの攻撃に対して堅牢な防備を誇っていた。小説に槍の壁自体は登場しないが、都市の守りの堅さを「鉄の殻に覆われた栗のような」と表現しており、槍の壁を栗のいがになぞらえたとも読める。
一方、第7版と第8版のフレイバー・テキストはドメインズ/The Domains地方オネイア/Oneahの軍曹の言葉である(「オネイアンの」は翻訳ブレ)。
棒は友人だ。先の尖った棒は親友だ。先の尖った棒の軍団は大親友だ。― オネイアンの軍曹
[編集] 参考
- カード個別評価:アンティキティー - アンコモン3
- カード個別評価:第8版 - アンコモン
- カード個別評価:第7版 - アンコモン
- カード個別評価:第5版 - コモン
- カード個別評価:第4版 - コモン