完全に普通の肘掛け椅子/Entirely Normal Armchair
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完全に普通の肘掛け椅子/Entirely Normal Armchairアーティファクト
あなたのターンの間、完全に普通の肘掛け椅子があなたの手札にあるなら、あなたはこれを戦場に隠してもよい。
(0):完全に普通の肘掛け椅子をオーナーの手札に戻す。この能力は対戦相手しか起動できず、そのプレイヤーが完全に普通の肘掛け椅子を見ているときにしか起動できない。
(2), 完全に普通の肘掛け椅子を生け贄に捧げる:攻撃クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
アーティスト:Tom Babbey
どう見ても完全に普通とは言い難い(イラスト)、殺人トラップが仕組まれた肘掛け椅子。
マナ・コストの無いカードであり、通常唱えることはできないが、自分のターン中ならばこっそりと戦場に出すことができる。対戦相手は存在に気づきさえすれば対処は簡単であるが、うっかり気づかずにいると攻撃クリーチャーが餌食となってしまう。
使う側はいかに気づかれないようにこっそり隠して最適なタイミングで使用するか、使われる側はいかにそれを見破るか(また見破った際、それをすぐ指摘するか、あえてトボけておいて指摘するタイミングを見計らうか)、読みあいと駆け引きの勝負となる。
「戦場に隠す」と書いてあるのがポイント。「戦場」とは言えないような離れた位置に置くのはフェアではないが、「戦場」と言えるような間合いの場所でさえあれば、見えないような置き方をしてもよい。プレイマットの下に差し込む、あまり触らないような置物パーマネント・カードの下にぴったり重ねる、デッキケースやメモ帖や自分が着ている服の袖などでうまく目隠しする、あるいは裏をかいて対戦相手の戦場に紛れ込ませるなど、あらゆる手段を駆使して対戦相手を罠にハメよう。
また、これに注意を向けさせることで対戦相手の集中力を削ぐという副次効果も期待できるし、これを発見させることを何らかのコンボにもできる(例えば化学防護服(中古)/Hazmat Suit (Used)を着たクリーチャーの下に隠しておけば、対戦相手がそれに触るよう誘導できる)。
- Cheatyfaceの系譜。指摘方法が起動型能力になったことで幾分ルールがすっきりしており、喧嘩になりにくくなっている。クリーチャーより比較的注意を向けられにくいアーティファクトになったのも改善点。
- 対戦相手が頭蓋円盤/Skull Saucerによってテーブルに頭を載せているのなら、死角が増えるため一層使いやすくなるだろう。逆に自分の頭の下に隠すこともできるだろうが、カードやスリーブが皮脂で汚れないように注意したい。
- 何らかの方法でクリーチャー化させれば別探索/Side Questで別のアン・ゲームに送り込むこともできる。長テーブルを共有しているデュエルスペースなら隣りの戦場にこっそり送り込むのもさほど難しくないだろう。