タクタク/Tuktuk

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タクタク/Tuktukゼンディカー・ブロックのキャラクター。カードとしてはエルドラージ覚醒探検家タクタク/Tuktuk the Explorerが初出。

目次

[編集] 解説

ゼンディカー/Zendikarゴブリン/Goblinの三大部族の一つ、タクタク族/The Tuktuk tribeの長。彼自身は厳密にはゴブリンではなく、岩石でできたゴブリンのゴーレムである(イラスト)。

かつては生身の肉体を持つゴブリンの男性であり、冒険好きで勇敢な探検家だった(イラスト)。彼は目を引くような戦士でもカリスマ的な指導者でもなかったが、穢れなき炎のように燃える好奇心を有しており、常に地下遺跡や裂け目の奥深くへと飛び込んでいた。ただし他のゴブリン同様、思慮分別には欠けていた。

その身体には「生前」の精神と記憶、およびその身体を作った魔法の意志の両方が宿っている。ある古の地を平穏に保とうとするタクタクの内なる意志は、結果としてゴブリンたちを危険な地域から遠ざけることになり、彼を優れた指導者たらしめるものとなった。また部族の探検家たちが持ち帰る遺物に対する部分的な知識も、タクタクの役に立っている。彼は50年にわたり部族を率いているが、これは理想条件下のゴブリンの平均寿命よりもずっと長く、実際のゴブリンの平均寿命の5倍近い年月である。

  • 「タクタク」の名は、ゼンディカーのゴブリンの言葉で「勇気」に近い曖昧な概念を意味している。しかし彼がゴーレムとなってからは、その身体が鳴らすカタカタ音にも因む名前となった。

[編集] 経歴

[編集] The Tale of Tuktuk

タクタクは部族内での尊敬を集めるべく、誰も見たことのない物凄いアーティファクトを持ち帰ると誓い、非常に危険な未知の遺跡へと乗り込んだ。その遺跡はゼンディカーに封印されたエルドラージ/Eldraziの影響を数千年にわたって受け続けており、壁は面晶体/Hedronの表面の紋様を真似た不自然な岩石で覆われ、大気は古の怪物の音なき声に満ちていた。タクタクは恐怖したが、その悲劇的な愚かさに後押しされた勇気が、彼の足を動かし続けた。

タクタクは洞窟の壁と融合した巨大で強力な面晶体を発見し、迂闊にもそれに触れ、古のルーンのを作動させてしまった。闇のエネルギーが爆発し、彼の皮膚をバラバラに引き裂き、骨を粉々に砕いた――だが同時に、エルドラージの魔法の一部が解放された。遺跡の完全性を保つよう設計されていた罠は、今しがた失われたばかりのものを再構築し始めた。エルドラージの影響を受けた魔法が遺跡の部屋の壁から石を引き抜き、組み合わせ、今死んだゴブリンの複製を作り出そうとした。タクタクの断片的な精神と記憶が石の中に閉じ込められ、エルドラージの魔法の断片的な命令と混ざり合ったが、その二つは相容れないものだった。ゴブリンの姿を荒く再現した巨大なゴーレムが作られたところで、複製の制作過程は中止された。

「タクタク」が遺跡から帰還すると、部族のゴブリンたちは彼の新たな姿に驚き、心を奪われた。その恐るべき姿、不屈の勇気、素晴らしい石のアーティファクトでできた筋肉は彼らを驚嘆させた。彼は復活のタクタク/Tuktuk the Returnedと称されるようになり、部族内で最も有名な存在になった。そして彼が部族の長となったその日から、その部族はタクタク族と呼ばれるようになった。

[編集] 「目」での天啓/Revelation at the Eye

タクタクは部族のゴブリンたちに、面晶体や魔法の石をすり潰して食べることで強くなれると教えていた。だがザダ/Zadaは気づいてしまった――タクタク自身が、何よりも素晴らしい魔法の石だということに。タクタクはザダに食べられ、真にその生涯を終えた。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] 伝説のクリーチャートークン

  • 復活のタクタク/Tuktuk the Returned(探検家タクタクの能力によって生成される)

[編集] カード名に登場

ゼンディカー
タクタクの唸り屋/Tuktuk Grunts
ワールドウェイク
タクタクの潰し屋/Tuktuk Scrapper
ゼンディカーの夜明け
タクタクの瓦礫砦/Tuktuk Rubblefort

[編集] フレイバー・テキストに登場

エルドラージ覚醒
探検家タクタク/Tuktuk the Explorer
Jumpstart
ゴブリンの知識/Goblin Lore

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] 参考

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