ハングマン/Hangman

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|タイプ=クリーチャー ― 人間(Human)・悪人(Villain)
 
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|カードテキスト=ハングマンが戦場に出るに際し、6から8文字の単語を秘密裏に記録する。<br>(1):ハングマンをコントロールしていないプレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは記録された単語か、その単語に含まれていてまだ推測されていない文字を推測する。その推測が外れていたなら、ハングマンの上に+1/+1カウンターを1個置く。どのプレイヤーもこの能力を起動できる。<br>プレイヤーが記録された単語かその全ての文字を推測したとき、ハングマンを生け贄に捧げる。
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|カードテキスト=ハングマンが戦場に出るに際し、6から8文字の単語を秘密裏に記録する。<br>(1):ハングマンをコントロールしていないプレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは記録された単語か、その単語に含まれていてまだ推測されていない文字を推測する。その推測が外れていたなら、ハングマンの上に+1/+1カウンターを1個置く。どのプレイヤーもこの能力を起動できる。<br>プレイヤーが記録された単語かその全ての文字を推測したとき、ハングマンを生け贄に捧げる。<br>透かし:[[卑怯な破滅軍団/League of Dastardly Doom]]
 
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|アーティスト=Alex Konstad
 
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同名の言葉当てゲーム、「ハングマン」を開催する[[悪人]]。その内容とは{{Gatherer|id=439445}}にあるようにアルファベットを一文字ずつ推測し、[[コントローラー]]がどんな単語を記録したかを見破れば[[生け贄に捧げる]]ことができるというもの。
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最初は1[[マナ]]1/1と貧弱ながら、「[[Wikipedia:ja:ハングマン (ゲーム)|ハングマン・ゲーム]]」を行って、「ハズレ」が重なるほどに[[サイズ]]が上がっていく[[悪人]]。ただし単語を的中されてしまうと、[[生け贄に捧げる|自分が吊られてしまう]]
  
何はなくとも肝心なのは単語のチョイス。参考までに[[Wikipedia:ja:ETAOIN_SHRDLU|ETAOIN SHRDLU]]という言葉があり、これらに含まれない文字が多い方が望ましい。逆に[[X]]などマイナーな文字ならなかなか選ばれないだろうが、それを含む単語を記録していた場合候補が少なすぎて簡単に絞られてしまう、ということも。同じ文字を複数含む単語だとその文字を当てられれば弱いものの、それまではまともに推測すらできないため独自の強みがある。
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推測の機会は[[オールプレイ能力]]なので誰でも[[起動]]可能。序盤は[[コントローラー]]が[[サイズ]]を上げるために起動し、育ってきたら対処のために[[対戦相手]]が積極的に起動する、というのが基本的な流れになるか。下手をすればほんの少量のマナで対処されるという危険性もあるため不安定といえば不安定だが、[[あなた]]の語彙次第ではなかなか有力な[[マナ]]の注ぎ込み先になるだろう。
  
推測の機会は[[オールプレイ能力]]なので誰でも[[起動]]可能。序盤はコントローラーが[[サイズ]]を上げるために起動し、育ってきたら対処のために[[対戦相手]]が積極的に起動するだろう。不安定といえば不安定だが、[[あなた]]の語彙次第ではなかなか有力な[[マナ]]の注ぎ込み先になる。
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*マジック内で明確なルールがある別のゲームを始めるという点では、[[Spark Fiend]]の後輩に当たる。
  
[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]で登場する単語にも意外と有力なものは多い。[[クリーチャー・タイプ]]なら[[ゾンビ]](Zombie)や[[スフィンクス]](Sphinx)、簡単な文字が逆にトリッキーに働く[[アバター]](Avatar)や[[イフリート]](Efreet)なども興味深い。[[キーワード能力]]なら[[増幅]](Amplify)や[[暗号]](Cipher)辺りが狙い目。[[カード名]]から取るなら「Zephyr」([[西風のスプライト/Zephyr Sprite]])・「Voodoo」([[呪いの人形/Voodoo Doll]])なんかを選んでやれば、相手は頭を抱えるだろう。
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==ハングマン・ゲーム==
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英語圏ではない日本ではあまりなじみがないものの、[[Wikipedia:ja:ハングマン (ゲーム)|ハングマン・ゲーム]]は古典的かつポピュラーなゲームであり、基本的な戦略も存在する。
  
*一応使用する言語自体はどれでも構わないのだが、英語が推奨されている。ほぼ文字数が倍の日本語でもかなり難易度は上がるし、絞り込みが異様に困難な中国語なんかで始めたら日が暮れてしまう。
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アルファベットのうちよく使われる文字を知っておき([[Wikipedia:ja:ETAOIN_SHRDLU|ETAOIN SHRDLU]]を参考)、隠す側はそれをいかに避けた単語を選ぶか、見破る側はそれらをいかに指定して単語を絞り込んでいくか、というのが駆け引きの基本となる。また逆に、[[X]]やQなどのあまり使われない文字のほうにも、指定する側はたいてい空振りになるのであまり指定したくないが、逆に当たれば単語を絞りやすくなる、という駆け引きが生まれる。また同じ文字を複数含む単語にするのも定石のひとつで、ひとつ当てられてしまうと一気に見破られる危険があるものの、それまでは当たりづらさと推測されにくさで混乱させやすいという利点がある。
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[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]で登場する単語にも意外と有力なものは多い。[[クリーチャー・タイプ]]なら[[ゾンビ]](Zombie)や[[スフィンクス]](Sphinx)、簡単な文字が逆にトリッキーに働く[[アバター]](Avatar)や[[イフリート]](Efreet)なども興味深い。[[キーワード能力]]なら[[増幅]](Amplify)や[[暗号]](Cipher)辺りが狙い目。[[カード名]]から取るなら「Zephyr」([[西風のスプライト/Zephyr Sprite]])・「Voodoo」([[呪いの人形/Voodoo Doll]])あたりもなかなか凶悪。
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*一応使用する言語自体はどれでも構わないのだが、英語が推奨されている。日本語などでも可能ではあるが、文字数がほぼ倍かつアルファベットと違い母音の指定で絞り込みができないため難易度が非常に上がる。絞り込みが異様に困難な中国語なんかで始めたら日が暮れてしまう。
 
**[[文字大魔術師の杖/Staff of the Letter Magus]]と違って単語自体はマジックにおいて翻訳されていないものでも構わないため、タイ語やアラビア語を選ぶことも可能ではある。即座に[[除去]]が飛んできかねないが……。
 
**[[文字大魔術師の杖/Staff of the Letter Magus]]と違って単語自体はマジックにおいて翻訳されていないものでも構わないため、タイ語やアラビア語を選ぶことも可能ではある。即座に[[除去]]が飛んできかねないが……。
*元のゲームではHangmanの名に違わず、推測が外れると首を吊られた人間の絵が一角ずつ描かれていく。放っておいたらそのうち[[敗北|死人が出る]]のはこちらも同様である。
 
*マジック内で明確なルールがある別のゲームを始めるという点では、[[Spark Fiend]]の後輩に当たる。
 
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:Unstable]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:Unstable]] - [[レア]]

2018年8月14日 (火) 16:42時点における最新版


ハングマン/Hangman (黒)
クリーチャー ― 人間(Human)・悪人(Villain)

ハングマンが戦場に出るに際し、6から8文字の単語を秘密裏に記録する。
(1):ハングマンをコントロールしていないプレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは記録された単語か、その単語に含まれていてまだ推測されていない文字を推測する。その推測が外れていたなら、ハングマンの上に+1/+1カウンターを1個置く。どのプレイヤーもこの能力を起動できる。
プレイヤーが記録された単語かその全ての文字を推測したとき、ハングマンを生け贄に捧げる。
透かし:卑怯な破滅軍団/League of Dastardly Doom

1/1

アーティスト:Alex Konstad


最初は1マナ1/1と貧弱ながら、「ハングマン・ゲーム」を行って、「ハズレ」が重なるほどにサイズが上がっていく悪人。ただし単語を的中されてしまうと、自分が吊られてしまう

推測の機会はオールプレイ能力なので誰でも起動可能。序盤はコントローラーサイズを上げるために起動し、育ってきたら対処のために対戦相手が積極的に起動する、というのが基本的な流れになるか。下手をすればほんの少量のマナで対処されるという危険性もあるため不安定といえば不安定だが、あなたの語彙次第ではなかなか有力なマナの注ぎ込み先になるだろう。

  • マジック内で明確なルールがある別のゲームを始めるという点では、Spark Fiendの後輩に当たる。

[編集] ハングマン・ゲーム

英語圏ではない日本ではあまりなじみがないものの、ハングマン・ゲームは古典的かつポピュラーなゲームであり、基本的な戦略も存在する。

アルファベットのうちよく使われる文字を知っておき(ETAOIN SHRDLUを参考)、隠す側はそれをいかに避けた単語を選ぶか、見破る側はそれらをいかに指定して単語を絞り込んでいくか、というのが駆け引きの基本となる。また逆に、XやQなどのあまり使われない文字のほうにも、指定する側はたいてい空振りになるのであまり指定したくないが、逆に当たれば単語を絞りやすくなる、という駆け引きが生まれる。また同じ文字を複数含む単語にするのも定石のひとつで、ひとつ当てられてしまうと一気に見破られる危険があるものの、それまでは当たりづらさと推測されにくさで混乱させやすいという利点がある。

マジックで登場する単語にも意外と有力なものは多い。クリーチャー・タイプならゾンビ(Zombie)やスフィンクス(Sphinx)、簡単な文字が逆にトリッキーに働くアバター(Avatar)やイフリート(Efreet)なども興味深い。キーワード能力なら増幅(Amplify)や暗号(Cipher)辺りが狙い目。カード名から取るなら「Zephyr」(西風のスプライト/Zephyr Sprite)・「Voodoo」(呪いの人形/Voodoo Doll)あたりもなかなか凶悪。

  • 一応使用する言語自体はどれでも構わないのだが、英語が推奨されている。日本語などでも可能ではあるが、文字数がほぼ倍かつアルファベットと違い母音の指定で絞り込みができないため難易度が非常に上がる。絞り込みが異様に困難な中国語なんかで始めたら日が暮れてしまう。

[編集] 参考

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