風に運ばれて/Borne Upon a Wind
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このターン、あらゆる呪文をインスタントプレイできるようになるキャントリップ付きインスタント。
インスタントプレイを許可するキャントリップという点では急かし/Quickenに似ているが、重い分ターン中持続+カード・タイプの制限なしと効果の自由度が高まっている。これにより、終了ステップにプレインズウォーカーを唱え相手の攻撃や除去を受けにくくするなど、急かしでは不可能なプレイングが可能。
ターン中持続する性質を活かすならば、本来ソーサリー・タイミングでしか行えないコンボを対戦相手が隙を見せたところに捻じ込むという使い方が考えられる。特に統率者戦では他のプレイヤーのコンボに妨害を吐き切ったところを狙うのに最適である。似た性質を持つ出現領域/Emergence Zoneと比べると、固有色が限定されマナ基盤にもならないが、より奇襲性が高いのが強み。
タイムレスの全知実物提示教育ではインスタント・タイミングでコンボを決める手段として採用されることがある。全知/Omniscienceへの除去に対応して唱えコンボを開始すれば実質的に除去を1枚無力化することが可能。ミラーマッチの対策にもなり、相手の実物提示教育/Show and Tellでこちらが全知を設置した際そのまま相手ターン中にコンボを開始できる。
ストーリー
「王の帰還」の一幕(イラスト)。
灰色の軍勢によってウンバール/Umbarの海賊を撃退したアラゴルン/Aragorn達は、海賊たちの船を奪ってアンドゥイン川/Anduinを遡ってミナス・ティリス/Minas Tirithへと急いだ。既にペレンノール野の合戦は始まっており、彼らは間に合わないかに思えた。だが朝日と共に南風が吹き渡り、帆に風を受けた船団は合戦の場へ突き進んでいった。