砂塵破/Duneblast
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「最大1体まで」であるためノンクリーチャーデッキでも重い審判の日/Day of Judgmentとして使用可能だが、基本的にはミッドレンジやランプ系のデッキでこそ真価を発揮するカードと言える。特にサイズと除去耐性はあるが回避能力がないクリーチャーとの相性は良い。
7マナという重さは難点。また、先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremostなどのクリーチャーを並べることを推奨するカードとも噛み合わない。
スタンダードでは初期のアブザンミッドレンジでサイドボードに採用されることがあったが、より軽い命運の核心/Crux of Fateなどに次第に置き換えられるようになっていった。
開発秘話
このカードが誕生した経緯はFrom the Vault:Annihilationにまで遡る。当時このセットにはタルキール覇王譚の先行収録カードを入れる計画があり、緑の全体除去カードを見つけるのに苦労していた[1]担当者のGavin Verheyは、先行収録カードを緑にできないかとMark Rosewaterに尋ねた。この提案は了承され、緑を含む全体除去であるこのカードが作られることとなった。
後に物流上の問題を引き起こすとして先行収録カードの計画は廃止されたが、このカードを気に入っていたMarkは、これをそのままタルキール覇王譚のファイルに残した[2]。
脚注
- ↑ A Look Inside From the Vault: Annihilation(Internet Archive)/『From the Vault: Annihilation』の内幕(Daily MTG、Feature、文:Gavin Verhey、訳:矢吹哲也)
- ↑ Prose and Khans, Part 1(Internet Archive)/カン否両論 その1(Daily MTG、Making Magic、文:Mark Rosewater、訳:米村薫)