石断ちの稲妻/Stonesplitter Bolt
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インスタント
協約(この呪文を唱えるに際し、アーティファクトやエンチャントやトークンのうち1つを生け贄に捧げてもよい。)
クリーチャーやプレインズウォーカーのうち1体を対象とする。石断ちの稲妻はそれにX点のダメージを与える。この呪文が協約されていたなら、代わりに、これはそのパーマネントにXの2倍の点数のダメージを与える。
除去専用のX火力。プレインズウォーカーも狙え、協約で効率を倍に出来る熱光線/Heat Rayの上位互換。
対戦相手を狙えないのはやはり痛いが、協約した場合の効率はかなり良好。インスタントということで隙を小さく、かつ少なめのマナで小型クリーチャーからファッティまで対応できる汎用性の高さが売り。エルドレインの森に収録されている範囲でもシナジーを形成するカードは複数存在しており、紅蓮鎚、イモデーン/Imodane, the Pyrohammerと組み合わせることで対戦相手も焼ける他、変わったところでは自分のもつれる群体/Tangled Colonyに高威力で打ち込み、凄まじい数のネズミ・クリーチャー・トークンを生成するなんてことも出来る。
協約を利用する場合、カードとして存在するアーティファクトやエンチャントを用いると2:1交換になってしまう。できるだけトークンを安定して生成できるように意識して組み込みたいところ。
- コストを宝物で払う場合に注意が必要。マナを出すのか協約で支払うのか明言しないと威力に差がでるので言い争いの火種になりかねない。
- 例えば、ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator相手など、意図的に威力を抑えたい場合(5点か8点かで大違い)が顕著となる。
ストーリー
新ファイレクシア/New Phyrexiaの侵攻が終結した後、荒廃したエルドレイン/Eldraineではイモデーン/Imodaneが略奪行為を繰り返していた。ウィル・ケンリス/Will Kenrithは彼女の暴挙を止めるべく決闘を申し込むが、イモデーンの猛攻にウィルは追い詰められる。その様子を見ていたローアン・ケンリス/Rowan Kenrithは片割れを――両親のように――失うのではないかという恐怖、怒り、悲しみに襲われ、身体の内から沸き上がった膨大な魔力を稲妻として解き放った(イラスト)。それは山に巨大な亀裂を刻み付け、誰もが彼女に怯えた……自分の片割れでさえも[1]。
脚注
- ↑ Wilds of Eldraine | Episode 1: Pure of Heart/第1話 純なる心(Magic Story 2023年8月3日 K. Arsenault Rivera著)