剣呑な交渉/Sword-Point Diplomacy
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Sword-Point Diplomacy / 剣呑な交渉 (2)(黒)
ソーサリー
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上からカードを3枚公開する。それらの各カードにつきそれぞれ、いずれかの対戦相手が3点のライフを支払わないかぎり、そのカードをあなたの手札に加える。その後、残りを追放する。
ライブラリーの一番上から3枚を公開し、対戦相手に1枚ずつライフを3点支払うか手札に加えるのを許すか選択を迫るソーサリー。怒鳴りつけ/Browbeatの亜種。
3マナにして9点のライフロスあるいは3マナ3枚ドロー、と言えば派手だが、対戦相手に選択権があるカードであるうえ、選択が1枚ごとにできるという点が最大のネック。有用なカードだけを的確に追放され、どうでもいいカードは無視されてライフを温存される。3枚とも優良カードであった場合には対戦相手を悶絶させることができるだろうが、そううまくはいくとは限らない。
ある程度優勢な状況、特に対戦相手のライフを削っているかクロックによって圧迫できているタイミングで使うのが最も効果的であり、まさしく下記の#ストーリー通りに敵に剣を突き付けた状況で使うのが望ましい。アグロなどの積極的に攻めて押し切る戦略のデッキに適していると言えるだろう。ただし、逆に不利な状況ではあまり当てにならないカードでもあることに気を付けたい。
- 土地はたいていの場合引かせてもらえるので、「土地を引くオマケでたまにライフを削れる」くらいの感覚でもあながち外れていないだろう。
- 弾かれるだろうと予想したカードを引かせてもらえたとしたら、それはこちらが思っているほどそのカードは対戦相手にとって脅威ではない(対処方法がある)ということである。そういった情報で対戦相手の手札や次の戦略を推理できる点もプレイングに活かしたい。
ルール
- あなたは、対戦相手が各カードにライフを支払うかどうかを選択する前に、3枚のカードをすべて公開する。
- 多人数戦では、カード1枚ごとに、各対戦相手がターン順にライフを支払うかどうかを選択し、全員の選択が終わってから次のカードに進む。この手順を行うカードの順番はあなたが決める。対戦相手は選択する前に話し合ってもよい。対戦相手は、自分の選択を行うときに、自分より前の順番の対戦相手が行った選択を知っていることになる。
ストーリー
このカードに描かれているのは、薄暮の軍団/The Legion of Duskの吸血鬼/Vampireが鉄面連合/The Brazen Coalitionの海賊に剣を突きつけながら、財宝を差し出すよう要求している場面(イラスト)。
- 「at sword point」で、「剣を突きつけて、武力で脅して」という意味の成句。日本語版の「剣呑(危険な感じがするさま、不安を覚えるさま)」はやや意訳だが、あえて「剣」を含む単語を選んだものと思われる。
- フレイバー・テキストは脅されている海賊の台詞。普通なら「宝は差し上げますので、命だけはご勘弁を!」とでも言うところだが、吸血鬼の存在するイクサラン/Ixalanでは事情が異なるようだ。
「お望みなら私の血は差し上げます。この黄金だけはご勘弁を!」